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40代、会社勤めの生存戦略

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これまでしてきた仕事や日々の生活を通して感じたこと気づきを言語化するチャレンジ
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記事一覧

コラボレーションは普遍的な価値なのでは?

コラボレーションは普遍的な価値なのでは?

たまたま10年くらい前の洋楽を聴いた。
あの頃好きだった曲たちを見直すとすると、個と個が混じり合い、新たな価値を作ろうとしていた時代だなと思う。

当時は音楽業界に限ったことと思って見ていたが、このようにコラボレーションをすることで個人では到達しきれない価値を生み出して、お互いのファンに新たな魅力を提示するのは、マーケティングではもしかしたら王道な手法なのではないかと思い出した。

思い返すと、例

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京都市に高さ規制の緩和は必要か

京都市に高さ規制の緩和は必要か

京都市で、若い世代や企業を呼び込んで財政難の市の税収確保にもつなげようと、一部の地域で高さ規制の緩和を検討する有識者会議が行われたという。

それを受けAbema Primeでは賛成派と反対派の議論が行われた。

30代で京都市内へ流入し、その後流出した僕個人としては、住み心地はわかるし、観光業に携わってきたので、景観の大切さも実感している。

そのうえで、規制緩和をするべきかというと、「した方が

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「なぜ“今どきのオジサン”は『Z世代』に優しいのか」に対するコメント

「なぜ“今どきのオジサン”は『Z世代』に優しいのか」に対するコメント

この記事に対して、NewsPicksでこのようにコメントした。

時を同じくして、日経テレ東大学の田嶋陽子氏出演回を見たけど、つくづく昔の男性は、自分のことばっかりだったなって思う。
妻も子供も部下も二の次で、全部自分のことばかり。

こちらのコメント欄には、やっと時代が追いついてきたというのがあったけど、本当にそうなんだろうなと思う。
田嶋氏が同じこと言っていても、昔は面白おかしく編集していただ

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「これより民主主義のアップデートを開始します」

「これより民主主義のアップデートを開始します」

2021年11月16日にNewsPicksが開催した大型ビジネスカンファレンス「WestShip」内で、成田悠輔氏に実施した公開インタビューが公開された。

話されている内容は成田悠輔氏フリークなら、もう何度も聞き、著書でも触れられている内容だ。

印象的だったのは、冒頭の「これよりプレミアムセッション『民主主義のアップデート』を開始します」という会場のナレーションが、「そこで今日は皆さんに、ちょ

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逃げ場のない中高年

逃げ場のない中高年

今から20年前、私が就職した頃、周りの大人の上がりポジションと言えば、その会社の管理職や子会社の役員にになることであり、職場の出世が望めない人は大学教員になったり、中小企業診断士をとって独立するなどであった。

最近、下記記事が上がってきていたから驚いている。
現在でも多くの人が、これらを人生の選択肢として考えているのだ。

この流れは、中高年が現在の先行きが見えない社会や会社に対する回避策として

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価値がまだないものをいかに売るか

価値がまだないものをいかに売るか

新規事業を担当するものの悩みの一つとして、成長とマネタイズをいかに両輪で実現するか、があげられると思う。

本来ならしっかりと時間と金をかけて、成長するまで待ちたいところだが、出資者や決裁者が待ちきれないことも多々あり、早めのマネタイズの見通しを求められることは往々にしてある。

まだ提供価値が不十分な状態であっても、営業をしないといけない時に大事だなと思ったことがいくつかあるので、記しておく。

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サイバーエージェントは本当に21世紀を代表する会社になるのではないかと思った件

サイバーエージェントは本当に21世紀を代表する会社になるのではないかと思った件

日経テレ東大学を見ていたら、またサイバーエージェントの名前が出てきた。

東京大学の小島武仁教授とマッチング理論に基づいた保育園の受入改善を行政に働きかけているのだという。

サイバーエージェントは1998年に創業して、当初は若く、勢いのある印象だった。
広告代理店業だけではなく、ブログに、ピグに、動画に、ゲームに、といろんなことを流行りものとしてやっている印象の方が強かった。
だが、その一方で創

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生け花の概念をどう変えるか

生け花の概念をどう変えるか

生け花をしている人と話をした。
コンテストに参加したら、写真的な表現に慣れているため、作った作品を2次元であると評価され、奥行きを持たす3次元の表現の必要性を講評されたそうだ。

一方で、生け花という世界は、担い手が減り、技術のレベルも昔ほどではないという話を聞いた。

その話を聞いて、あらゆる業界が、テクノロジーの進化に合わせて、新たな領域へとその到達点が達しているのに、華道は過去にも到達しない

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コミュニティはライフライン

NewsPicksでとても刺さる動画があった。
YAMAPの創業者 春山慶彦さんへのインタビューだ。

その中で彼は、コミュニティをライフラインと表現していた。

今、日本で起きている「孤独感」や「疎外感」、そして将来に対する不安、他の年代への理解のなさや尊敬の足りなさなどは、全てここに起因しているのではないかなと思う。

一つのことを中心に年代を超えてリスペクトしあえるということでは、下の動画で

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あなたは小鳥さんになれますか?

あなたは小鳥さんになれますか?

「ユニコーンに乗って」というドラマがある。

起業、女性活躍、リスキリング、中高年の転職、教育のデジタル化など今の政策課題をできる限り詰め込みました、的なドラマだ。

若い女性社長と転職してきた元銀行支店長を中心とした恋とサクセスストーリーが相まった、テレビの王道スタイルを今っぽくみせているのが特徴だ。

最近このドラマについて、褒め称える記事があり、こんなふうにこのドラマを捉えていた。

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「昭和レトロ」ブームの先

「昭和レトロ」ブームの先

「昭和レトロ」ブームが続いている。

色々な背景があるが、1番は

てして、そこへの憧れがあげられると思う。

ただこのようなブームと接するときはただ単に乗るだけではなくて、その先に何が待っているか、を考える必要があるなと思う。
少し前には、テレビを中心に「日本礼賛」ブームというのがあった。

その結果、反動で今の閉塞感にもつながっていると思う。

となると、今回もあまりやりすぎると、例えば世代間

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Is Content alone King?

Is Content alone King?

"Content is King"という言葉はビルゲイツの言葉として、有名だ。
その意味は、インターネットでは、テキストだけでなく、画像、音声、動画などあらゆるコンテンツが、安価に誰もが配布できるようになるから、コンテンツが王様になるというものだ。

これは普遍なものかと思っていたが、やはり違うかもと思うことが最近起き始めていた。なぜ違うのかなと思った背景としては、圧倒的にコンテンツの量が世の中に

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夏の高校野球をアップデートするには

夏の高校野球をアップデートするには

先日、高野連に夏の甲子園の酷暑対策について、インタビューをしている記事があった。

夏の暑さが問題の1つになっており、将来的に朝と夕に試合を挙行する「2部制開催」を検討しているという。
だが、これもブラスバンドの応援や場内アナウンスの近隣住民への配慮が必要で、そう簡単にはいかないらしく、検討段階から進んでいないそうだ。

また、「甲子園でなく京セラドームで開催すべき」という意見に関しては、『夏の甲

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まだ日本の消費は拡大している

まだ日本の消費は拡大している

円安が進んだ先々月、下のような記事を書いた。

先ほど、WBSを見ていたら、米国の直近の雇用統計の数字は予想を上回り、失業率は3.5%に留まっているとのこと。

予想よりも、景気が後退をしていていないそうだ。
翻って日本。6月に書いた下の記事でも取り上げた日銀の消費活動指数(下記リンクの中ほどExcelを参照)は、まだまだ拡大路線にある。

つまりあの時、悲観していた人たちや世論を展開していた人た

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