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ドラマ『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』と双極症

ドラマ『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』と双極症

NHKのドラマ『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』第2話を観ました。

双極症(双極性障害)がテーマとなっていました。

気持ちが昂り、怒りにとらわれて止められなくなったり、かと思えばプツンと途切れて泥のように眠り、虚ろな目になったり

少し前の自分を思い出してつらくなるシーンもあったけれど、
あたたかく、救いのある瞬間もたくさんあったな。
観てよかった。

観終わったあと、母が
「長生きしようね。

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あなたのための短歌集

あなたのための短歌集

休職をしてすぐの頃、息をするのもしんどかった頃。

知人がある本の存在を教えてくれた。

依頼者からメールで届くお題をもとに作者が短歌をつくる。それを封書にして依頼者へ届けたものをまとめた一冊。

文字なんて読めないと思っていたのに、渇いた心がごくごくと一文字一文字を吸収していくのがわかった。

 

一首一首があたたかく、私のために詠まれたかのような短歌たちだった。

今でも時々ひらいては、栄養

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通院日の記録

通院日の記録

いつも受診の時までに、スマホにメモをしておく。今回は話すことが多かったので、印刷して先生にも渡した。

メモの内容

8月の2、3週目に出かける用事が何日か続き、とても疲れた。そのためそれ以外の日は昼寝ばかりしていた。体も重かった。昼寝せずにいられない感じ。気持ちも落ち込んだ。

手伝いをしている母の店が8月中は夏休みだったため、「他の人達は働いているのに自分は働いていない、何もしていない」と情け

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動いたら、休む。

動いたら、休む。

予定が続き、その疲れが出た。昼寝を挟まなければ動けない日々。
いや、昼寝を挟んでも動くのがやっとな日々。

あまり得意ではないのに大きな音の鳴り響くイベントに参加して夜まで過ごしたり、疲れが出ているのに外出が重なったりしてしまった。

動いたら、休む。
休むところまでセットにして予定を組むこと。

動いて、あとから疲れ切って、休むというパターンよりも、

動いている中でも、こまめに意識的に休む。

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双極症(双極性障害)とドラマ

双極症(双極性障害)とドラマ

8/31(土)22:00から、全3回のドラマがNHK総合で始まるみたい。両親が教えてくれた。
第2回では双極症(双極性障害)が取り上げられるとのこと。

それに先立って、NHK総合で8/26(月)23:00に、関連番組「がんばりすぎないで。」の放送もあり、気になる。

どちらも録画して観てみよう。

気分はだいぶ回復した。
いつもちゃんと通り過ぎるってこと、覚えていたい。

くるりの奇跡を聴きながら

くるりの奇跡を聴きながら

くるりの奇跡をひたすら聴きながら、
手紙を書いた。

いつもすこやかで居てほしいひとに、手紙を書いた。

ひとの弱さを、いつもささやかな優しさで撫でてくれるひと。

名前のつかない感情に、名前をつけてくれたり、名無しのまんまで愛してくれるひと。

どうか今日もすこやかに。

最後のおやすみ、いってらっしゃい

最後のおやすみ、いってらっしゃい

我が家では、「おやすみ」「いってらっしゃい」「おはよう」「おかえり」のあいさつが、いつも聞こえる。

特に「おやすみ」と「いってらっしゃい」には重みを感じる。

これが最後の「おやすみ」や「いってらっしゃい」になるかもしれないことを、知っているから。

最後の「おやすみ」や「いってらっしゃい」を2度も経験してしまっているから。

離れて暮らしていた兄たちの時は、別れ際の「おやすみ」「またね」が最後

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3人以上の集まりへの苦手意識

3人以上の集まりへの苦手意識

仲の良い4人組で集まった。もちろん楽しさはある。

でも、他の3人で話している所に自分だけ入れないことが時々あったり、ひとりひとりに気を遣ったりがあるので、少し疲れてしまった。(他の3人は同じ職場で、私だけ異なるというのもある)

その中の一人が、私と一対一で居る時と、4人で居る時では感じが違うのも少し気になってしまった。

3人組での集まりの時も、他の2人の会話に入れないことが多く、なんだか楽し

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認知のゆがみ10パターンについて

認知のゆがみ10パターンについて

カウンセリングを受けていた頃に、心理士さんが一枚の紙を手渡してくれた。

このリストを読んだ時、「私のことが書いてある…!」と、目からウロコだった。

自分の認知がゆがんでいると気づけたことで、「あ、今『べき思考』になってるな」「また白黒思考だ」と

その時々で自覚できるようになった。

その後、自分でも調べてみて、わかりやすいサイトを見つけた。

このサイトの中にあった、「認知の歪みシート」を印

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「双極性障害」と「働くこと」について

「双極性障害」と「働くこと」について

自分の脆さを自覚してから、働くことへの恐怖や不安を常に覚えるようになった。

何事においても、スタートで頑張りすぎる自覚がある。その勢いで軽躁状態に。しばらくするとキャパオーバーになり、その後はうつ状態へ。そして自責の念で頭がいっぱいになる。

これの繰り返し。

こうなるのが怖くて、はじめの一歩を踏み出すことさえできなくなってくる。「働くこと」が敵のように思えてくる。

双極性障害とうまく付き合

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私のコーピング(ストレス解消)リスト

私のコーピング(ストレス解消)リスト

コーピングリストとは、ストレスを感じた時のための、自分用ストレス解消マニュアルのようなもの。

私はこれを単語帳にまとめている。しんどすぎて頭が回らないときでも、パラパラとめくれるようにしてある。
それをnoteにもまとめてみようと思う。

巡り巡って、いつかの誰かに寄り添えたなら、いいな、うれしいな。

その時に安心できる人と話す、会う。

水/お湯を飲む

窓を開けて換気する/外の空気を吸う

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病気に主導権をにぎられている

病気に主導権をにぎられている

今の私は、双極症に主導権をにぎられている。

後になって落ちるのが怖いから、誘いを断る。出来そうなことを諦める。無理をしないように自分を抑えて抑えて生活する。

期待や希望を持たないように、日々を生きる。

いずれ落ちないために、今のうちに低いところで息をして生活をしておく。

虚しい、毎日がとても虚しい。

そんなことをしている割には、時が来れば、あっさりと落ちる。

すべてを終わらせたい気持ち

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壊れる前の自分と今の自分

壊れる前の自分と今の自分

壊れてしまう前の自分と、今の自分、色んなことが大きく変わった気がする。

性格、考え方、働き方、生き方。

「努力しなきゃ」「頑張らなきゃ」が無くなった。「まあいっか」を口にすることが増えた。

白黒思考はグラデーションが付き始めて、0でも100でもない答えを出せるようになってきた。

仕事は、自分が楽に、無理なくできる範囲のことだけに手を出して、その他のことは周りの人に任せるようになった。

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仕事に行けなくなった日から1年が経った

仕事に行けなくなった日から1年が経った

1年前の今日。

仕事に行けなくなった。

急にではなく、色んなことが積み重なって、限界だった。「もう自分の力だけじゃ無理だと思う。専門家に助けてもらいたい。」と親に電話をした。

実家で療養して、病院へ行って、最終的には双極症ですと言われた。
自分のせいじゃなく、病気のせいにできることに、ほっとした。

今までの生きづらさに名前がついて、しっくりきた。

これからは助けてもらえる、対処法がわかる

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