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寓話的マヌルネコとの対話⑵
マヌルネコは毛繕いを始めた。
普通の猫みたいに前脚で顔を洗っている。
「わしも元は人間だったんじゃ。
死後、この種類の猫になぜか入り込んだ。
その個体が死ぬと次の個体へ。
大体は子供の個体に移ってきた。
この個体には8年くらいかのう。
父親がこの国に移送されたので、わしもここへ来た」
「じゃあ、前はどこの国に?」
「唐と呼ばれる国じゃ」
「唐?! それってすごい前ですよ。えーっと、ざっと1200
無料の娯楽を浴び続ける僕らは
どこへ行くんだろう
ひたすらコンテンツを消費する享楽乞食と化すのかもしれないね
多様性を否定する多様性すら否定されてることに気づかぬまま
風の時代とか言われてふわふわ自我だけが肥大するのかもしれないね