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気づき帖2(160920~)

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日々の生活の気づきの備忘録その2。
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#企画

人の意見を聞ける人格

ひとりで企画をずっとずっと考えているうちにだんだんと、これは果たして面白いのだろうか?通用するのだろうか?と不安になって、人に意見を聞いてみたくなることはよくある。でももっとよくあるのは、自分からその人に意見を求めておいてその聞いた相手が、経緯を知らないことをいいことに好き勝手意見をしてくることに腹が立つことじゃないだろうか。

「その可能性はもう考慮に入れたよ」
「それができないからこうしてるっ

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ゲシュタルトの向こう側

ゲシュタルトの向こう側

会社のサマーインターンで今週はずっと、大学生の皆さんがゼロから1を生み出そうと苦しみながら考えて手を動かし続けている、その「ずっと」を横で見ている。自分がわが事としては何度も経験したその行為だけど、人がそれをやっていることを隣からある程度以上の時間、観察することって実はそんなに機会がないことなので、それ自体にいろいろ発見があるなあと思うわけです。

「〇〇をやりたい!」
「どんな人に届けたらいいん

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仕事が眠くて眠くて死にそうだったあの頃。

仕事が眠くて眠くて死にそうだったあの頃。

黒歴史の話を書きます。最初に一応断っておきますが、基本的にほとんど自分がいけないとほんとに思っていることを、思考実験として反対側面から書いてみているので、どこまでいっても、ごめんなさいと思ってます笑 新卒で前の会社に入って最初の一年間は本格的に使い物にならなかった人材だったと、今振り返ると恐ろしさとともに思う。気位ばかり高く動きは緩慢で、自分の興味と世界とをベン図の重なりを定義するかのように描き出

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チーズとクミンとオレンジワイン

チーズとクミンとオレンジワイン

自分にもひとつだけ、行きつけと呼べるレストランがあって、10回は通っていて、そこのお店の人々にはほんとによくしてもらっているのですが、何しろやっぱりソムリエさんが最強だと思うわけです。知識の量、物腰の柔らかさ、そしておいしさへの偏執的な深堀具合。こないだ、チーズを頼んで出てきたものと、それとは別で頼んだオレンジワインと、そのふたつがそろったのを見ておもむろにクミンシードを小皿に入れてもってきてくれ

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(仮)禁止令

(仮)禁止令

企画の仕事をしているとよく目にする(仮)。まだ提案まで時間がある段階でのミーティングの資料とか、あとネーミングものの末尾によくおかれがちなやつで、なんとなく、そんなに責任重大にならずに生煮えのものをひと様にお出しするときの予防線というか、言い訳先出しというか、そういう効果効能なのだけども。

==

あるミーティングでクリエーティブの先輩が「(仮)は禁止にしよう!とっちゃおう!」といって、その

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新しくシンプルに真心をもって、企画。

新しくシンプルに真心をもって、企画。

自分の所属しているプロジェクトが毎年実施している、サマーインターンシップ。今年も実施と相成りまして、これまた今年もトップバッターの講師として、意欲にあふれる大学生たちに、おこがましくも「企画」について、概論をお話させていただきました。みんなマジメで、でもマジメなだけじゃなくてちゃんとやんちゃで、こののちどの道に進んだとしても楽しみでございます。時間が無くなってしまって、あまりフィードバックをちゃん

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サンクコスト健康法

サンクコスト健康法

親不知でしばらく運動できなかったのだけど、なんとかジムに行って久々のトレーニングをしたあと、渋谷をうろうろする中で、なんだか体が欲したのか、アサイーバナナスムージーとかいう女子力の高いものを飲んでしまい、その流れのまま寝かせ玄米の弁当を夕飯用に買って帰った。やっぱり体を鍛えると、その苦労を無駄にしたくないという意識が働くのか、食事も意識高い系になるね、っていう典型的すぎる行動を知らず知らずにとって

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文章を書くことは、自分を知る訓練です。

文章を書くことは、自分を知る訓練です。

最近割と、僕が暇そうにnoteをせっせと書いている件についてリアルライフで突っ込まれることが増えてきていて笑 「どこ目指してんすか」とか、「どーいう心境で書いているんですか」とか、なんか結構、どうやら不思議な行為らしい笑

なんで書いているかと言われるといくつか理由はあって、振り返ればブログ黎明期からいろいろお引越しを繰り返したり休眠期間もあったりしながらもう12年くらい、ネットに何かしら文章を公

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文化的資本list 5月の巻 ~時代の切り取り方について~

文化的資本list 5月の巻 ~時代の切り取り方について~

「文化的資本」遊びの5月。自分がその1か月で見聞き体験した「文化的なモノコト」をリストにして、点数(CP=カルチャーポイント)を可視化していくというもので、その月の自分の文化度を振り返るクセづけをすることでインプットを楽しく充実させて、しかもほかの人とシェアラブルにしていくっていう試みです。

5月のヨシダの文化的資本list

過去映画をGWに見まくった貯金が利いて、何とか100点越えしたものの

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「根拠のなさ」の強さについて

「根拠のなさ」の強さについて

こないだ、縁あって一緒に飲んだ沼田くんが言ってたいい話。これはほんとにそうだなと思って。

自信には2種類あって、
「根拠のある自信」と、「根拠のない自信」なんすよ。
で、ほんとに大事で強いのって、「根拠のない自信」だと思うんですよね。

確かに、と思って。根拠があるということは、その根拠たる事実を踏んだ人同士では自信に「差がつかない」ってことで、残る自信の伸びしろは「根拠のないほう」ってこと

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「行く先」と「あり方」

「行く先」と「あり方」

何を目指してどこに向かっているのか、と。
そのためにどんな準備と仲間で、どんなアプローチをとるのか。

言い換えてみると、
どの島に行くのかと、
そのためにどんな船でどんな仲間とどんな航路をとるのか。

このそれぞれは、混ぜちゃいかんっていうことと、
「行く先をブラさないために、あり方は柔軟に変えよう」
ということが大事だなと、最近いろんなところで思います。

でも、多くの組織は、
「あり方を変え

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時代の輪郭の外側を見る

時代の輪郭の外側を見る

変化が早くて目まぐるしい時代だからこそ、
「そんな中でも変わっていないものが何か」を見る。

なんでもシェアな時代だからこそ、
「シェアしないことに価値があるもの」について考える。

何でも今すぐに効果が出ることがもてはやされる時代だからこそ、
「じんわり後から価値が出てくるもの」を大事にしてみる。

合理的で言語化できてわかりやすいものが流通しやすい時代だからこそ、
「なんだかよくわかんないけど

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文化的資本list 3月の巻

文化的資本list 3月の巻

コルクラボのチームメートであり、知の巨人でもあるJoeさんに薦められて始めた「文化的資本」遊び。自分がその1か月で見聞き体験した「文化的なモノコト」をリストにして、点数(CP=カルチャーポイント)を可視化していくというもので、その月の自分の文化度を振り返るクセづけをすることでインプットを楽しく充実させて、しかもほかの人とシェアラブルにしていくっていう試みです。ちなみにポイントは「自分が普段よく接す

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「考える」のが嫌い

「考える」のが嫌い

中学生の時、数学の夏休みの宿題で「数学にまつわる本を一冊読んでこい」というものが出た。数学っていったら文字の世界ではなく数字の世界だと思っていた当時の自分を振り返ると、そこであえて文字の世界からの視座を与えようっていう宿題のセンスもイケてると思うけど、そのときたまたま選んだ、数学者/大道芸人のピーター・フランクルの本(もはやタイトルも思い出せない…)の中に、いまだにたまに思い出すことが書いてあって

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