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Lush and Slow +Plus

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Lush and Slow +plus 当店が発信する、日々のあれこれをまとめたマガジンです。
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#エッセイ

きっかけ

きっかけ



 昨日、花を買い部屋に飾りました。ただそれだけのことなのに、部屋に灯りを点した様に嬉々とした気持ちになりました。小さくて淡い色の花。でもわたしに与えてくれるエネルギーは想像以上でした。

 飾ったら、周りにゴタゴタ置いていたものたちを自然と片付け初め、想定外の掃除ができました。きっかけって意外なところに転がっているんだなぁ、と感じます。

 YOGIティーをご存知ですか?わたしは詳しくないので

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明日は明るい

疲れてしまったわたしは少し立ち止まってみた。そしたら見えていた世界がすごく早く流れていて、わたしはそこに立ち尽くしてしまった。

でも、もう少し立ち止まって周りを見渡せば、わたしのようにゆっくり、不器用ながらも前を向いて歩こうとしている人が沢山いることも分かった。

わたしは自分が思うほど立派でも、駄目でもない。きっとどんな人にも光と影、晴れの日と土砂降りの日があって、それが日常なんだ。日常に飽き

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不調と身体

不調と身体

 最近、胃がキリキリ痛むことがある。元々胃が丈夫なわたしには珍しいことで、身体の内側の不調のサインかもしれない。まぁ、食べすぎとか、食材が噛み足りなくて胃に負担をかけてるという単純なことかも知れない。

あまり噛まないで食べ物を飲み込む癖が、小さい時から直らなくて、歯医者でも注意されている。噛まないと唾液の分泌量が減り、口内の細菌が殺菌できず虫歯になりやすいからだ。

そろそろ自分の身体を労ること

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変わらない強さ

 「うまくいかない」「つらい」「なぜわたしは、こんな人間なんだろう」。
調子の良い時と悪い時の波が激しいわたしは、時折こうしたマイナスのマインドの波に飲まれます。

 そして、「変わろう」とします。でも、振り返ってみると、その前後、右往左往したわたしの感情を無視した様に、わたしの肉体や脳みそ、細胞は変わっていません。はぁ。人間ってそう簡単に変われないものか、とため息がもれます。

 一方で夫とはと

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友人のぬくもりと風を感じて

思えば沢山の土地に移り住んできました。幼少期から、学生時代、結婚した後も合計したら今まで10回近く引っ越しを経験してきました。故に、幼なじみと言える友人はおらず、必然的に浅く広く、知り合いがいるような人生を過ごしています。そうは言っても、その土地その土地で深くお付き合いさせてもらい、引っ越したあとも変わらず親しくしている友人もいます。先にお伝えしたいのは、わたしは言うほど友人が多いわけではありませ

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香りで蘇る幼少の記憶

香りで蘇る幼少の記憶

 懐かしい香りに、突然出くわすことがある。よくあるのは、小学校の給食の匂い。給食の匂いと言うと曖昧だが、給食を作ってる厨房の匂いかしら。レストランや喫茶店とは違う、なんとも言えない香りがある。

 懐かしい匂いに出会うと途端に、もうおぼろげなはずの記憶が、ぐわっと頭を駆け抜ける。もう一生会えないはずの友人達が、鮮明に浮かんでくる。そんな時、甘酸っぱい、いやほろ苦い断片的な思い出が脳裏に浮かび、そん

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生きることも死ぬことも日常

生きることも死ぬことも日常

 大きな期待を自分にしてしまいがちな私。でも最近は、そんな自分がいずれ「がっかり」してしまうのが目に見えるので、少しワタシに対して諦めを抱くようになりました。

 瞑想をするのが日課になっていますが、その中で少し気づきがありました。私はワタシが決めたルールの中で、苦しみ、もがき、挑戦して、時に喜び、時に悲しくなる、、、。そんな繰り返しを過ごして来ました。でも、ワタシはただこの世界の日常にふと産まれ

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凛とした人

凛とした人

 街で見かける、凛とした空気を纏う人。別の表現をすると「颯爽とした雰囲気」の人。こんな人に出会うと、ついつい丸まっていた私の背筋がつんと伸びて、いつのまにか気持ちの良い足取りで闊歩できるようになる。

 さわやかな風を感じて歩く。凛とした人にみる共通点はなんだろうか。友人にもそんな人がいる。仕事、生きることへのほのかな、でも力強い情熱と、一方で去り際の潔さ。

 一期一会を大切にして、人間関係の距

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きっと暮らしは程よくが良い

きっと暮らしは程よくが良い

 秩序と無秩序が入り混じる毎日に、わたしはいつも安堵する。ダイエットに勤しむ時も、糖質カットとか、ノンシュガーと言ったちょっと苦しい制限はわたしに向かないようで。

 絶対こうしよう、と意気込んだものの気づいたら続かなくなっていることが相当ある。でもその反面、本当に好きなことや、あまり決め込まずにいることはぼちぼちと続いていたりもする。

 丁寧な暮らしたる生活に憧れるものの、わたしにはなかなかで

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オシャレは自分のために

オシャレは自分のために



 少し暖かい日も増えてきましたね。冬は長かったなぁ、と毎年この時期思います。特に今年はこういったご時世ともあって、一層そう感じる気がします。

 だからといって冬は嫌いではありません。わたしは服が大好きで、(とはいえ自他認めるようなお洒落さんなわけではありませんが)自己流オシャレが大好きです。冬のファッションは楽しい!ブランドは問わず、気に入ったものは少しずつ買い揃えて、シンプルなものや、華や

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もう一人の自分へ

もう一人の自分へ

 どこかの国、いつかの時代に、自分とまったく同じ環境、境遇のわたしがいると想像してみる。その人は、わたしが心配したことと同じことを心配し、安心し、笑い、泣き、ただ過ごしている。

 きっといる。そう思ってその人に心でエールを送る。するとその人は少し励まされて平穏を取り戻す。具体的にもう一人の自分のイメージを膨らませても面白いかもしれない。

 朝から頭痛で体調がすぐれなかったわたしは、きっと今もう

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お花

お花

 自宅で過ごすことが増えて、少し趣味が増えました。

 切り花を飾ること、ドライフラワー作りも習慣になったら嬉しいな。

 今までお花ってもらったことはあっても、自分のために選んだりなんてしたことありませんでした。だれかに選ぶブーケも良いけど、自分に選ぶ切り花もいいな、と思いました。

 ちょっと贅沢な趣味な気がしますが、、、。小腹が空いたら食べていた分、お花を買って「フラワーダイエット」なんて、

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不安との付き合い方

不安との付き合い方

 早く目が覚めて、夜風に当たってみた。まだ外は暗く街灯が点々と灯される中、歩いている人もいた。不安感に襲われることが以前とても多かったのだけど、最近はだいぶ変わってきた。

 マイナスの感情の渦に飲み込まれない様に、負の思考が始まったら、「あ、また来た」と遠目で自分を見つめる。斜め上後ろくらいに自分を映すカメラがあると想像して、そこから自分の姿を見ているような意識に持っていく。 

 どうやら人の

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朝

 水曜日の朝。吸った空気が全身をツンと刺激した。わたしは最近体調が良いのか、家事も以前より負担にならない。カーテンを開けるとまだ外は暗く、向かいのマンションの明かりがチラチラ点いている。

 過去と現在の自分は、全く変わっていないようでも、天秤にかけると過去の自分のほうが重く傾くような気がする。それは、いろんなものを手放していったからかしら。人間関係、自分の変化に対する諦め、足るを知るということ、

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