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たられば人生の終わらせ方

たられば人生の終わらせ方

産まれてからおよそ30年毎のタイムリープを繰り返すブラッシュアップライフの主人公のように、この記憶を持ったまま人生をやり直せたらどんなに良いか考えることが度々ある。

それはやっぱり過去の自分を振り返った時にあまりに非効率なやり方で物事を進めていたり、極端な視野の狭さから人を傷つけたりといった失敗ばかりが目につき、できることなら全て無かった事にしたいからだ。

また1度目の人生よりも2度目の人生の

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にわかオタクの本当の意味

にわかオタクの本当の意味

社会人になってからここ数年のうちに、改めてやたら多趣味になった。

音楽

お笑い

映画鑑賞

漫画

読書

街探索

旅行

英会話

バー巡り

当事者会などのイベント参加

ファッション

note執筆

自分の特徴として、「どれも浅く広い」が挙げられる。好きなアーティスト・芸人・映画など枚挙に暇が無いが、敬愛するMr.Childrenのように「明日そのテーマでアメトーーク!に出ろ」と言

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一方通行の愛

一方通行の愛

とあるイベントの運営に携わっていた時、ゲストとしてお呼びした男性有名人の方を一目見ようとわざわざ遠方から足を運び、黄色い歓声を上げるファン達の姿を見て、図らずも「なんか嫌だな」という感情が芽生えた事がある。

そのイベントはファンミーティングを目的とした物では無い、れっきとした別の趣旨のもと開催されている物のはずだった。「この人達にとってイベントの本来の趣旨なんてどうでも良くて、ゲストだけ見れりゃ

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尖っていてもリスペクトを

尖っていてもリスペクトを

マヂカルラブリーの野田さんは高校時代、「学校へ行こう!」の「お笑いインターハイ」に出場して大爆笑を巻き起こしたことがきっかけで、クラスメイトを見下した態度を取り続けたら友達がいなくなったという。

「俺はお笑いのプロで、クラスメイトは素人集団」「忙しいと思われるために学校を早退」「電車移動時は常にマスクとサングラス」。
なぜなら俺は、松本人志の生まれ変わりだから。

そんな野田さんは中野twlで東

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noteの更新ペースが落ちたのは

noteの更新ペースが落ちたのは

以前のようなペースでnoteを投稿しなくなった。これは純粋にネタが尽きたというより、他にやることが増えてnoteを投稿する意義がはっきりし始めたからだ。

新しい自己紹介の記事にも書いたように、あくまでも(仮)が付くレベル感ではあるが人生を通してやりたいことが見えてきた。その時初めてこのnoteを「自分の思考整理と情報発信」の2つを軸にして使っていこうという目的がはっきりし始めたのだ。

ASDの

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サブカルとの正しい距離感

サブカルとの正しい距離感

このnoteを以前から読んで下さったり僕のXをフォローして下さる方であれば、僕がやたら文章中の表現で映画や音楽の場面やフレーズを引用したり、見た映画や聴いた音楽の話をするのをご存知だと思う。ちょっと前まで月初に、その前の月触れたカルチャーをまとめるなんて記事を書いていた。

で、これはおそらく同じような趣味を持っている方には刺さるが、超ストレートな言い方をすれば「カルチャー全然興味ない。発達障害に

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やわらかさ

やわらかさ

21歳の頃、今はもう無い新高円寺のバーで隣に座った地方の新聞記者のおじさんに「君は自分をカッコ良く見せようとして武装し過ぎている」と、何の脈絡もなくいきなり説教されたことがある。

「DA PUMPのU.S.A.はなぜ売れたと思う?それは楽曲のダサさっていうのが、むしろキャッチーでカッコ良い物として大衆に受け入れられたからだよ。そうやって相手に対して壁作ってばかりいるからモテないんだよ。(意訳)」

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学歴コンプより学んでこなかったコンプの方がよっぽど深い

学歴コンプより学んでこなかったコンプの方がよっぽど深い

学歴コンプの殺し方

大学入学当初、自分は会う人会う人に「第一志望どこ?」と聞くレベルのノンデリで嫌な奴だったのだが、あの頃は1浪して入った自分の大学に納得ができず腐っていた。

「あの頃はただのバカだったな」と、時折当時を思い返して死にたくなる。だがまあ、今考えれば無理もない。だってその頃の自分の人生経験なんてせいぜい高校を卒業して1年浪人したくらいで、それが半径5mの全てだったんだから。

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2024年、クォーターライフクライシスはこう乗り越える

2024年、クォーターライフクライシスはこう乗り越える

だいぶ今更ですが、今年もよろしくお願いします。去年の7月頃からおよそ3日に1記事のペースで更新していますが、アスペルガーとは言えここまでバカ真面目に日々更新し続けられるとは思っていませんでした。ここまで来たらもう意地です。

さて、自分の中で「新年を迎える」=「社会人2年目のスタート」です。これまでの記事でも散々書いた通り、できていることより改善しなきゃいけない事の方が多いのですが、自分のせめても

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東京に実家があるのに一人暮らしして良かったこと

東京に実家があるのに一人暮らしして良かったこと

昨年5月に一人暮らしを始めてから早8ヶ月以上が経った。とはいえ実家も東京都内にあるから親はたまに部屋に生存確認に来る。そんなんだからたまにしか実家に帰らないのだが、年末年始は一人暮らしの部屋ではなく実家で過ごした。

東京に実家があってわざわざ一人暮らしする奴は「実家にいた方がコスパが良いのにバカだねぇ」と、周囲から変な目で見られることが多い。東京以外に実家がある一人暮らしの厳しさを知っている人も

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コミュニティは抜けていい

コミュニティは抜けていい

なんて書いてはいるが、安易に嫌な人のいる会社を辞めていいとか大学を辞めていいみたいなことは言わない。あくまでも利害関係の絡まないコミュニティは抜けてもいいという話だし、今のところ会社を辞めるつもりはない。

最近、近所で通っていた合気道の道場を抜けることにした。
大学生の頃から運動不足解消にと3年半週1ペースで続けていたが、一人暮らしして引っ越してからも近所の新しい道場で半年ほど続けていた。週1の

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M-1との思い出

M-1との思い出

生まれてこの方クリスマスをパートナーと過ごしたことなんざ無いが、今年のクリスマスイブはむしろ一人で過ごしたいとすら思っている。そう、今年のM-1グランプリ決勝はイブ当日に開催されるのだ。

今回は自分とM-1グランプリの思い出についてつらつら書き綴って行こうと思う。

旧M-1を初めて見たのは2008年(小学4年生の時)。何となく存在を知っていたナイツやオードリーが決勝ラウンドに勝ち進み、NON

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全自動黒歴史記憶装置

全自動黒歴史記憶装置

生きてるだけで増える黒歴史

定型発達に擬態して一人暮らしし、いっちょまえに仕事していると、「本当にLITEさんって発達障害なんですか?」的な反応を貰うことがある。確かに派手な遅刻癖もないし部屋はゴミ屋敷ではない。そういう意味では分かりやすいタイプの発達障害者ではないだろう。

だが毎度このnoteを読んでくださっている方ならお察しの通り、自分の症状の真骨頂は内向性に表れている病的なまでの面倒臭さ

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男のファッション迷走記

男のファッション迷走記

自分のファッションが未だ正解だとも思っていない男(25)の、あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら現在に至るまでの記録です。

中学校3年の2月まで~親の言いなり期

6年間男子校。当然親が買ってきたユニクロやしまむらのセールの服で満足する。ブカブカのユニクロのジーンズを履く。

自分の格好が野暮ったいなんていう自覚は全く無かったが、冬頃に同級生と組んだバンドの練習で休日に集まった時に「お前だ

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