既販車のカーボンニュートラルの必要性 その1 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
私は殆どの市販車がフレームにボディーが乗っていた時代に生まれました。また、子どもが幼稚園児の頃にラジコンカー製作にハマっていて、そのラジコンカーも正にフレームにボディーが乗っていました。
この整理はとてもわかり易い。
プリンス自動車と日産自動車との合併でセドリックとグロリアという車が基本構造を統一した姉妹車になって行った頃、子ども時代を過ごしていました。
4代目 230型系(1971年 - 1975年)
概要 日産・グロリア(4代目) 230型系, 概要 ...
このモデル以後、セドリックと基本構造を統一した姉妹車(バッジエンジニアリング)となる。セドリックとの違いはボンネットフード、ラジエーターグリル、テールランプ、ホイールカバー、フードマスコット等。また、車検証の車名も「ニッサン」となる。当初のボディバリエーションは2ドアハードトップ、セダンの2種で、同型のセドリックの設定にあったワゴンは設定されなかった。
子どもの頃は土日や夏休みなどの長期休みは母方の祖父母の家に入り浸って居ました。今思えば母親の骨休めだったのだと思っていますが(笑)。その時、祖父が通勤、休日のゴルフと連日運転手付きの社用車、セドリックで出かけているのを見ていました。そんな事もあって自動車には興味は有りました。
しかし大気汚染などの公害が酷い時代でもあり自動車はかっこいいけど排気ガスを出すのは如何なものかと子どもなりに感じていました。公害を意識した絵を描いて、排気ガスは車室内に入れて利用者にその浄化の必要性を強く意識して貰う様な過激な構図を使った事も有りました。
なんで電気にしないんだろうとずっと思っていました。まぁ、そもそも自動車は電気自動車で、バッテリーの開発が困難で内燃機関が発達したということを知るのは小学校高学年になってからでした。
そんな時にオイルショックを経験しました。大人は不況で大変だったと思うのですが、幸いオイルショックは内燃機関の経済合理性を崩す切っ掛けとなりました。
それは中学生の時で、偶駅前の本屋で見つけたブルーバックスの水素自動車という本に興味を持ち、それを買ってその可能性に目を輝かせたりもしました。
そして初めて乗ったのはブルーバードU。
そんな私の心を擽()くすぐるのは、名車再生という楽しみ方。
私の場合、手持ちの車をメンテナンスし尽くして家族で楽しく使い回す感じ。
しかし、例えば1991年に米国で買ったリンカーンタウンカーを高速道路では10Km/L以上、一般道でも7Km/L以上の昭和的には好燃費で乗ったとしても、今の電気自動車に比べれば足元にも及ばない。それでも車を製造する時の環境負荷を考えると何とも微妙。
その気持ちへのソリューション。その方向性がトヨタさんから…。以下の提案がなされました。
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カーボンニュートラルでも走る
楽しさを気軽にするAE86 BEV
東京オートサロン2023で発表されたAE86 BEV。実はこのクルマにはLEXUSが培ってきたノウハウがつまっている。LEXUSらしい走りの楽しさを追求したAE86 BEVの走りとは?
カーボンニュートラルの時代でも愛車に
「クルマ好きを誰ひとりおいていかない」。
2023年の東京オートサロンで、豊田章男会長(当時社長)は既販車のカーボンニュートラルの必要性を訴えるとともに、多くのクルマ好きが愛してやまないAE86をカーボンニュートラル化したクルマ、「AE86 BEV Concept」と「AE86 H2 Concept」を発表した。
AE86レビン、トレノをベースにしたコンセプトカー「AE86 BEV Concept」と「AE86 H2 Concept」の横に立つ、佐藤恒治社長(当時Lexus International President)、豊田章男会長(当時社長)
2023年の東京オートサロン発表後もAE86 BEV(バッテリーEV) Conceptは、さらなる進化のために開発を続け、より多くのお客様にご試乗していただけるようナンバーを取得した。
発表から約1年が経った2024年3月から、一般のお客様向けに公道試乗できる取り組みがVintage Club by KINTOで開始された。
Vintage Club by KINTOとは、クルマ好きなお客様と一緒に楽しみ、旧車を乗れる喜びを分かち合えるコミュニティだ。
現代のクルマは、とても快適でスタイリッシュだが、旧車はいじる楽しみとダイレクトに機械に触れる感覚があり、近年のクルマにはない独特の味を持っている。
そんな旧車をもっと気軽に、もっと身近に感じていただきたいという想いで、旧車をレンタルする取り組みを行うVintage Club by KINTOと、「AE86 BEV Conceptに乗ってみたい」というお客様の声に応えたいと考えた開発メンバーが協力することで、今回のAE86 BEV Conceptの公道試乗が実現した。
事前の抽選に当選された方は、このAE86 BEV Conceptに約3時間の一般道試乗が可能となっている。
出典
既存の車を電動化しないと環境負荷低減のマイルストーンを達成できないというスタンス。大いに同感します。
最期は水害で廃車になってしまったトヨタ CRESTA
これは残念ですが仕方ない。
そして米国駐在時に買って今は子どもが乗っているLincoln Towncar
こちらは、機会を得たらトヨタさんのお作法に則って電動化したいと真剣に思っています。
つづく
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