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いい時間とお酒 神戸ワインと神戸ビールで神戸港クルーズを楽しむ 神戸 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 今回は、ゆる~く神戸港クルーズです。

 ハーバーランド付近からクルーズ船が何種類か就航しています。たまたま夕暮れ時の便に吾妹と2人で戯れで乗ってみました。

デートだね…

ってもう35年以上一緒にいるのですが、それでも何か嬉しい…

 クルーズで一番印象に残っているのは、イスラエル、テルアビブに駐在していた時の体験。20世紀も後何年かという時に湾岸戦争で即時退避命令を受けたのです。

 お世話になった総合商社の方とご一緒させて頂いていた顧客先からの大返し。総合商社の方は我々の本社からはそんな命令は無いから大丈夫と言われたのですが、それはそれ。ホテルに戻り、お世話になった総合商社の方にはそれっきりという緊急性。皇居和田倉門前のパレスホテルの隣りに有った本社の人事から即時退避の連絡を貰い、航空機ではなくハイファから地中海経由でイタリア経由欧州での本拠地を置いていた英国まで退避しました。途中クレタ島を経由しての退避。
 航空機のチケットが取り難かったことに加えて、航空機は危ないと判断した結果でもありました。

 イスラエルネタはマガジンにしてあります。宜しけばお楽しみ下さい。

 それに比べると、遥かに楽しい夫婦のクルーズデート。

 良く整備された港に…下の写真の左奥の頭から係留してある白い船体が今回乗船する船でした。

綺麗に整備された港

 天井が比較的高く窓も遊覧船なので目一杯大きくした感じの設計。物理屋としては構造設計大変だったろうなぁと勝手に心配する程思い切って湾内遊覧に特化したデザインでした。比較的空いていたので人生経験を最大限活用して敢えて窓際ではなく人気の無いど真ん中のテーブル席に陣取りました。ゆったり8人掛けの席。これ、教えたくないのですが遊覧に特化したデザインの場合窓際で片側だけを見るのではなく中央に座って180°以上のパノラマで景色を楽しむのが最高。設計者の立場になって考えたら船体中央の席から遊覧を楽しめる設計にするに決まってますよね。基本的には自席でぬくぬくとしながらの観光。それに加えて空(す)いているので適宜窓側のお客さんの居ない席や出入り口に移動してスポット観光。そして神戸ワインに神戸ビール、おつまみ、終盤にはスパゲティ等を食べながらのクルーズという予定。

 私にとっての観光の目玉は川崎重工業の神戸工場です。川崎重工業の2輪車は曰く付き。吾妹が結婚直後に普通車の免許を持っていたのに中型自動二輪車の免許を取得して買ったという素敵な経験がありました。
 ですから業務用、しかもその極みの最新鋭の潜水艦に会えるか…

 加えて義父母はたまたま海上自衛隊の有る地域の人気マンションに抽選で当選した事もあって、海上自衛隊の船舶には馴染が有りました。新年午前0時に一斉に汽笛を鳴らすのも風情が有る街でした。そこで見た船舶群もまた印象に残りました。南極観測船や護衛艦などは勤めていた鉄鋼会社のエンジニアリング部門が受注·納品していましたので、社内報での紹介や業務でもそれなりに馴染がありました。
 潜水艦も航空機が開発制限がある中、独自の技術を育んでいて単純に最先端技術という意味で興味も有りました。潜水艦は基本的に三菱重工さんと川崎重工業さんが受注されている様です。原子力潜水艦が実質的に造れないので潔くディーゼルからリチウムイオン電池による電動に集中できている様です。運が良ければ海から潜水艦が見られるハズです。

 停泊中からのんびり出港までも神戸ビールとおつまみで楽しみ尽くしました。
 運と勘としつこさの人生。夕方で暗くて見えないかと心配しましたが、何と船窓から停泊中の最新鋭の潜水艦、鯨シリーズ

はくげい(白鯨)

を見ることができました、

感動…

海上自衛隊 はくげい

 はくげいは、中期防衛力整備計画(26中期防)に基づく平成30年度計画3000トン型潜水艦8129号艦として、川崎重工業神戸工場で2019年1月25日に起工され、2021年10月14日、同工場において挙行された命名・進水式において、「はくげい」と命名されたそうです。2023年3月20日に就役し、第1潜水隊群第1潜水隊に編入され、呉基地に配備されているとのこと。

 出典は以下。

 上述の義父母の自宅付近では、海上自衛隊、米国海兵隊の船舶を観光するツアーが有ります。私も複数回利用しました。原子力航空母艦、潜水艦、南極観測船等珍しい船舶も近寄って見ることができました。地磁気で帯磁してしまう船舶の消磁施設等も珍しい。子供の頃釘を磁石で擦って帯磁させて遊んたことを思い出します。

 メインを楽しめたので後は普通に観光です。
YOKOSUKA軍港めぐりではできないので船内での飲食再開。予定通り吾妹といちゃいちゃ(笑)しつつ、ワイドスクリーンからの港の夕景を肴に神戸ビールに加えて神戸ワインとのちゃんぽん、それにおつまみも楽しみました。

楽しめる…

 このクレーンの鉄は一体どの超新星爆発から生まれてこの地球にたどり着いたのかなあ等と物理屋らしく思いを馳せながら、徒歩で帰れるので楽しめる飲酒を、しかもならでは感ある神戸ワインと神戸ビールで…しかも愛しの吾妹といちゃいちゃしながら(おっと、しつこかったですね~)

このクレーンの鉄は一体どの超新星爆発からの…

 ここからは夜景を単純に楽しんで下さいませ。
このタイミングでスパゲティなどを追加注文…
ここからはワインメインに…

快晴だったので
夕焼けが奇麗
こんな感じで180°以上の展望

略船首方向に大人が立って写真撮っても気にならない
基本的に窓より上は夕焼け空というイカした設計の遊覧船

 唯一橋梁だけは頭上に構造物が来るタイミングでは素直に窓に移動して鑑賞…

唯一橋梁だけは…

頭上に構造物が来るタイミングでは
素直に窓に移動して鑑賞…
神戸港の
如何にも港らしい風景
雲一つ無い快晴

運と勘としつこさの人生の面目躍如
ハーバーランドの観覧車も奇麗
整備された岸壁には公園も
日没ですね~

夕景から夜景へのグラデーション
湾内端の灯台…
この辺からは航路を変えて引き返す感じ…
夜景になってからは…
工場街とは逆にライトアップが美しい場所を流す
ニクイ航路選択

出港時刻とライトアップ点灯時刻等も計算に入れて
きっと観光会社さんが会議を重ねて決められたんでしょうね…
貨物船も美しい先端の曲線美

感動するところが物理屋っぽいでしょ

これで波の捌きが劇的に改善
昭和の時代はシュミレーション等もまだまだで
勤めていた鉄鋼会社の造船部門なんかでも
実験水槽に模型を入れて水を流して設計してたなぁ…
神戸港の夜景遠景

今どきは都市工学で夜景もデザインされているのでしょうね…
現役の方々が幾度も企画会議をして選択したライトアップ
その重ね合わせが素敵なんです…
神戸港の夜景近景

この建物の設計や景観設計も沢山の方々岸壁関わって
勿論建設も…
感慨深いですね~

 下船後は吾妹とショッピングしてデート。
その後はいちゃいちゃはお預け(笑)。吾妹との共同作品とそのパートナーさんたる…

仕事が終わった子どもたち

と合流して食事という按配。

おしまい 

蛇足
 神戸ネタはマガジンに纏めて有ります。宜しけば…


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