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めん処 船食 横須賀市船越町 この店が好きなわけ 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 横須賀市と横浜市の市界の横須賀市側、三浦半島、横須賀の魅力満載の町の製麺所直営のお蕎麦屋さんのご紹介です。
製麺所直営なので安くて旨いの当たり前、を超えてるので好きなんです。

 春なら梅や桜の名所等から、気軽に海と低山、様々な史跡を堪能できるハイキングを楽しめる横須賀のハイキングコースの起点でもあり終点でもある京浜急行の京急田浦駅。

 その辺りは宜しければこちらにまとめましたのでお楽しみ下さい。

 その京急田浦駅から徒歩2分の抜群のアクセス。そこになんと昭和8年創業の製麺所があります。丁度三浦半島全域が軍事要塞として指定されて、この京急田浦駅前にある長浦港と横須賀港が一体化して軍港として栄えていた時代からの歴史です。
 つい最近まで料亭や旅館、遊郭の名残、道路には軍港への引込線や倉庫群(含む地下倉庫)等が残り往時を忍ばせていました。この数年、海上自衛隊の基地整備が進みそのような名残りの一部は整理されてしまいましたが。

 往時のまま、今も昼夜問わず、15時前後でもお客様が絶えることなく入店されています。

 その店の名前は船食さん。

めん処 船食
046-861-3271
神奈川県横須賀市船越町1-50

 大好きな王道の盛りそば。麺は適度に細く薄っすら萌葱(もえぎ)色。更科系なのですが新そばの青みと恣意的に加えているわかめの発色かと。喉越しも良く流石製麺所直営店。
 お年寄りの方の常連さんも居るからか若干茹で時間が長めのようです。自宅で茹でる感覚だと2分間位なのかな。製麺所の売店で自宅用に蕎麦を買って茹でる時と同じ様に、お願いして1分40秒程度で茹で上げて貰うと私好みの仕上がりになります。

 最近不漁が続いていると言われる貴重品の穴子の天ぷらも大きくて美味です。

 変化球なのですが盛り蕎麦大盛りを頂いた後にカレー蕎麦を頂くのが好きです。蕎麦屋のお作法で作るカレー汁が絶品でたまりません。

カレー蕎麦
当然七味唐辛子で味に立体感を

 ということで、昭和初期の激動期の日本の歴史の1ページを織りなしたある意味で老舗の製麺所の、その歴史と現代での居場所、立ち位置が好きなのです。

 戯れに三浦半島横須賀に海と里山ハイキングに行かれて、帰りにでも歴史ある本格お蕎麦屋さんの蕎麦を楽しまれるのも一興かと。


蛇足
 本作品を書き終えて繋がったのですが、私が何となくしていたカレーライスに七味唐辛子を振り掛ける習慣は、どうやらこのカレー蕎麦好きから来ている様です。

超蛇足
 ネイティブが船乗りの義理の父が私の蕎麦好きを知っていて良く船食さんの蕎麦を買ってきて、ご自身で茹でて振舞って下さいました。
 懐かい思い出のお店でもあります。

 義父のエピソードの1つです。宜しければ。

超々蛇足
 事前調査すると流石有名店なので色々な方が取り上げて居ます。


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