ろく

はじめまして。内容に関わらず走り書きしたものをメモ代わりに投稿したいと思います。読むこ…

ろく

はじめまして。内容に関わらず走り書きしたものをメモ代わりに投稿したいと思います。読むことが好きなので色々な方の投稿楽しみにしてます。よろしくお願いします。

マガジン

  • 昼想夜夢

    数増えて分からなくなってきたのでまとめです こちらは恋愛物です

記事一覧

固定された記事

ご参考までに【6/14追記】

主に毎日の通勤時間でこちらに来ています。 様々な方の所へお邪魔すると思います。 楽しみにしています。 自分の投稿は、以前より溜まっていた物を メモ代わりに順次行いま…

ろく
2年前
108

ようやく登った青い月が

おはようなのか、こんばんは 久しぶりか、初めましてか あなたを随分と待ち侘びて過ごした毎日です。 あなたにとっては道端の石ころでしょうけど。 ある日は鍵盤を叩いて誘…

ろく
11時間前
9

ice cream quartetto

溶けて無くなるその前に 焦る気持ちもそのままに まるでグラスの乾杯のように 水と氷の間に 夏のまにまに 桜の嵐を駆け抜けて 紫陽花の森を抜けて 向日葵の丘に座って …

ろく
3日前
11

音のない夏

蝉が鳴く暑い暑い夏の午後 時折混じるサイレンの音に耳を澄まして ただその場に立っている 佇んでいる 音が飽和して何も聞こえない何しか聞こえない 耳を塞いでも何も囀ら…

ろく
6日前
20

born the wild

草むらに潜み耳を澄ませて 微かな香りと揺らぎを頼りに 私はあなたに忍び寄る 喰らい尽くす程の劣情と 自分とは程遠い激情を 愛に反して相反して 死ぬほど生き抜いて 生…

ろく
10日前
16

図書館の理不尽

あのさ、突拍子もないけどさ、理不尽て言葉はどうやって出来たんだろね。理を尽くさずってことなら、なんか反逆精神強めだよね。 また訳のわからない事をあいつは言ってい…

ろく
2週間前
23

間際に少しお話を

聞いていただけますか? これまでの事。これからの事。 私は少しだけ歯車を違う事になってしまって、 このようになりましたが、特に何の不満もありません。 一つだけ虚し…

ろく
2週間前
14

簪に星

まず初めに私がいなくなったとして、 幾つもの星が巡り巡っても追いつけなかった遠い場所に居たとして、 あなたの事を思い続けている。 いつもいつも。 次にあなたがあな…

ろく
2週間前
13

rainy day

雨っていつまで降るんだろうね そりゃ止むまで降るでしょ 空が明るくなるまでは降る 雨の日ってさ、涼しいのはいいけど机までベタついて、終いには結露するから嫌だよね …

ろく
3週間前
17

昏倒にも似たような眠気が私を襲っている

昏倒にも似たような眠気が私を襲っている それほど興味のない痛みと涙が、私の方から止め処なく流れて そこまで意味のない溢れる雨と欲望が、 世界の方から容赦なく注が…

ろく
3週間前
18

背中で思いを語るなよ

健やかに過ごしたい。 毎日が奇想天外でなくてもいいから、 朗らかな笑いが沢山ある私でいたい。 晴れやかに空を見上げたい。 何かに躓いたとしても、下ばかり見がちでも…

ろく
1か月前
23

初夏の候、ボックス席にて

車窓から見える地平線はずっとずっと、 僕らを追いかけまわしてついてくる。 窓を開けて頬杖をついた彼女はそれを、 ただひたすらに追い続けている。 旅の正解や終着点は…

ろく
1か月前
17

bon voyage

私にとっての貴方はどんなのだろう 貴方にとっての私はどうなのだろう 掛け替えのない物と言われても、掛け違えただけのコートみたいなモノなのかも。 色の違うボタンを…

ろく
1か月前
21

唐突にファンタジー

暖簾に腕押し、猫に小判、私に饅頭 さあ、私は何が言いたいのでしょう? んー、 お前は何を言っても聞かない馬鹿野郎だ? ご名答! よくわかってるじゃない、またコレク…

ろく
1か月前
14

それは全て雨のせい

強く騒がしく屋根を打つ雨も、優しく柔らかく頬を濡らす雨も私は大好き。 朝方寝ぼけ眼に降る雨も、夕方怒ったように突然降る雨も私は大好き。 少しだけ不機嫌なあの人も…

ろく
1か月前
17

『Pillow talk diary』湿気ってる彼に求める水分

夜中ずっと振り続けた雨がさ、明るくなると一緒にあがっていって、ひんやり冷めた空気感とじりつくぞって意気込みの暑さが緩い雰囲気をつくるんだよね。 それって湿気で気…

ろく
1か月前
15

ご参考までに【6/14追記】

主に毎日の通勤時間でこちらに来ています。
様々な方の所へお邪魔すると思います。
楽しみにしています。
自分の投稿は、以前より溜まっていた物を
メモ代わりに順次行います。
半分くらいは通勤中に書きます。
たまに見てもらって楽しんでもらえれば
嬉しいです。

あと、みんなのフォトギャラリー大好きです。
自分の投稿に合わせる写真を選ぶのがとても楽しみです。どうもありがとう。

6/14追記
季節は駆け足

もっとみる
ようやく登った青い月が

ようやく登った青い月が

おはようなのか、こんばんは
久しぶりか、初めましてか
あなたを随分と待ち侘びて過ごした毎日です。
あなたにとっては道端の石ころでしょうけど。
ある日は鍵盤を叩いて誘ってみたり、とある日は鼻歌で誘い出そうとしてみたり。
あなたは本当に顔を出さない恥ずかしがり屋。
こんな闇夜を隅の隅まで明るく照らすあなたは
夜の世界の日影者。
それでも私はあなたを待っていた。

今宵テラスでお会いしたばかりの私たちで

もっとみる
ice cream quartetto

ice cream quartetto

溶けて無くなるその前に
焦る気持ちもそのままに
まるでグラスの乾杯のように
水と氷の間に 夏のまにまに

桜の嵐を駆け抜けて
紫陽花の森を抜けて
向日葵の丘に座って

パキリ気持ちの良い音が鳴り
シャキリ爽やかな音がなり
ニコリ互いに意図しあう

そんなこんな
ただ食べに行くだけの
2時間です

音のない夏

音のない夏

蝉が鳴く暑い暑い夏の午後
時折混じるサイレンの音に耳を澄まして
ただその場に立っている
佇んでいる

音が飽和して何も聞こえない何しか聞こえない
耳を塞いでも何も囀らない心音さえ聞こえない

ふと世界から音が消え
暑さだけが残る感覚に
そっと目を開け口を開けた

蝉も鳴かない暑い暑い夏の夕方
覆い被さる様に手を拡げた入道雲が
焼けた湿度と暗闇を連れてきて

孤独と熱気を流そうと
逃げもしない私を押

もっとみる
born the wild

born the wild

草むらに潜み耳を澄ませて
微かな香りと揺らぎを頼りに
私はあなたに忍び寄る

喰らい尽くす程の劣情と
自分とは程遠い激情を
愛に反して相反して

死ぬほど生き抜いて
生きるほど辛くなって
辛くなるほど求めて
求めるほどいなくなる

無我夢中で走り抜けた
あの夜夢にまでみた草原の
若葉を踏み締めた匂いと共に
風にそよぐ前髪の揺らぎを共に

私は今
1匹の野生になっている

図書館の理不尽

図書館の理不尽

あのさ、突拍子もないけどさ、理不尽て言葉はどうやって出来たんだろね。理を尽くさずってことなら、なんか反逆精神強めだよね。

また訳のわからない事をあいつは言っている。そんなに知りたければ、ここは図書館なんだから調べてみればいいと心底思う。

別にいいじゃない。
道理が通らないと一緒でしょ。曲がるなよ曲げるなよって押したいだけでしょ。

私も大概意味不明な意見を返す。興味がないように。それ以上踏み込

もっとみる
間際に少しお話を

間際に少しお話を

聞いていただけますか?
これまでの事。これからの事。

私は少しだけ歯車を違う事になってしまって、
このようになりましたが、特に何の不満もありません。

一つだけ虚しいと言えば、
やはり彼らの事でしょう。
何も与えられなかった様に思えてしまいます。
この先も、大きな壁を乗り越えなければならなくしてしまいました。

彼らにとっての私は、
重荷だったのかもしれません。
しかし、
それでも私は辞める事が

もっとみる
簪に星

簪に星

まず初めに私がいなくなったとして、
幾つもの星が巡り巡っても追いつけなかった遠い場所に居たとして、
あなたの事を思い続けている。
いつもいつも。

次にあなたがあなたでは亡くなったとして、
髪の毛の1本までが別の何かになったとして、
私はあなたを覚え続けている。
ずっとずっと。

最後に2人が出会わなかったとして、
街中でもすれ違わない星の下だったとして、
何かを忘れていると思わない日はない。

もっとみる
rainy day

rainy day

雨っていつまで降るんだろうね

そりゃ止むまで降るでしょ
空が明るくなるまでは降る

雨の日ってさ、涼しいのはいいけど机までベタついて、終いには結露するから嫌だよね

それはよだれか寝息だろうよ

失敬な
こういう自習とかの緩い時間しかしません
なんなら私の素敵な二の腕がチラ見できて、あなたは万々歳でしょ?

残念ながらそこまで拗らせてない
むしろその引っかかってる下の方を
気にした方がいいんじゃ

もっとみる
昏倒にも似たような眠気が私を襲っている

昏倒にも似たような眠気が私を襲っている

昏倒にも似たような眠気が私を襲っている

それほど興味のない痛みと涙が、私の方から止め処なく流れて

そこまで意味のない溢れる雨と欲望が、
世界の方から容赦なく注がれる

私が私色である限り、意味はないのよそんな事

私が私に否定される度、意味になるのよ綺麗事

昨日の土砂降りに気づいた朝は
嘘のように寛大で優しくて

包み込んで、嘲笑うかのようにずぶ濡れよ
頬を濡らして、愛を囁くように纏わりつく

もっとみる
背中で思いを語るなよ

背中で思いを語るなよ

健やかに過ごしたい。
毎日が奇想天外でなくてもいいから、
朗らかな笑いが沢山ある私でいたい。

晴れやかに空を見上げたい。
何かに躓いたとしても、下ばかり見がちでも、
前を向いて、向きすぎて上を見上げて、
突き抜ける青空を見て笑みを浮かべたい。

穏やかに雨を見つめたい。
早朝から降る雨と共に起きて、
何にも急かされず今日は雨と過ごすと決めて、
風と飛沫に揺られながら飽きるまでずっと、
あなたの晴

もっとみる
初夏の候、ボックス席にて

初夏の候、ボックス席にて

車窓から見える地平線はずっとずっと、
僕らを追いかけまわしてついてくる。
窓を開けて頬杖をついた彼女はそれを、
ただひたすらに追い続けている。

旅の正解や終着点は見えなくて、
本当のところは、
旅の終わり方や結論は少しばかり見えている。

彼女が辿ってきたレールが、
どんなに曲がりくねった道だったのか、
どれだけ急停車を繰り返し立ち止まったのか。

僕にはわからず想像もできない。
僕には、
ほん

もっとみる
bon voyage

bon voyage

私にとっての貴方はどんなのだろう
貴方にとっての私はどうなのだろう

掛け替えのない物と言われても、掛け違えただけのコートみたいなモノなのかも。

色の違うボタンを付けてみたり、柄の違う靴下を踏んでみたり、ちぐはぐな私と貴方。
最初からボタンを引きちぎったり、最初から裸足で歩く、野晒しの貴方と私。

どちらか正解でどちらが正しいかなんて、とてもじゃないけど決められない。
少なくとも不釣り合いで歪な

もっとみる
唐突にファンタジー

唐突にファンタジー

暖簾に腕押し、猫に小判、私に饅頭
さあ、私は何が言いたいのでしょう?

んー、
お前は何を言っても聞かない馬鹿野郎だ?

ご名答!
よくわかってるじゃない、またコレクションみたいに傷跡ばっかり増やしてダサいわね。
全部避けるくらいの気概はないの?

そこまで言われたらヘコむんだけど。てか毎度毎度良い頃合いで登場するけど、どこかで監視でもしてるわけ?

馬鹿言わないで馬鹿。あんたがやらかす度に私に報

もっとみる
それは全て雨のせい

それは全て雨のせい

強く騒がしく屋根を打つ雨も、優しく柔らかく頬を濡らす雨も私は大好き。
朝方寝ぼけ眼に降る雨も、夕方怒ったように突然降る雨も私は大好き。

少しだけ不機嫌なあの人も、いつもより憂鬱なあの人も雨の日だけのせいじゃない。
たまには泣きそうなあの子も、いつもとは違う笑顔のあの子も雨に濡れたからだけじゃない。

ただ雨の日に理由をつけたいだけ。
ただ雨に押しつけたいだけ。

それでも何も言わずに降ってくれる

もっとみる
『Pillow talk diary』湿気ってる彼に求める水分

『Pillow talk diary』湿気ってる彼に求める水分

夜中ずっと振り続けた雨がさ、明るくなると一緒にあがっていって、ひんやり冷めた空気感とじりつくぞって意気込みの暑さが緩い雰囲気をつくるんだよね。

それって湿気で気持ち悪いって話?
まともに考えたら不快以外の何物でもないと思うけどね。
特に通勤通学とか考えたらさ。

ナンセンスだよ少年。
ほんのスパイスで世界は彩られるのに、そんな事言ったら灰色じゃないか。
昨晩の絵具はいっぱいあっただろう?例えば寝

もっとみる