bon voyage
私にとっての貴方はどんなのだろう
貴方にとっての私はどうなのだろう
掛け替えのない物と言われても、掛け違えただけのコートみたいなモノなのかも。
色の違うボタンを付けてみたり、柄の違う靴下を踏んでみたり、ちぐはぐな私と貴方。
最初からボタンを引きちぎったり、最初から裸足で歩く、野晒しの貴方と私。
どちらか正解でどちらが正しいかなんて、とてもじゃないけど決められない。
少なくとも不釣り合いで歪な2人。
それでも重なって倒れて1つになって、離れて手を伸ばして引き寄せて。それでいいのと私は言って。それがいいと貴方が言うから。
ここまでは2人のままで。
これからは2人を先へ。
いつかはまた2人になって。
いつかはまた1人になる。
星になって巡り合わせてまた息吹になって、
月になって見つめ合わせて風になって、
何百年後かにまたいつかねと。
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