背中で思いを語るなよ
健やかに過ごしたい。
毎日が奇想天外でなくてもいいから、
朗らかな笑いが沢山ある私でいたい。
晴れやかに空を見上げたい。
何かに躓いたとしても、下ばかり見がちでも、
前を向いて、向きすぎて上を見上げて、
突き抜ける青空を見て笑みを浮かべたい。
穏やかに雨を見つめたい。
早朝から降る雨と共に起きて、
何にも急かされず今日は雨と過ごすと決めて、
風と飛沫に揺られながら飽きるまでずっと、
あなたの晴れ姿と楽しげな足音に浸りたい。
密かに静かに落ち込みたい
私の心を写したように泣きそうな雲をみて、
なんだよお前もかよと呟きたい。
陽射しに逃げる事なく、雨粒を避ける事なく、
暗く不安な胸の内を、優しく包んでほしい。
私はあなたと一緒にいたい
春立つ穏やかな陽気も、夏盛る翠雨の時も、
秋燃える白露の時も、冬眠る音無の夜も。
仕事に落ち込む暗い夜も、起きられない朝も、
喧嘩した午後も、仲直りし損ねた午前も。
全てはあなたと2人
なんの変哲もない普通の世界に特別な2人
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