河崎みか(Mika Kawasaki)

シカゴ在住。米国にて起業 MIKALIAN LLC 代表。ライフコーチ。人生の方向性に…

河崎みか(Mika Kawasaki)

シカゴ在住。米国にて起業 MIKALIAN LLC 代表。ライフコーチ。人生の方向性に迷う駐在妻をサポート。メールコーチング、大好評のラジオ配信、執筆。駐妻12年(韓中米)9歳4歳の母。心理脳科学/集合意識覚醒pg https://lit.link/mikakawasaki

記事一覧

まだ若いと思っているやつ、聞け

私が新卒で入社した時のは、2000年です。 当時「1978年生まれです。」と言うと、周りの大人たちは驚いた顔で 「嘘だろ?!新人類が来たよ!」 と叫びました。 私にとっ…

駐在妻であり、専業主婦である私

私は29歳で夫が海外駐在になったのを機に、専業主婦になりました。 専業主婦というと、あなたはどんな印象を受けますか? 「仕事をしていない」 これが筆頭ではないでし…

ブラックな自分との戦い

最初にお伝えしておきたいことは、「その人がつらいと思ったら、つらいのだ」ということです。 私自身、不満を漏らしている人を見て、そんなに恵まれた環境なのに、そんな…

No more Spiritual(あとがき)−見える世界と見えない世界のはざまで−

あとがき 私の心は、今も揺れます。 いっそのこと、見える世界か、見えない世界かのどちらかに振り切れたら、どんなに楽だろう。 そうすれば、片方の世界からの反応や情…

No more Spiritual(10)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回あらすじ)「宇宙からの声」を周囲からどう思われるかが怖くてたまらない私。なかなか人に伝えられない中、「気づくこと」に気づき、肩の荷が降りる。 10. 見えない…

No more Spiritual(9)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回あらすじ)もうひとつの「声」はずっとメッセージを送っていた。その正体が判明し、私はようやく「悪」の呪縛から解かれ、見えない世界と和解する。 第9回 見えな…

No more Spiritual(8)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)平凡な私が今日まで生かされてきた意味とは何か。私ではない、もうひとつの声を書き留めながら、守られてきた自分の存在に気づく私であった。 8. 見え…

No more Spiritual(7)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)疲弊し、未来を描けなかった私が始めたのが「コーチング」。しかし、講師である「コーチ」が、なんと目に見えない世界を再び私の元へと運んできたのだっ…

No more Spiritual(6)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)私の中からスピリチュアルの世界は、完全に消え去った。過去の「悪」を二度と掘り起こさないように。日々に忙殺され、私は現実世界で疲労困憊するのだっ…

No more Spiritual(5)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)見えない力で他人からお金をいただくこと、人の命をどうこうできると信じさせること。それが「悪」であることを、頭に叩きこんだ私であった。 5. 見え…

No more Spiritual(4)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)すっかりスピリチュアルの世界を信じこんだ私。ついに自分でもその「見えない力」を習得し、簡単に言葉を信じる人たちを見て、得意になっていく。 4. …

No more Spiritual(3)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)不信感でいっぱいの「ヒーラー」との時間。突如現れた、私の過去世「殉教師おじさん」が癒されるのを目撃し、うろたえる私であった。 3. 見えない世界…

No more Spiritual(2)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)1回目の海外駐在を終え、ひょんなことからエステティシャンになった私。そんなある日、サロンオーナーの旦那さんから紹介された一冊の本。『ザ・シーク…

No more Spiritual(1)−見える世界と見えない世界のはざまで−

はじめに 私はセッションの中で、相手に「宇宙からのメッセージを届ける」ことをしています。初めて聞く方は、「それって、怪しくない?」と感じる方もいらっしゃるかもし…

歳をとるのが怖い

1. 戻らない時間に想いを馳せる 私は昔から歳をとることに恐れを抱いていました。 最初の記憶は16歳の時。 中学校を卒業するときに、こう思ったのです。 ああ、私の15歳…

40代駐在妻、新たな一歩への葛藤(後編)

前編のあらすじ:初めて知るコーチングが、自分の渇望する「仕事」になると意気揚々だった私。しかし、自分の強みを活かそうと選んだはずの道が、実は「夫と対等になりたい…

まだ若いと思っているやつ、聞け

まだ若いと思っているやつ、聞け

私が新卒で入社した時のは、2000年です。

当時「1978年生まれです。」と言うと、周りの大人たちは驚いた顔で

「嘘だろ?!新人類が来たよ!」

と叫びました。

私にとって、40代、50代は完全に「おじさん、おばさん」でした。

自分の生活、自分の人生には関係がない人たち。
時代遅れの人たち。
もう見た目も疲れ切った人たち。
眼中にない人たち。

20代の私は、時代の最先端をいく若い世代とし

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駐在妻であり、専業主婦である私

駐在妻であり、専業主婦である私

私は29歳で夫が海外駐在になったのを機に、専業主婦になりました。

専業主婦というと、あなたはどんな印象を受けますか?

「仕事をしていない」

これが筆頭ではないでしょうか。

この言葉の裏には、家事、育児、介護、私で言えば海外生活、などなど、人それぞれ壮絶な背景があるわけですが、共通して言えるのは、世間的には職業「無職」であることです。

私の母は、ずっと専業主婦でした。
時折、友人のお店を手

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ブラックな自分との戦い

ブラックな自分との戦い

最初にお伝えしておきたいことは、「その人がつらいと思ったら、つらいのだ」ということです。

私自身、不満を漏らしている人を見て、そんなに恵まれた環境なのに、そんなに容姿端麗なのに、そんなに頭がいいのに、そんなにお金があるのに…

贅沢言ってんなよ!!!!!

と心の中で怒り狂っていた時期もありました。

でも、歳を重ねるごとにそれは間違っていたことに気づいたのです。

どんな状況でも、人間は不満や

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No more Spiritual(あとがき)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(あとがき)−見える世界と見えない世界のはざまで−

あとがき

私の心は、今も揺れます。

いっそのこと、見える世界か、見えない世界かのどちらかに振り切れたら、どんなに楽だろう。

そうすれば、片方の世界からの反応や情報に耳をふさぐことができるのに。

しかし私は、どうしても、どちらか片方だけを選ぶことができないのです。

なぜなら、見える世界も、見えない世界も、肉体を持つ私が今日まで生きられるように全身全霊で守ってくれたと分かるから。

はざまに

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No more Spiritual(10)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(10)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回あらすじ)「宇宙からの声」を周囲からどう思われるかが怖くてたまらない私。なかなか人に伝えられない中、「気づくこと」に気づき、肩の荷が降りる。

10. 見えない世界との終着駅

これまでずっと、平凡で、特殊能力なんてない、ただの普通の人間が宇宙の声なんて聞こえるはずがない、と思っていました。

それを使って、人様の人生にあれこれ言える立場じゃない、と。

だから、私は人に宇宙からのメッセージ

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No more Spiritual(9)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(9)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回あらすじ)もうひとつの「声」はずっとメッセージを送っていた。その正体が判明し、私はようやく「悪」の呪縛から解かれ、見えない世界と和解する。

第9回 見えない世界と迷い

分かったことは、ふたつ。

私が対話していた「声」は、宇宙からのメッセージだということ。

そして、

私が生かされている意味は、そのメッセージを必要な人に届けること。

私は机の前で、腕組みをしていました。

怖い。

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No more Spiritual(8)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(8)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)平凡な私が今日まで生かされてきた意味とは何か。私ではない、もうひとつの声を書き留めながら、守られてきた自分の存在に気づく私であった。

8. 見えない世界からのサイン

その頃には、ノート上での「声」との対話にも慣れていました。自分ではない、もうひとつの「声」が何なのか不思議に思いながらも、その答えが楽しみになっていました。

また、時々その「声」を試してみたりもしました。

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No more Spiritual(7)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(7)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)疲弊し、未来を描けなかった私が始めたのが「コーチング」。しかし、講師である「コーチ」が、なんと目に見えない世界を再び私の元へと運んできたのだった。

7. 見えない世界と平凡な人間

勾玉のプログラムを受ける少し前から、私は異変を感じていました。コーチングで頭を整理するために、ノートに筆を走らせていた、ある日。

突然、手がこう書いたのです。

「私は、宇宙とつながっている」

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No more Spiritual(6)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(6)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)私の中からスピリチュアルの世界は、完全に消え去った。過去の「悪」を二度と掘り起こさないように。日々に忙殺され、私は現実世界で疲労困憊するのだった。

6. 見えない世界との再会

このままではダメだ、と思い立った40代のある日。

「コーチング」を知ります。コーチングは、本人の理想の姿に向かって行動が起こせるようになるための「対話」を中心とした手法です。

特に海外では、ビジネス

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No more Spiritual(5)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(5)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)見えない力で他人からお金をいただくこと、人の命をどうこうできると信じさせること。それが「悪」であることを、頭に叩きこんだ私であった。

5. 見えない世界の消滅

2010年、二度目の海外駐在は中国の上海でした。

語学学校に通っているうちに、1人の友人ができました。タイからの留学生です。留学生と言っても、大学教員の仕事を休職して来ている、とても素敵な女性でした。

彼女が留学期

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No more Spiritual(4)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(4)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)すっかりスピリチュアルの世界を信じこんだ私。ついに自分でもその「見えない力」を習得し、簡単に言葉を信じる人たちを見て、得意になっていく。

4. 見えない世界に対する嫌悪

お金を払って私の言葉を聞きにくる人がいる一方で、心にはひとつの大きな疑念が浮かんでいました。

「私が伝えているものは、本当に求められるに値する言葉なのだろうか?」

シーターヒーリングは、「すべてなるものの

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No more Spiritual(3)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(3)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)不信感でいっぱいの「ヒーラー」との時間。突如現れた、私の過去世「殉教師おじさん」が癒されるのを目撃し、うろたえる私であった。

3. 見えない世界への傾倒

殉教師おじさんの一件で、私はがぜんスピリチュアルの世界に興味を持ち始めました。その後、自分に大きな変化は起こらなかったものの、「あの声と涙は何だったのか」という疑問と好奇心は大きくふくらんでいきます。

すると不思議なもので

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No more Spiritual(2)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(2)−見える世界と見えない世界のはざまで−

(前回のあらすじ)1回目の海外駐在を終え、ひょんなことからエステティシャンになった私。そんなある日、サロンオーナーの旦那さんから紹介された一冊の本。『ザ・シークレット』を受け取った私は、初めて知る宇宙の法則に衝撃を受ける。

2. 見えない世界を初体験

しかし、「引き寄せの法則」はいっこうに実現されませんでした。

今思えば、当時の私には「引き寄せたいこと」そのものが分かっていませんでした。自分

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No more Spiritual(1)−見える世界と見えない世界のはざまで−

No more Spiritual(1)−見える世界と見えない世界のはざまで−

はじめに
私はセッションの中で、相手に「宇宙からのメッセージを届ける」ことをしています。初めて聞く方は、「それって、怪しくない?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのお気持ちは心の底から理解できます。

私自身が、この「宇宙」と「怪しい」の間で悩んでいたからです。

私は海外駐在員の妻として11年になりますが、実はそれと並行して、「目に見える世界と見えない世界のはざま」で揺れ動く11年でも

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歳をとるのが怖い

歳をとるのが怖い

1. 戻らない時間に想いを馳せる
私は昔から歳をとることに恐れを抱いていました。

最初の記憶は16歳の時。
中学校を卒業するときに、こう思ったのです。

ああ、私の15歳、
私の中学生時代はもう戻ってこないんだな。

高校に上がっても、嫌なことがあると中学校時代のいい思い出を頭に浮かべては引きずっていました。

18歳、高校を卒業する時。

ああ、制服を着ることはもうないんだな。
制服に守られた

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40代駐在妻、新たな一歩への葛藤(後編)

40代駐在妻、新たな一歩への葛藤(後編)

前編のあらすじ:初めて知るコーチングが、自分の渇望する「仕事」になると意気揚々だった私。しかし、自分の強みを活かそうと選んだはずの道が、実は「夫と対等になりたい」という無意識の劣等感から導かれたものだと知り、ショックを隠せません。

前編1〜5はこちらのリンク

振り子のように揺れる心が行き着く先はどこなのか?

後編をどうぞ!

6. 心の奥底にあったものを直視する人の魅力を引き出すために、コー

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