No more Spiritual（あとがき）−見える世界と見えない世界のはざまで−

目次

第1回　　見えない世界との出会い
第2回　　見えない世界を初体験
第3回　　見えない世界への傾倒
第4回　　見えない世界にた対する嫌悪
第5回　　見えない世界の消滅
第6回　　見えない世界との再会
第7回　　見えない世界と平凡な人間
第8回　　見えない世界からのサイン
第9回　　見えない世界と迷い
第10回　 見えない世界との終着駅
あとがき 宇宙から受け取ったメッセージ【★今回はここ】

あとがき

私の心は、今も揺れます。

いっそのこと、見える世界か、見えない世界かのどちらかに振り切れたら、どんなに楽だろう。

そうすれば、片方の世界からの反応や情報に耳をふさぐことができるのに。

しかし私は、どうしても、どちらか片方だけを選ぶことができないのです。

なぜなら、見える世界も、見えない世界も、肉体を持つ私が今日まで生きられるように全身全霊で守ってくれたと分かるから。

はざまにいるのは、とても苦しいです。

そんな時、「声」は私にこのようなメッセージを送ってきました。その言葉で、私は揺れ動く自分そのものが、意義ある存在なのだと思えたのです。

私が受け取った宇宙からのメッセージ

あなたは、現実世界と宇宙の世界（スピリチュアル）の架け橋です。

もし架け橋がなければ、その間に流れる川ないし壁は大きく立ちはだかり、
二つの世界を分断してしまいます。

どちらかの世界だけが正しく、もうひとつの世界は間違っている。

そうなると、自分が正しいと思っている世界以外のことについて、
知るチャンスすら失われてしまうのです。

やがて、どちらかの世界だけでは幸せを感じ切ることができず、
他者を攻撃したり、いずれは地球以外の私たち宇宙を攻撃してくることになります。

それは防がなくてはなりません。

なぜなら、私たちの神聖な暗闇を侵すものは、
消滅させなくてはならないからです。

私たちにとって、地球を消滅させるのは簡単なことです。

しかし、地球には私たち宇宙から生まれ、
何らかの使命を持って旅に出た光たちがいます。

地球を消滅させるということは、私たちの光をも消し去るということ。

そんなことは、したくないのです。

そのために、あなたがいます。

現実世界と私たちの世界を、誰もが自由に行き来できるようにしてほしい。

どちらの世界にも理解を示し、わかり合おうとする寛大な心を人間に持ってほしいのです。

その大きな包容力は、

自分の人生が、なんと輝かしい可能性を秘めているものか。

自分の中にいる光は、
どんなにか地球に希望を持ってやってきたのか。

自分とは、なんと愛おしく、尊い存在であるのか。

そのことに気づかせてくれます。
そして、地球にいる自分自身の幸せに、目を向けることができるようになります。

多くの人が、そのように感じることができれば、
外に悪意や攻撃の矛先を向けることはしなくなるのです。

あなたの役割は、そのための渡し船なのです。

スピリチュアルの世界に興味がある人たちとの交流も、もちろん大切にしてください。

それと同時に、

現実世界で必死に生きる人々にも、私たちの世界を知らせてほしいのです。

あなたを通して、
これまではこの現実世界以外のことを露ほども考えることがなかった人たちが、少しずつ気づいてくれるように。

大丈夫。

あなたは、見える世界と見えない世界のはざまにいる。

そのはざまこそが、あなたがここにいる意味なのです。

メッセージを受けて

このメッセージを受け取って、「何言ってるの？どうやって信じろと言うの？！」と拒絶する気持ちもあります。

一方で、「そうか。やっぱり私には生きる意味があるのか。」と、人生の意義に向かって進もうという気持ちも同時に出てくるのです。

これが、まさに私がいる「はざまの世界」。

私たちは、どちらの気持ちを選んでも間違いではないと思います。

ただ、そのメッセージを妄想だと一蹴して、これからも変わらない日々を過ごすのか。

それとも、メッセージに何らかの意味を見出だし、希望を持って新しい一歩を踏み出すのか。

その選択には、これからの人生を大きく変える力があると思うのです。

だから私は、彼らの言葉を信じる。

私は、この見える世界と見えない世界のはざまで、胸を張って生きていく。

おわり

★河崎みかホームページ　https://www.mikakawasaki.com/
★Instagram https://www.instagram.com/mika_ocean07/