マガジンのカバー画像

彼と私

34
同棲中の彼とのあれこれ。アラフォーカップルの日々のこと。
運営しているクリエイター

#恋人

死ぬまで腕を絡ませる

死ぬまで腕を絡ませる

 「漫画タイム? 仕事中?」

 ここ最近にしては早い時間に彼からLINEがきた。あぁ飲みたいのかなぁと思って「何にもしてない中」と送ると「軽く飲み行かない?」ときた。ほぉらやっぱり。同棲して2年もすれば彼の言動はお見通しだ。

 すぐさま着替えて家を後にした。この日の装いは我ながらプチプラの極み。GAPのあみあみニット、ユニクロのレースがかわいいキャミソール、数年前に買ったユニクロの白デニムスカ

もっとみる
私もオナラしたい

私もオナラしたい

 男女平等と叫ばれているが、本当にそうだろうか。

 私は違うと思う。企業は女性活躍推進と謳って女性管理職を増やすなどさまざまに取り組んでいるが、世の中が女性に求めるイメージは昔から変わってない気がする。

 例えば良妻賢母とか、オナラをしちゃいけないとか。

 うちの彼は、私の目の前でブッと威勢よくオナラをする。一度ではない。何度もだ。もう慣れたし、もはや私たちの間ではギャグ化しているから構わな

もっとみる
多分これが彼と円満の秘訣

多分これが彼と円満の秘訣

 うちの彼は穏やかな性格で平和主義。そのおかげで仲良くやっているが、他にもいろいろと工夫したり、無意識でやっていることが円満につながっている。

これとか↓

 パートナーと仲良くするには、ある程度は相手を思って行動することが大切だと思う。それは些細なことで十分だ。

 先月のホワイトデーは、たまたま会社帰りの彼と外で待ち合わせた。この日がホワイトデーであるとすっかり忘れていた私。待ち合わせの日高

もっとみる
【エッセイ】彼氏に料理を作ってもらう方法

【エッセイ】彼氏に料理を作ってもらう方法

土日の昼食といえば彼の料理だ。ここ数週間、いや数ヶ月を振り返ってみて、私が土日の昼食を作った記憶がない。

彼が作る料理はザ•男料理。あるものでパパッと作る。味の好みが似ていることに加え、彼は味付けのセンスが良い。量もボリューミーで、毎回舌も腹も満足している。

ラーメンは必ず具をたっぷりとのせてくれる。これはデブ防止の意味もある。ついつい麺を大盛りにしたくなるが、具材がたくさんあれば腹も満たされ

もっとみる
【エッセイ】カップルらしさ

【エッセイ】カップルらしさ

昨日は文化の日。だから合わせたわけではないが、彼と美術館デートをしてきた。ずっと行きたかった「デイヴィッド・ホックニー展」だ。

彼と美術館デートははじめて。そしてなんと、彼自身が美術館に行くのがはじめて。正直驚いたが、まぁそういう人だよなと納得した。彼はザ・昭和の男って感じの、絵画鑑賞とは程遠い人だ。それでも私の希望を快く受け入れてくれた。

今回の展示は8章構成で、展示数は120点余り。当たり

もっとみる
【エッセイ】デートのマナー

【エッセイ】デートのマナー

仕事があるものの、今日はスローペースで取り組めるので、昼は彼とランチに行った。台湾まぜそば、中華、イタリアンと悩んだが、家から近くてゆっくりできるイタリアンに行くことにした。

ここは以前から通う老舗イタリアン。店内はそこまで広くないが、天井が高くて開放的な空間が気に入っている。パスタのバリエーションが豊富で、初めて国分寺に来る人とランチするときに重宝する。もちろん味も美味しい。

家から徒歩数分

もっとみる

どんな人?

焼き鳥屋にて。

初めて見かけた人。

常連客同士なのに初めて話した人。

酔いの席なのにつまらなそうな人。

一人は笑顔なのに、顔色変えない人。

少しは盛り上がれよ、と思った人。

ノリ悪いなぁと思った人。

二軒目行っても話さない人。

なんだかなぁと思う人。

やっと口を開いたら
「すごいきぃつかいだね」と言ってきた人。

核心つくことを言ってきたからちょっとドキッとしちゃった人。

「ま

もっとみる
【エッセイ】いくら好きとて。

【エッセイ】いくら好きとて。

やっとこさ書斎をつくった。

今まで効率重視で
リビングで仕事をしていた。
収納の一角をデスクにして。
愛猫といられるし、掃除もすぐできる。
食事もすぐに食べられる。
あと、彼が帰宅しても一緒にいながら働ける。

全てにおいて効率が良いと思った。

けれど違った。

彼は会社員だから、
帰宅したらリビングのソファでだらっとして
テレビを観ながらゆるゆるする。
そりゃするよね。

でも、私が働いてい

もっとみる