マガジンのカバー画像

鬱病を克服した私が、どうしても伝えたいこと

16
運営しているクリエイター

#思い込みが変わったこと

⑮鬱病を経験し、たどりついた考え。真面目に生きる必要はない、真剣であればいい。

⑮鬱病を経験し、たどりついた考え。真面目に生きる必要はない、真剣であればいい。

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

あなたは悪くない「でも私も悪くない」ここからは、私が鬱病回復後に辿り着いた考えです。

私は、30代頭くらいまで「人を嫌い」になれませんでした。苦手だなと思うことはあっても、嫌いにはなれない。それは優しさというより、自信の無さから来ている気がします。

それになにかトラブルがあったとき、基本的に

もっとみる
⑥鬱病で苦しむあなたへ(5)。鬱状態の時に気にしなくていいこと

⑥鬱病で苦しむあなたへ(5)。鬱状態の時に気にしなくていいこと

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

お風呂に入るのが困難なほどの無気力閉鎖病棟に入院中、私は患者の中でも特に無気力だったと思います。
新聞もTVも本も見たくない、病院が用意する、たとえば書道や、好きなCDを選んでみんなで聞くこと、簡単なアクセサリーを作るといったような作業療法にも一切興味がない状態でした。

「なんでも良いから書い

もっとみる
⑤鬱病で苦しむあなたへ(4)。合わないと思ったら病院を変えて!

⑤鬱病で苦しむあなたへ(4)。合わないと思ったら病院を変えて!

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

合わないと思ったら病院を変えて!私は閉鎖病棟を退院後、閉鎖病棟で担当だった先生がむかし勤めていたというクリニックに通うことになりました。
閉鎖病棟がある病院は、家から1時間半かかるのでもっと近い所にした方が通いやすいということと、闇雲に探すよりはまだ良いだろうということでそこになりました。

もっとみる
④鬱病で苦しむあなたへ(3)。鬱病は心の病気じゃない、脳の病気

④鬱病で苦しむあなたへ(3)。鬱病は心の病気じゃない、脳の病気

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

鬱病は心の病気じゃない、脳の病気これについては、いずれ専門家の方に意見を聞きたいと思っています。

わたしが鬱病を経験して感じたことは、確かにきっかけとなったのは、将来への不安やストレスといった気持ちからくるものかもしれないけれど、結局はなにか神経伝達物質などの関係で「脳の機能がおかしくなった」

もっとみる
③鬱病で苦しむあなたへ(2)。父の自殺について、遺伝の恐怖にとらわれない

③鬱病で苦しむあなたへ(2)。父の自殺について、遺伝の恐怖にとらわれない

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。

父の自殺について私の父は50歳の時に躁うつ病が原因で自殺しています。
私は当時学生で実家を離れていて、突然の知らせでした。
いつもニコニコして優しかった父。

病院にかけつけると、ベッドの上で「生かされている」状態でした。
混乱して当時の記憶があいまいですが、私が到着してしばらくたってから、医師

もっとみる
②鬱病で苦しむあなたへ(1)。鬱病は治る、死ぬのは難しいから諦めて

②鬱病で苦しむあなたへ(1)。鬱病は治る、死ぬのは難しいから諦めて

※あくまで「私のケース」であること「私の個人的な考え」である事を念頭にお読みいただければと思います。
※5/20 note運営事務局より連絡があり、一部描写を修正しました。

鬱病は治る(ただし時間がかかる)私は身をもって経験したので、このことを声を大にして言いたい。
たしかに鬱病克服の本やブログは多くあると思うので、治るということは知ってる人も多いかもしれません。でも鬱病の真っただ中にいるときは

もっとみる
「死にたい」と1万回以上言い続けた私が鬱病を克服し、どうしても伝えたいこと①自己紹介と鬱病期間

「死にたい」と1万回以上言い続けた私が鬱病を克服し、どうしても伝えたいこと①自己紹介と鬱病期間

自己紹介初めましての方もいることを想定して、簡単に自己紹介します。

私はふだん会社員をしながら、主に「大人の自由研究」と呼ばれる読み物サイト『デイリーポータルZ』でライターをしています。デイリーポータルZは、タモリ倶楽部や水曜どうでしょうが好きな人には共感してもらえる趣きがあるサイトです。

デイリーポータルZで私は、そこらへんの人に個人的におすすめの場所を聞いて周る「地元の人頼りの旅」シリーズ

もっとみる