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徒然|一般ウケしない悲劇

週末ともなると何処かでほぼ毎週開催されているハンドメイドマルシェ。
本の装ひ堂は、実はこのようなイベントにはほぼ出店していません。
一日スケジュールを空けて売場に立っていても、売上げがないからです。悲

でも心配することなかれ。
本人がその理由をよくわかっているので、敢えて出店しないことにしているのです。(強がりだと笑わば笑え)

まず。
ブックカバーという商材が一般受けしないものであること。

……………
……………
……………。

ハイ、
「えっ、なんで?本を読む時の必需品なのに?」
と思ったそこのアナタ、いいですか?
ご自分は特殊だと自覚してくださいませね。笑

冷静に考えてみて…ネット界ではなく実生活で、あなたの周りに本を読むお友達が数多くいらっしゃいますか?
(読書会などで知り合った方も別です)

たぶん、とても少ないだろうなと思っています。
だって私の周りにも、最初から『本ありき』で知り合った方以外には、本読みの友達はいませんから。

つまりハンドメイドマルシェでは、
「本読まないからな〜」
というセリフを残して去っていく方がほとんどなのです。

これが例えばブースにお越しくださり、私とのおしゃべりの中で言われるのだとしましょう。
その時はそう、私も全力で対応しますが、本当に、『ただ!』『前を!』『通り過ぎるだけで!』『息をするように!』わざわざの言葉を投げかけて行かれる方が多々いらっしゃるわけなんです。

そうなると結論としては、ハンドメイドマルシェに来られる方の90%くらいは、「も、もしかして本をあまり読まれない方が多い…?」のだと、鈍い私でもさすがにわかってきます。
ハンドメイドマルシェは、アクセサリーやバッグなど、誰が見ても「可愛いっ!」と思えるものじゃないとダメなんです。チキショー!(負け犬の遠吠え)

第二に、弊店のブックカバーは布製として考えると、価格設定が高めであること。

これはですね…頭の中で思い描いている『お客さまのブックカバー価格』が、たぶん千円なんですよ。泣
ほとんどの方が、ブックカバーは縫うのが簡単だと思っていらっしゃるせいですね。
ブックカバーほど、多様な縫い方があるものって他にないかもしれないのになぁ。

ブースの前で、装ひ堂式ブックカバーの価格を聞いた瞬間、小気味いいくらい踵を返されます。
それはもう、『シュタッ!』という音が聞こえそうなくらいで。

そんな、ハンドメイドマルシェ価格全否定されがち(よくめげないな)な本の装ひ堂ですが。
そのストレスを全く感じずにいられるのが、ほぼ既存のお客さまが集まってくださるイベントです。

例えばオーダー会。
本の装ひ堂のお客さまは、価格を把握してくださっているので、最初から購入枚数を計画してお越しくださる。
改めて価格を申し上げる必要がないということが、どれ程有難いことなのか、骨身に沁みてわかっています。

ストレスがないーっ!
…ないーっ!
…いーっ!
…っ!(やまびこ)

ありがとうございます!

現在、年末までの出店予定がほぼ出揃いました。
何れも、本の装ひ堂のことを知っていてくださる方が多く集まるイベントです。

皆さまにお会いできることを楽しみに、年末まで製作を進めていきたいと思っています。



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