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親しい友達リストを作れない
ホームに落ちた毛糸の塊が、誰かが置いていった命に見えた朝
もう誰に教えてもらったかも覚えていないアルバムの一曲目を再生したとき
自分に近い音が流れて、何も変わらないことに安堵した
八分休符ほどのスピードの呼吸を深めることに集中する日々を過ごし
速い曲を追い越した
ませた口紅を塗った朝
いつもと違う場所に帰る
轢いてくれと願って渡った赤信号も
結局は死にすら見捨てられた私の一部だった
いつだって自
ホームに落ちた毛糸の塊が、誰かが置いていった命に見えた朝
もう誰に教えてもらったかも覚えていないアルバムの一曲目を再生したとき
自分に近い音が流れて、何も変わらないことに安堵した
八分休符ほどのスピードの呼吸を深めることに集中する日々を過ごし
速い曲を追い越した
ませた口紅を塗った朝
いつもと違う場所に帰る
轢いてくれと願って渡った赤信号も
結局は死にすら見捨てられた私の一部だった
いつだって自