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3つの夜を通した私の日々
ぶっ飛んでるときに私を思い出した話
ぶっ飛んでた君を抱きしめたときの温もり
澱みの中に落ちた一点の滴のような存在だったのだろうか
会うたびに私を忘れていた人の曲が、偶然流れてきた
私の一人称が、私ではなかった時の話
個として存在することを深く理解する
集団に飲み込まれた概念が己であるという自覚を持ち始めた
遠くにいる自分が、いつまで経っても近づかない
捕まえたと思ったら、指の間をすり抜けて消えていく
止まった時間を過ごしていた夏休みは
今はもう静けさの中に置いてきた
私の愛は、ドラッグでは辿り着けないところにある
提示された愛情は実力では示せない程度の有り様
真実はいつだって裏側にある
私をひっくり返してみたら残るのは温もりを持った血液と魂を支える根本的な愛
仮初の日常から生まれ落ちた欠落した思い出たちを抱きしめて
泡立つ湯船に浸かっていた
思い出が私たちを強くする
悲しみが私たちを美しくする
君の優しさを甘受して
溶けたチョコレートが喉に詰まる
忘れられないことは罪じゃない
忘れたいことは恥じゃない
君が世界一綺麗な涙を流した夜は星になった
一緒に優しい世界で生きよう
35℃の平熱で抱きしめる
長い髪が鬱陶しくて
果てしなく愛おしかった
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