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2023年の記憶と2024年の記録

頬があつくなるほど飲んだ
何か意味はあっただろうか
無意味になった片手で数えられるほどの愛
158.7cmから見える澄んだ青
いくら着飾っても敵わないあの子と同じラブレットの穴は
開ける前に塞いだ

コンプレックスを煮詰めた皮肉な性格と無条件の肯定的配慮
過去も現在も未来も同時並行な私の世界は
ずっと同じところで地団駄を踏んでいる
買って欲しかったお菓子の代わりに握りしめた10円ガムの味は今も変わらない

鋭利な冬の気温が突き刺さる
パンクロックに救われた夜と急性アルコール中毒のほんのりとした記憶
かじかんだ手で打ち込む文字はいつもより鈍い
少しズレた感覚を受け止めてくれる優しい君が隣で眠る

またしても書き切れなかった
持ち越した感情たちを今年も抱きしめて過ごす
鈍感に生きたい私の繊細な心を優しさで包みたい
夢を見ている感覚が続いている
緩やかな温もりで抱きしめられた自分の鼓動に意識を向ける
重なった人生が今日でよかった
今年も何かに頼って寄り添って生きていく
私から返せるものは全て愛で返すよ
任せてよ、2024

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