- 運営しているクリエイター
#毎日note
黒猫ピスタチオの旅立ち【WACK】【おてて絵本】
📙おはなし📚
ピスタチオは、心優しい黒猫です。
ノオト村に住んでいました。
引っ越してきた人に、村の歩き方やお店の場所を教えました。
迷っている人を道案内しました。
おなかがすいている人にたべものを分けました。
みんなピスタチオを大すきでした。
ピスタチオは音楽家です。
かっこいい曲や美しい曲を次々に作りました。
住んでいる人のために作った曲がたくさんあります。
ハルヲさんのロールキャベツって、手紙みたいだった。
昔、わたしがまだ小学生くらいだった頃、母の暮らす家には母の弟の叔父さんハルヲさんが住んでいた。
ハルヲさんはわたしにとって、お父さんでもない。
なにか友達のような存在だった。
だから、ハルヲさんのことをおじさんではなく、ハルヲちゃんって呼んでいた。
仕事はデザイナーをしていた。
ハルヲさんの事務所に行くと、いろいろな面白い形のオレンジ色の雲形定規や、色とりどりの鉛筆削り。
切り張りする
大丈夫だよって、自分には言えないんだけど、好きな人には自信をもって言えるんだな。
いつも、なにかに追いついていないような気が、しきりにしてしまう
ことがある。
その追いつこうとしている背中を見送っては、また明日を迎えている。
いつもどこかでなにかを積み残しながら、残された荷物のことをちらっと
よぎらせながら、眠りにつく。
そして、そして、いちにちがいろんな思いの中で終わって。
眠りにおちる、準備をしながらも、今日もまたなにかを追いかけ損ねたな
って、思いながら。