マガジンのカバー画像

Z世代について知るなら

22
1990年後半から2010年代までに生まれた「Z世代」の価値観や消費行動について
運営しているクリエイター

記事一覧

もうインフルエンサーの「#PR」は商品購入に繋がらない。ナノインフルエンサーから紐解くこれからのSNSマーケティング

もうインフルエンサーの「#PR」は商品購入に繋がらない。ナノインフルエンサーから紐解くこれからのSNSマーケティング

ステルスマーケティングや「#PR」嫌いの傾向が若者の間で広まるなか、先日僕と私と株式会社が行った調査で、このような結果が出てきました。

今や街中で見ない日はない、SNS上を起点に活動するインフルエンサーを起用したマーケティング。今後のインフルエンサーマーケティングはどうなるのか、考えてみました。

「どうせPRでしょ?」商品への購入に繋がらないインフルエンサーマーケティング僕はこれからの時代、イ

もっとみる
いま、起業に興味があるZ世代が増えている理由

いま、起業に興味があるZ世代が増えている理由

世界中の Z世代とミレニアル世代に対してSpotifyが行った意識調査「Culture Next 2020」を見たとき、驚くべき結果がありました。

なんとブラジル、ドイツ、イギリス、アメリカのZ世代の65%がすでに自身の「ビジネスを始めた」「始めるつもり」だと回答したんです。

僕は起業家であると同時に、U25起業家シェアハウスの審査員兼メンターでもあり、そしてエンジェル投資家をしています。あと

もっとみる
Z世代のあいだで「ノンアル」がプチブーム。若者がお酒を飲まなくなった理由を考えてみた

Z世代のあいだで「ノンアル」がプチブーム。若者がお酒を飲まなくなった理由を考えてみた

最近、僕のまわりのZ世代で「お酒を飲まない」という人が増えてきました。

Googleで「Z世代 お酒」と検索してみると、「ソバーキュリアス」という、あえてお酒を飲まないライフスタイルが、世界的に若者のあいだで流行っているみたい。

もともとお酒が「飲めない」のではなく、「飲まない」という選択をしている若者が明らかに増えてきたことは、今までにないおもしろい現象なんじゃないかなと思います。

どうし

もっとみる
【Z世代の働き方】フルリモート・フルフレックスでも健全な組織を維持するためのポイント

【Z世代の働き方】フルリモート・フルフレックスでも健全な組織を維持するためのポイント

僕が経営する僕と私と株式会社は、ほぼリモート&フルフレックスで働くことができ、それぞれの特性や生き方に合わせたZ世代ならではの自由な働き方を実現しています。

自宅探しの条件に「在宅で働くこと」を意識していたり、無駄な時間を極力カットする「タイパ」(タイムパフォーマンス)を意識する傾向にあるZ世代にとって、リモート&フルフレックスの働き方は比較的合っているように思います。

でもやっぱり自由な働き

もっとみる
『Z世代の美容トレンド2023』を、Z目線で予測してみた。

『Z世代の美容トレンド2023』を、Z目線で予測してみた。

Z世代のあいだで、「ジェンダーレスコスメ」や「ジェンダーレスネイル」が流行っており、自己表現の1つとして美容を楽しむ人が増えてきました。

僕自身も肌をキレイに保ちたいという想いから、大学生時代から毎日スキンケアをしており、仕事で人前に立つときは、肌を補正してくれる化粧下地を使っています。

今回は、そんな「Z世代×美容」について、来たる2023年のトレンドを考察してみました。

“シェア”が好き

もっとみる
SNSで『メガ割』が話題沸騰。Qoo10がZ世代に人気な理由を、Z目線で分析してみた。

SNSで『メガ割』が話題沸騰。Qoo10がZ世代に人気な理由を、Z目線で分析してみた。

日経新聞で「Qoo10」の記事がありました。

韓国コスメや若者向けのアパレルを中心に販売するECモールで、「メガ割」はそんなQoo10が1年間に4回だけ開催する超お得なセールのことを指します。

そんなQoo10が今、Z世代を中心に大きなトレンドとなっており、ECモール市場のなかでも爆発的に売上を伸ばしているんです。

今回はQoo10がなぜZ世代の人気を集めているのか、その理由をZ世代の目線か

もっとみる
Z世代は“ググらない”。Z世代のSNS事情をZ目線で解説してみた

Z世代は“ググらない”。Z世代のSNS事情をZ目線で解説してみた

Z世代は、SNSネイティブ世代。生まれたころからインターネットがあり、学生でもスマホを持っているのが普通です。

また、Z世代は複数のSNSを目的に合わせて使い分けるのが当たり前。

トレンドのお店が知りたいならTikTok、旅先のカフェを調べるならInstagram、営業時間を調べるならGoogle Mapなど、さまざまな媒体を横断して使うことで、日々情報を得ています。

今回はZ世代の目線から

もっとみる
Web3.0、SNS中毒、ジェンダーレス…Z目線で考える「社会とエンタメの未来」

Web3.0、SNS中毒、ジェンダーレス…Z目線で考える「社会とエンタメの未来」

デジタル技術の発展やコロナ禍によって、人々のライフスタイルが変化するとともに、エンタメのあり方も大きく変わっています。

テレビや舞台がエンタメのトップを走っていた時代から、現在は多くのエンタメがスマホの画面のなかで完結するように。

サブスクリプション型の動画配信サービスの登場により、場所や時間を問わずにいつでも好きな動画を楽しめるようになりました。

さらには、TikTokや​​YouTube

もっとみる
Z世代は「エモ」でモノを買う。これからのマーケティングで重視すべき「エモ消費」とは

Z世代は「エモ」でモノを買う。これからのマーケティングで重視すべき「エモ消費」とは

多種多様な良いものが、世の中に豊富にある今の時代。僕らZ世代は「自分自身の生活や世界観がより豊かになる方法」で消費をします。

例えばコーヒーを飲みたいと思ったとき、ほとんどの人はおいしくて自分の心を満たすコーヒーを求めると思います。しかし正直に言ってしまうと、今はコンビニでも本格的なコーヒーが買える時代です。

では、僕らZ世代はどのような基準でコーヒーを選ぶのか?

それは、そこに「エモ」があ

もっとみる
重視するのは「感情」。Z世代のカスタマージャーニー、3つのポイント

重視するのは「感情」。Z世代のカスタマージャーニー、3つのポイント

人が商品やサービスを知り、購買にたどり着くまでの行動や心理を旅にたとえた「カスタマージャーニー」。

買うまではもちろん、買ったあとに商品を気に入って、リピートしたり、誰かにおすすめしたりすることも含まれます。

商品の種類、ターゲット、普段使っているツールなど、さまざまな要因によってカスタマージャーニーは異なり、時代背景によっても移り変わります。

近年では、SNSや広告によって商品に触れる手段

もっとみる
「Threads」はTwitterに代わるSNSになるのか? 未来をZ世代目線で予想してみた

「Threads」はTwitterに代わるSNSになるのか? 未来をZ世代目線で予想してみた

「Threads、はじめてみました!」
ここ1週間で、何回このようなコメントを見かけたでしょうか。

「Twitterに代わるSNSになるんじゃないか?」
「すぐにみんな飽きるだろう」
「どんな役割を持つようになるのか?」

…と話題の尽きないThreadsは、僕個人としては「Twitterには代わることはできず、二極化された使い方」になると考えています。

***

2023年7月6日にサービス

もっとみる
Z世代の流行に追いつくことはできるのか? 猛スピードで変わる「花火トレンド」との向き合い方

Z世代の流行に追いつくことはできるのか? 猛スピードで変わる「花火トレンド」との向き合い方

皆さんは、「去年いちばん売れた曲は?」と聞かれて、すぐに答えが浮かぶでしょうか?

おそらく、20年前に「この1年でヒットした10曲」と聞かれれば、皆さんの認識は大体一致していたと思います。しかし、今は人によってバラバラです。たとえランキングの10位以内に入っていたとしても、それぞれに知らない曲が多数あるのです。

また、毎年SHIBUYA109 lab.から発表されている、Z世代のトレンド総括に

もっとみる
年末年始はZ世代がテレビを見る唯一の時期?デジタルネイティブの正月の過ごし方の3つの特徴

年末年始はZ世代がテレビを見る唯一の時期?デジタルネイティブの正月の過ごし方の3つの特徴

昨年12月21日、若者向けのアパレルショップ「WEGO」を展開する株式会社WEGOから、フォロワー36万人を対象に、「年末年始」にまつわる行動や消費についてのアンケート調査が行われました。

また、株式会社RECCOOも同じく12月に最新のZ世代調査として「大学生の大晦日テレビ事情」をテーマにした調査レポートを発表。人の動きが多くなる年末年始にZ世代はどのように生活をしているのか、注目が集まってい

もっとみる
ドン・キホーテが提供する「出会い」と「コミュニケーション」とは?激安の殿堂が、Z世代から愛される秘訣を探ってみた

ドン・キホーテが提供する「出会い」と「コミュニケーション」とは?激安の殿堂が、Z世代から愛される秘訣を探ってみた

誰もが一度は買い物をしたことがあるであろう“激安の殿堂”ドン・キホーテが最近、各地に10代後半〜20代のZ世代と、10代前半のα世代をメインターゲットにした新業態の店舗をオープンしているそう。

その名も「キラキラドンキ」。食品とコスメを中心に取り扱い、白やパステルカラーを基調にした店舗を路面店だけではなくショッピングモールの中にもオープンしています。

そこで今回はZ世代目線で見た、ドン・キホー

もっとみる