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#読書感想文
マリオ・ガルバス=リョサ『ケルト人の夢』野谷文昭訳、岩波書店
やっと読み終えた!忙しくて時間がなかなか取れなかったのもあるが、なにより長かった!しかしアイルランドのイースター蜂起でドイツ軍からの協力を得ながら蜂起に参加し、イギリスへの反逆罪で絞首刑になってしまうロジャー・ケイスメントが主人公の小説なので、読まずにはいられないのである。
綿密な調査に基づいているとはいえこれは歴史小説なので、読みながらどの程度フィクションなのかが気になった。特に同性愛のスキャ
『闇の奥』 (岩波文庫 赤 248-1) ジョセフ・コンラッド著 中野好夫訳。別の小説にコンラッドが登場人物として出てきてしまったで、急いで読んでみた。
『闇の奥』 (岩波文庫 赤 248-1) 文庫 – 1958/1/25
J.(ジョセフ) コンラッド (著), 中野 好夫 (翻訳)
Amazon内容紹介まず、読んだ岩波文庫の紹介
いまひとつ分かりにくい。ので新訳で最近出た新潮文庫のほうのAmazon紹介
もひとつ、光文社古典新訳文庫の
ここから僕の感想 この小説は、コッポラの名作映画「地獄の黙示録」の原作として有名なんだけれど、今回読ん
52ヘルツのクジラたち(町田そのこ/中央公論社/本屋大賞ノミネート受賞作品)
久々のアップです。引き続きよろしくお願いします。
<著者について>
町田そのこさん
福岡県生まれ。子供の頃に、氷室冴子さんの『クララ白書』を読んで、将来は作家になりたいと考えるようになったとのこと。学生時代から小説や学生演劇の台本を執筆を始め、2016年「カメルーンの青い魚」で新潮社が主催する第15回女による女のためのR-18文学賞の大賞を受賞。2021年、「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞
テスカトポリカ(佐藤究/KADOKAWA講/直木賞受賞作品)
<著者について>
2004年「サージウスの死神」が第47回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。 佐藤 憲胤(さとう のりかず)名義で その後2冊の単行本を刊行、執筆を続けるも「純文学の世界で十年以上を不良在庫として」過ごしていたとのこと。郵便局にアルバイトで勤務していた2015年「誰に頼まれたわけでもないゾンビ小説を書いて、知己の編集者にその作品の話をしたところ」江戸川乱歩賞への応募をすすめられる
高瀬庄左衛門御留書(砂原浩太朗/講談社/直木賞候補作品)
<著者について>
砂原浩太朗さん
早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・校正者となる。2016年、第2回「決戦!小説大賞」を受賞し、『いのちがけ 加賀百万石の礎』でデビュー。本作品が2作目。
<直木賞とは?>
正式には「直木三十五賞」。単行本、各新聞・雑誌として出版された大衆小説の中で最も優秀な作品に贈る賞として、1935年に芥川賞とともに創設されました。
直木
「三体III 死神永生」を読了したものの、モヤモヤするので早く三体Xを読みたい。
2019年に三体を、2020年に三体IIを読んだので、もちろん今年は三体IIIを出るや否や読み始めまして、先日読み終わりました。
上下巻でめっちゃボリュームある!と読む前は思いましたが、毎日ちびちび入浴中に読んでいて、そのままお風呂から上がっても読み続けたりして、そうこうしている間に私としては比較的高速で読了してしまった感じ。
そう、読み終わる前に作者の劉慈欣のインタビューがWIREDに掲載さ
今世紀最大のスーパーSF 劉慈欣『三体』シリーズ完結! 誰も予想できない驚愕の世界 これ読まなきゃもったいない!
はーい、みなさんもう読みました?
全世界3000万部とか売れている超スーパー中華SF小説
『三体』シリーズ三部作。
劉慈欣(りゅうじきん)の『三体』『三体Ⅱ黒暗森林』上下『三体Ⅲ死神永世』上下
なんと単行本5冊分、総ページ数1963ページという超大作なので、ひるむ方も多いと思います。
SFというジャンルを普段読まない方たちは、まぁなかなか手が出ない規模の本になっちゃうのかもしれない。
でもそ
【読了雑感】一人称単数/村上春樹
僕には人間関係において思い出すと胸が疼く過去が、いくつかあります。
大きなものから、小さなものまで。
決定的な何かがあったわけでもなく、なんとなく居心地の悪さを抱えたまま、なんとなく時間だけが過ぎ去って、なんとなくそのまま疎遠になってしまう。謝らなければと思いながらも、タイミングを掴めなかったり、いまさら・・・という気持ちでそのまま流してしまったり。
もう何年も、あるいは何十年も会ってない間
少年と犬(馳星周/文藝春秋/直木賞ノミネート候補作品→受賞)
<著者について>
馳星周さん
1965年、北海道生れ。 ペンネームの馳星周は本人がファンである映画監督・俳優の周星馳の名前を逆にしたもの。1996年、日本ミステリ界に衝撃を与えた『不夜城』でデビュー。金城武さんが主演で映画化もされましたね。
吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞する。 1998年、『鎮魂歌―不夜城II―』で日本推理作家協会賞を受賞。そしてこのたび直木賞を受賞されまし
じんかん(今村翔吾/講談社/直木賞ノミネート候補作品)
<著者について>
今村翔吾さん
滋賀県在住。 ダンスインストラクター、作曲家、守山市での埋蔵文化財調査員を経て、専業作家になる。2016年「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。 デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 』(祥伝社文庫)で2018年、第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞、『童神』で第十回角川春樹小説賞を受賞。
<直木賞とは?>
正式には「直木三十五