もくめ書店〈酒井七海〉

書店員。海外文学好き。山梨県道志村に小さな森の本屋さん「もくめ書店」をオープン。お問い…

もくめ書店〈酒井七海〉

書店員。海外文学好き。山梨県道志村に小さな森の本屋さん「もくめ書店」をオープン。お問い合わせ、ご連絡はこちらまで sakainanami0207@gmail.com Twitter@onakaitaichan

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#1 noteはじめます……決意表明のようなもの

はじめまして 酒井七海と申します。 とある本屋の書店員をしております。 ツイッターなどで交流のある方々、初回の「はじめての海外文学フェア」の時からお世話になっている方々、はたまたご縁あり通りすがりでご覧になってくださっている方々、改めてどうぞよろしくお願いいたします。 最初に簡単に自分のプロフィールを書いておくので興味がない方はもうザザッととばしておくんなさい。 ほぼ10年前に丸善書店にアルバイトとして入社。そこで4年間文芸担当として働いておりました。業界でも知る人

    • 8月に読んだ本

      今月はまたなかなか本が読めず、3冊にとどまりました〜 でもどれも全然違って全部よかった。 濃い読書でした。 『新百姓宣言』おぼけん ている舎 こちらは、もくめ書店でずっと推している雑誌『新百姓』を出すにいたった考え方をまとめた1冊。 現代の資本主義を否定はせずにまた新たな社会システムを考案している1冊です。人新生ともまた違う、クリエイティビティをベースに ”新百姓” という生き方を提唱しています。 人間が生きるうえで何が喜びなのか、それは何かを作り出すということではないか

      • MOKUME BOOK MAGAZINE vol.19

        おはようございます、こんにちは、こんばんは 史上最強と言われている台風10号の雨がものすごくなってきた今、前の川を大きな岩がごろごろ流れていく音を聞きながら書いている今月のメルマガです。 無事に送ることができますように、、、笑 8月も連日の猛暑と突然の雨に悩まされ、なかなか予定通りにことが運ばない1ヶ月でした。 予定していたイベントも3本中2本が天候によりなくなり、結局1本だけになるというトラブル続きでしたが、その1本が最高でしたので今月はそのレポートからしていきたいと思いま

        • 7月読んだ本

          『音と言葉の日々』橋下亮二 十七時退勤社 十七時退勤社という個人レーベルを笠井瑠美子さんとふたりで立ち上げた橋本さんの日記本。 日記本というのは読んでいると誰かの生活を覗き見いているような、そんな不思議な感覚になる。もちろん本人が書いている文章を読んでいるので、生活そのままのわけがないし、省かれていることろはたくさんあると思う。でもその代わりに見ているだけでは覗けない、頭の中で何を考えているのかというところも読めるのが日記本だ。だからよりいっそうその人にとって何が大切なのか

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        • 本日17時より読書会のご案内

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        • 7月の読書会のお知らせ

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        • 本日20時より『マザーツリー』読書会です

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          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.19

          おはようございます、こんにちは、こんばんは 史上最強と言われている台風10号の雨がものすごくなってきた今、前の川を大きな岩がごろごろ流れていく音を聞きながら書いている今月のメルマガです。 無事に送ることができますように、、、笑 8月も連日の猛暑と突然の雨に悩まされ、なかなか予定通りにことが運ばない1ヶ月でした。 予定していたイベントも3本中2本が天候によりなくなり、結局1本だけになるというトラブル続きでしたが、その1本が最高でしたので今月はそのレポートからしていきたいと思いま

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.18

          おつかれさまでございます。 7月も終わり、メルマガをお送りする日となりました。 いやはや連日かなりの猛暑ですね。 日本全国記録的な酷暑の夏。 道志村は他の地域と比べればだいぶ過ごしやすいとはいえ、日中は30度越えの日がこれまで見たこともないほど続いています。 なんだか記憶も朦朧としてきますね〜 今月何してたっけ、、、 とりあえず思い出しながらいってみましょ

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.17

          みなさまおつかれさまでございます。 今月もブックマガジンをお送りする日がやってきました。 気づけば2024年も半分が過ぎてしまったんですね。 こわやこわや〜…… 振り返ると、怒涛の半年であった気がしています。 もくめ書店としては、今年はつるのもりマルシェや水源の森からマルシェといったマルシェへの参加、そして未来屋書店さんとのコラボもあり、活動がよりいっそう広がったなと思う半年でした。 でも1番大きかったのは能登半島、輪島市で避難生活を送っている方々に本を持っていけたことだと

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.16

          こんにちは、こんばんは、おはようございます。 みなさまお元気ですか。 5月ももう終わり、あっという間に6月にはいりますね。 道志村は緑が青々としてきて草木ものびのびと成長しています。 目に入るものがほとんどすべて緑の世界で、とても気持ちがいいです。 まだまだ朝晩は肌寒いですが、日中は半袖ですごせる日も増えてきましたよ。 もくめ書店も5月はお天気もいい日が多く、イベントも多かったのでたくさんの方に来ていただけたなと思います。 売上もなんと過去最高額を達成しました。気づけば、

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.15

          みなさま、こんにちは、こんばんは もう桜も散り、新緑が美しい道志村です。 この季節の緑は本当に瑞々しくて、エネルギーに満ち溢れていて好きです。 さまざまな花が入れ替わり立ち代わり咲き始めるのも心楽しく、とはいえもくめ書店の庭はおおかた鹿に食べられてしまうのであまり花がないのですが、それでも咲いているものを見つけては可愛いなぁと癒されています。 現在ゴールデンウィークに入ったところで、どこもかしこもにぎやかです。久しぶりに活気あふれる道志村になってきたなぁとそこも嬉しく感じてい

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.14

          みなさんこんにちは、こんばんは。 3月も終わり、明日から4月ですね。 新学期、新生活と生活が変わる方もいるかなと思います。 春はふんわりと優しいようで、ときどき大雨、大風、雷、雹、その全部がいっぺんにきたりすることもあり、なかなか激しい気候の変化をあじわう季節です。 しらないうちに疲れがたまっていたり、心が落ち着かなかったりする季節でもあるので、ご自愛ご自愛でのんびりゆったりする時間もあえて設けましょう(特に自分に言っております……) では今月も盛り沢山でいってみましょう〜!

        記事

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.18

          おつかれさまでございます。 7月も終わり、メルマガをお送りする日となりました。 いやはや連日かなりの猛暑ですね。 日本全国記録的な酷暑の夏。 道志村は他の地域と比べればだいぶ過ごしやすいとはいえ、日中は30度越えの日がこれまで見たこともないほど続いています。 なんだか記憶も朦朧としてきますね〜 今月何してたっけ、、、 とりあえず思い出しながらいってみましょ

          6月読んだ本

          今月もやっぱりあまり読めなかったー どんどん減っていく読書量にどんどん増えていく積ん読で、もはや読みきれない量の本がわたしの積ん読棚に(もはや積ん読ではなく大きな本棚に収まりきれなくなりそうな量、、、) そして結局仕事で読まなきゃならない本ばかり読んでいるという現実であります。 まさに今月は見事に仕事で読んだ本ばかりだったんだけれど、大好きな作品なのでまったく苦にはならず、むしろ再読だったにも関わらず心から読書を楽しめました。その1冊がこちら 『ストーナー』ジョン・ウィリ

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.17

          みなさまおつかれさまでございます。 今月もブックマガジンをお送りする日がやってきました。 気づけば2024年も半分が過ぎてしまったんですね。 こわやこわや〜…… 振り返ると、怒涛の半年であった気がしています。 もくめ書店としては、今年はつるのもりマルシェや水源の森からマルシェといったマルシェへの参加、そして未来屋書店さんとのコラボもあり、活動がよりいっそう広がったなと思う半年でした。 でも1番大きかったのは能登半島、輪島市で避難生活を送っている方々に本を持っていけたことだと

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.16

          こんにちは、こんばんは、おはようございます。 みなさまお元気ですか。 5月ももう終わり、あっという間に6月にはいりますね。 道志村は緑が青々としてきて草木ものびのびと成長しています。 目に入るものがほとんどすべて緑の世界で、とても気持ちがいいです。 まだまだ朝晩は肌寒いですが、日中は半袖ですごせる日も増えてきましたよ。 もくめ書店も5月はお天気もいい日が多く、イベントも多かったのでたくさんの方に来ていただけたなと思います。 売上もなんと過去最高額を達成しました。気づけば、

          4月読んだ本

          だんだん本当に読んだ本が少なくなってしまって、このコーナーは果たして続けられるのか不安になってきた感じですが、、、 先月はなんと2冊しか読めず、、、、 もう少し読書時間、増やしたいなぁ。 1冊目はこちら 『エンジェルフライト』佐々涼子 集英社 先月の読書会で読んだ佐々涼子さんの『夜明けを待つ』から、佐々さんの他の著作も読みたくなり、まずこちらを手に取りました。 国際霊柩送還という仕事があるのは、なんとなく知ってはいましたが、具体的にどんなことをするものなのかは全く知らず、

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.15

          みなさま、こんにちは、こんばんは もう桜も散り、新緑が美しい道志村です。 この季節の緑は本当に瑞々しくて、エネルギーに満ち溢れていて好きです。 さまざまな花が入れ替わり立ち代わり咲き始めるのも心楽しく、とはいえもくめ書店の庭はおおかた鹿に食べられてしまうのであまり花がないのですが、それでも咲いているものを見つけては可愛いなぁと癒されています。 現在ゴールデンウィークに入ったところで、どこもかしこもにぎやかです。久しぶりに活気あふれる道志村になってきたなぁとそこも嬉しく感じてい

          3月読んだ本

          2月の読んだ本アップし忘れごめんなさい。 今月も本当に本が読めず。 なんだかどんどん読めないレベルが上がっており、ますます読めてません(無念)。 2月の後半読んでいた本であまり好みに合わないかもと、このまま感想を言わなかったら察してくれと言っていた本があったんですが、それが最後まで読んでみたらすごくよかったんで、まずそれから紹介させてください。 『神よ、憐みたまえ』小池真理子 新潮文庫 これが700ページ以上ある大作だったんですが、最後の最後でそれまでの気持ち悪さや嫌

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.14

          みなさんこんにちは、こんばんは。 3月も終わり、明日から4月ですね。 新学期、新生活と生活が変わる方もいるかなと思います。 春はふんわりと優しいようで、ときどき大雨、大風、雷、雹、その全部がいっぺんにきたりすることもあり、なかなか激しい気候の変化をあじわう季節です。 しらないうちに疲れがたまっていたり、心が落ち着かなかったりする季節でもあるので、ご自愛ご自愛でのんびりゆったりする時間もあえて設けましょう(特に自分に言っております……) では今月も盛り沢山でいってみましょう〜!

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.13

          みなさまこんにちは、こんばんは、おはようございます。 2月は毎年本当に早くすぎますね。 今年は閏年だから1日長いというのに、それでも早いです。 自分の誕生日や親戚の誕生日もあったりするので、個人的にイベントも多くてさらにあっという間に感じるのかもしれませんね。 今年の誕生日はすごくうれしかったことに、家族や村の友人たちがみんな手作りのプレゼントを持って来てくれて祝ってくれたこと。 氷でできたケーキ、本物のケーキ、お菓子、子どもたちが描いた絵、手紙、木彫りのお皿、道志村でとれ

          1月読んだ本

          もう2月も終わりなんですが、1月読んだ本をあげるのをすっかり忘れていました〜。1月は図らずも古典古典古典を読む月となりました。 冬休みにたくさん本を読むぞと、実家にも本を持ち帰ったのですが、地震があってから本が手につかず、前半は全くと言っていいほど読めませんでした。後半に入って読書会もあったので、じぶんの尻に火をつけながらよみすすめました。結果、本当に古典しか読んでいないというめちゃくちゃめずらしい1ヶ月でした。でもなんだかとても楽しかったです。 □『万葉集ビギナーズ・ク

          2023年個人的海外文学ベスト本

          大変遅くなって今更な感じはあるのですが、2023年もたくさん素晴らしい本が出て、わたしはその中でも海外文学を中心に読んでいたので、海外文学の中でトップ3を発表していきたいと思います。 2023年の海外文学はものすごくヒットした作品というのはなかったかと思うのですが、すごく良作が多かったような気がしています。 といって、本当に一部しか読めていないのに説得力ないのですが、新刊をチェックするたびにすごく良さそうな本がたくさん出ていてうなりました。 その一部しか読めなかった中からの

          2023年個人的海外文学ベスト本

          MOKUME BOOK MAGAZINE vol.12

          みなさまこんにちは、こんばんは、おはようございます。 2024年に入って1回目のメルマガの配布になります。 みなさまは今年の抱負はなにか決めましたか? もくめ書店はいろいろ考えてみたけれど、今年は”動く”年にしたいと思っています。 自分から会いたい人に会いにいく 自分から行きたいところに出向いていく できない理由を重ねない まずはできたところからイメージしていく でも欲張らない無理しない ということを自分なりに目標にしてみました。 最後の1文は何気に1番重要であります