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新人助産師日記🌸

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2019年4月、都内の病院で助産師になりました。 研修、初めての受け持ち、初めてのケア、そんな体験の中で感じたことをまとめていきます。 #新社会人 #新人 #助産師 #看護師 あ…
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#新社会人

妊婦になった助産師の先輩が教えてくれた「妊婦にかけてほしくなかった言葉」

妊婦になった助産師の先輩が教えてくれた「妊婦にかけてほしくなかった言葉」

助産師は外来で、産後に病棟で、患者さんにたくさん保健指導をする。かける言葉がその人にとって求めているものなのか、そして【妊娠も出産も経験していない25歳の私】がなにを根拠にかかわるのか、考えさせられる先輩との出来事があった。

1年目、新人として日々産婦人科で働く中で、
根拠に基づき、適切に患者の状態を把握し、どんな状況にも落ち着いて対応する
ちょっと厳しいけれど、厳しさの裏に優しさがみえ、尊

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新人1年目を終えて

新人1年目を終えて

社会人1年目、助産師1年目が終わろうとしている。毎日必死だったなかで、失敗しなければわからないことがある現実、相手からの反応があることの嬉しさ、お互いを頼り支え合ってするのが仕事だ、感じている。

年が明けて、あと3ヶ月だなんて思ってたら、あっという間に3月が終わろうとしている。
看護職のシフトは土日関係なく、上司に組まれるので、日勤を3連勤して、夜勤して、明けの休みで、また2連勤で...みたいな

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私なんてたいした存在じゃない、と思うことも一つの救い #新社会人

私なんてたいした存在じゃない、と思うことも一つの救い #新社会人

「社会人として専門職としての責任をもて」と入社式でいわれた。でも、責任だけでは潰れてしまう。特に真面目で一生懸命なタイプほど。「私なんてそんなもん、こんなもん」と割り切ることも、職場では必要と最近感じる。

私はいつでも真面目と言われるタイプだった。
授業のノートはきちんととる、寝ない、提出物は絶対に期限を守る、テスト前にまとめをつくって自分なりに整理、テスト期間や受験に向けてスケジュール作り

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舐めた新人同期と続けてる私の違い

舐めた新人同期と続けてる私の違い

産婦人科に入社した助産師の同期が一人、半年たたすに辞めた。辞めずにいる自分がエラいとは思わない、きっと仕事を辞めるも続けるも紙一重。私はなぜ今辞めずに続けられてるのか、理由を2つ考えてみた。

その子はひっそりと辞めた。
助産師同期Lineは途中から既読がつかなくなり、ただ退会もせず、個別にLineをしても返信がなかった。
辞めたいと相談されることもなく、どうして辞めたのか理由は全くわからない

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助産師1年目、久しぶりに病棟で泣いた

助産師1年目、久しぶりに病棟で泣いた

産婦人科で働き始めて半年以上、病棟で久しぶりに泣いて、過呼吸になった。自分のしたことが申し訳なくて、多分疲れも溜まってて悲しさが増して、悔しくて。でも先輩がたくさんフォローしてくださって、なんとか勤務を終えることができた。

朝、授乳室で突然ひとりの患者さんが赤ちゃんを抱えて泣き出した。
ほんとうに突然だった。
私は駆け寄って話をきこうと、横に座って背を撫でた。
その方は泣きながら、ぽつぽつと、う

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先輩からの無関心がいちばん哀しい、よね?#新社会人

先輩からの無関心がいちばん哀しい、よね?#新社会人

毎日必死に病棟で過ごしていると、
自分は周りからどう思われてるのだろうか、とか、考える余裕なんてない。
すみません、今お時間大丈夫ですか? ...
これはここまでわかるのですが、ここからは一人でするのは不安なので、みててもらえますか?...
ありがとうこざいます、すみません...
1日何度も何度も口にする。

この確認手伝って、と声を先輩にかけてもらったとき
「そういえば前から思ってたんだけど

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新人歓迎会で

新人歓迎会で

病棟の新人歓迎会で
助産師の先輩から言われたこと。

毎日、くること
きたら、なにかできるから
とにかく休まないこと
自分で体調管理をして、こうやったら気分転換できるな、休めるな、ってリズムをつかんでいくこと

とにかく、シフトの時に
ちゃんと来て。

覚えてほしい業務、ケア、システムはたくさんあるけど、それより先に、まず病棟に来れることを一番に考えて、そこから毎日始めてみて。

意外だった。

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周りと比べない、自分のスピードを、まもる

周りと比べない、自分のスピードを、まもる

産婦人科の助産師になって、1ヶ月が経とうとしている。
でも、まだなにもできない、という思いに
時々押しつぶされそうになる。
特に夜とか。

助産学校で習った、助産師としての関わり方とか、
国家試験のためにも必死に勉強した、病気の知識や、看護の方法も
妊婦さんや産婦さんとの関わり方も、
まず覚えるべき“業務”、例えば
どうやって患者認証をすると、とか
カルテから情報をどうとる、とか
どこで、どう申し

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ここで頑張ろう、まず思えた初期研修

ここで頑張ろう、まず思えた初期研修

希望とかわくわくよりも、不安のほうが
何倍も心を占めていた、新社会人、新人看護職員のスタート。
産婦人科への配属がわかり、病院の助産師になった入社式の日が、遠い昔のようだ。

まだ10日しか経ってないし、全体研修、看護研修、病棟オリエンテーションが主な日々だったけど、
『私、ここで頑張れるかも』と思えるようになっている。
想像していたよりも、気持ちが明るく毎日迎えられていることに、びっくりすると

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