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(短文)古くなることと生きること。
noteのロゴが新しくなった。
古くなったものは、時代に合わせて、新しくなる。
人はどうだろう?
社会的な価値観の変化に遅れた演出家が、告発される。
そんなニュースが、年に1、2回は流れてくる。
僕の周りも、僕自身も、アップデートが最新だとは思えない。
それはさておき。
古いものが、すべて悪いものだとも思わない。
古くても、手をかけられたものは、錆びれない。
僕自身、錆びないよう
「私はあなたについて何も知らない」ことが愛かもしれない。
私とあなたは違うし、あなたと明日のあなたは違う。だからいつもあなたをきちんと見て、私の中に決まったあなたをつくらないように気をつける。私の中には、あなたの形ではなくて、あなたという存在そのもの、僕はこれを魂のようなものだと思っているんだけど、それを置いておく。
時折まちがえることがある。私はあなたのことが好きだから、あなたとたくさんの時間を共有してきたから、あなたのことはなんでも知っている。そし
「音楽のように演劇をたのしむ」って理想が、昔よりわかった気がする。
突然ですが、音楽は好きですか?
「嫌い」って答える人は少ないんじゃないかな。
「好き」か、「ふつう」だと思う。こういうとき僕は「好き」って答えるようにしてる。
音楽については、僕はけっこう好きな方だと思っていて、楽器もすこしは演奏できるし、AppleMusicにも登録している。
そして音楽好きが高じて(?)、いつしか演劇について、こう思うようになった。
音楽みたいに、演劇をたのしんでもら
演劇の稽古は好きなときに休んだり遅れたりしていいと思う。
演出として関わったクラアク芸術堂の舞台『あゆみ』が終わって1ヶ月ほど経つ。
『あゆみ』では、たのしく創作することを第一意義とした。
そのために、まずはじめに決めたのが「休んでいい」というルール。
稽古はいつでも、理由なく、休んでいい。
理由がないと休みを申告しづらいから、そもそも誰も欠席理由を言ってはいけない。
みんなには「なんか今日気分じゃないな」と思ったら、休んでいい、休んだ方がいい
旗になる言葉を、別の立ち位置から、冷ややかに見る人がいるという事実。
言葉は、人をまとめ上げるための旗印になると同時に、その旗のもとにいない人には滑稽に見えることがある。
たとえば先日の衆議院選挙で、「選挙に行こう」というメッセージを掲げた有名人がたくさんいる。
選挙に行くこと、選挙に行こうと呼びかけることは、(それで本当に政治が変わるのかは置いておいて)良いことだと思う。
でもどこかに、今更そんなこと、と冷ややかに受け取って、メッセージを見ても行かなかった人