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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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2024年3月の記事一覧

素直に生きる

素直に生きる

強く生きるんじゃない

上手く生きるんじゃない

素直に生きるんだ

季節の気息

季節の気息

春がやって来るよ

信号待ち
見ている景色とは裏腹に
そっとそよ風が教えてくれた

本当に
思わず疑いたくなる
でも きっと来る

そよ風は季節の気息

いつもそう
そよ風は嘘をつかない

さあ 春よ来い

鐘の音

鐘の音

黄昏時の境内に
寂しく響く鐘の音よ
誰が鳴らした鐘の音か
寂しい心の有り様が
心の隙間にじんと響く
鐘とは奇妙なものよ
私が鳴らせばどう響く
この心の有り様が
誰かに響くというのかね
あなたに響くというのなら
今すぐにでも鳴らそうものを

これが自分

これが自分

波音が騒がしい
そう思う心が嫌
いつになったら
波音を心地よく

失敗を認めれば
それでいいはず
小さなプライド
捨てられない私
どこまでも幼い

そんな自分ゆえ
こうなるは必然

ただただ笑える
でもこれが自分
どうしようもない自分

本当の幸せ

本当の幸せ

本当の幸せとは
後から気付くもの

なのかもしれない

季節に咲く花となれ

季節に咲く花となれ

花の命は短いと
人様は言うけれど
人の命は長すぎると
花なりに思う

季節の中で開花する命が花
時代の中で埋没する命が人

人も 季節に咲く花となれ

仮に短くとも
季節の中で咲いてこそ
命は その輝きを解き放つ

星の輝き

星の輝き

星の欠片を拾っては
重ねて星を作っては
夜空へ星を投げてみる
星はキラキラ輝くことなく
お山の向こうに落ちてった

どしたらキラキラ輝くか
も一度拾って重ねては
夜空へ星を投げてみる
やっぱり星は輝かず
お山の向こうに落ちてった

それを見ていたお月様
想いを込めて重ねては
投げずにそっと置くといい
想いなく重ねても
力強く投げたって
キラキラ輝くわけじゃない

そう言うからやってみる

置いたら

もっとみる
泣けばいい

泣けばいい

生まれた時に大泣きしておいて

今更何をためらうことがありましょう

泣いていいんですよ

だって人間なんですから

残せない足跡

残せない足跡

潮騒が脳裏に話し掛けてきては
この海が脳裏にあの日を映す
いまだ終わらない苦悩の波は
塩辛い風を連れて吹きつけてくる

この海の中に懐かしい景色があり
この砂の中に懐かしい日々がある

この浜辺を歩けば
温かい思い出がひとつひとつ
足跡にはなる けど
顧みる景色の中に
残る足跡はない

幸せだったと思える日々は
もう戻らない けど
残せない足跡を想いながら
今日も浜辺を ひとり歩く

🌸忘れない

もっとみる
とらわれない

とらわれない

とらわれていては
あなたはそこから動けない

その人から
その出来事から離れないと
さもなければ
時間という本当に大切なものを
失うことになる

とらわれているだけ
とらわれていてはだめ

本当に大切な人なら
本当に大切な事なら
あなたを足止めなんてしない
あなたを拘束なんてしない

それがどうした

それがどうした

この激流に耐えて昇った先に
幸せが待ってる
世間はよくそう言うけれど
耐え泳ぐ者は次第に弱っていく
耐え泳ぐは当然
弱り流されるは弱き者

この川の常識は世間流

横を弱りし者が流れてく
力尽きた者が底に沈んでる
やはりおかしい
さすがにおかしい
求める幸せは きっと先にない

泳ぎをやめる者は弱き者

それがどうした

泳げてこその幸せ
弱い強いなんて
そんなこと 関係ない

傘

冷たい雨に打たれていたら
手足の自由が利かなくなった
凍えていては
体の芯が冷えてゆき
心の芯が冷えてゆく
冷たい雨は容赦ない
震えは容易におさまらない
この冷たい雨…いつまで…
冷たい雨にはせめても傘を
傘は心の玄関に置いてある