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「おひとり2,500円固定」のカフェが約束すること
店を開業して、そろそろ1年になろうとしている。
開業から今まで、かなり試行錯誤をしてきた中で、最も変化してきたのが「料金設定」だ。2020年7月末に開業して以来、計3回変更した。
そして、今ではタイトルにもある通り、"おひとり2500円"の固定で自分たちとしては落ち着いている。
「え?カフェなのに固定なの?しかも高くない?」と思われる人もいるだろう。なぜ3回も料金設定を見直したのか、そして、
なぜカフェなのにアポイント制なのか
nagiをオープンして3週間ほど。
ありがたいことに連日満席に近い状況が続いているのだけれど、ぼくらは営業時間中どなたでも入店できるわけではない『アポイント制』をとっている。1日の営業時間を3つに区切り、それぞれ2時間制にしている。
オープンするまでに色々なことを体験・思考した結果この形態を選んだ。インスタのDMでアポイントの受付をしているので日々のやりとりはそれなりに手間だけれど、現段階とし
自宅兼カフェという、"いる"がベースにある場であること
前職の後輩からこんな本をすすめられた。
デイケア施設を舞台に、"いる"ことの難しさや価値について個性豊かなスタッフ・メンバーとのエピソードを通じて論じられたガクジュツ書だ。
この本の核心部について語ってしまうとある種のネタバレにもなってしまうので控えるが、これからカフェ(と表現するのも違うのだが)をはじめようとしている身として確かな気づきを得られたので、ここに残しておこうと思う。
"する"で
言語化と解像度の世の中で、曖昧さを大切にしたい
言語化ってそんなに重要ですか?
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昨日、久しぶりの後輩と会う機会があり、nagiに来てほしいターゲットってどんな人なの?どんな雰囲気の店なの?と聞かれた。
あれこれ試行錯誤して伝えてみようと思ってみたものの、諦めた。というよりも、それは違う、と止めた。
言語化することで解像度が高まることは確かだけど、解像度が高いってつまり『その他との境界線がはっきりしている』ということであり、『フレ
ていねいな暮らしは、何が"ていねい"なのか。
不思議と決まって7時に目が覚める。
もともと、寝起きはいいほうで、朝の目覚めが心地いいと思っていた。
けれど、移住してからの、この地での目覚めは、これまでのそれとは何か違う。
「ていねいな暮らし」とは一体なんだろう。
数年前からこのことばを目にするようになってから、ずっともやもやしていた。
「ていねい」の反対を「雑」だとするならば、
これまで、ぼくたちはどんな「雑な暮らし」をしてきたの
人生100年時代の「人生2回リセット論」
「よく移住決意できたね」
移住直後よりも、最近東京で言われることです。
移住ということばが割と世間でよく聞くようになっても、まだまだ身の回りに実際に移住した人は少ないということなのでしょうか。
仕事で全国津々浦々回ってたから、他にも住んでみたい地域はあったりするわけで悩む要素はあったのですが、尾道に骨を埋めるつもりもべつになく、必要性に駆られたわけでもなく、わりとサクッと衝動的に移住を決め
何して食ってるの?と聞かれるので自己紹介します
nagiのオープンが来年に延期となりました!!
と伝えて以来、
「え、それまで何して食ってるの?」
「年金生活でもしてんの?」
と聞かれる機会が増えたので、
これはいいタイミングだ!ということで自己紹介したいと思います。
結論、普通にちゃんと働いてます。
※アイキャッチ画像は、愛猫のトニーさん
経歴申し遅れました。
2018年10月末に、東京世田谷から広島県尾道市の向島に移住した羽
”負けず嫌い”の戦い方
「勝つか負けるか」
そういう世界が好きじゃない。
それは平和主義とか綺麗ごとではない。
ぼくはたぶん、異常なまでに負けず嫌いなのだ。
友だちとの遊びでも、仕事でも、「相手に負ける」ということがすごく許せなくて、若い頃は負けるとわかりやすくピリピリしていた。ボーリング対決でも。スト2でも。すごく小さい。
想像に容易いけれど、そんな奴がその場にいると空気は悪くなる。
さすがにそんなこともわ