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Vol110 「街の住みここちランキング」特別集計!魅力のある街はどこだ?

大東建託株式会社が「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」として、「居住者」「非居住者」に分けてランキングが発表されましたのでご紹介を致します。
 
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「街の住みここちランキング」特別集計とは

 
大東建託株式会社は、毎年実施している「街の住みここちランキング」の特別集計として、今回初めて「街の魅力度ランキング<都道府県版>」が作成されました。
面白いのは、「魅力的だと思う」という項目を使用していないことです。
実際に住んでいる人々が、「住んでいる街についてどれくらい満足しているか?」、または、「住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているか」を、「魅力」と定義していることです。
そして、非居住者評価については、回答者の居住都道府県以外の都道府県をランダムに表示し、一人につき一つの都道府県について回答するよう制御しています。 
その都道府県に住んでいる居住者と、非居住者の順位に差があるところが面白いですね。

2⃣ 街の魅力度ランキング2023


 
2年連続で福岡県が1位に輝きました。
福岡県は、居住者評価では5位でしたが、非居住者評価では2位に選ばれています。非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」、「食べ物がおいしい」、「住みやすそう」、「観光に訪れたいと思う」等の項目について評価が高くなっています。
 
5位の東京都は、居住者評価は3位ですが非居住者評価は9位です。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県で最も多いですが、一方で、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」等、低い評価も多く、街の魅力度としての順位が下っております。
 

3⃣ ランキングから思うこと

 
こうした魅力度のランキングを決定付ける要因としては、情報の発信が大きく影響しているといえます。
TVやインターネット、SNS等の露出度が影響をしているのではないでしょうか。
そして、メディアを通して、その地域に足を運ぶことで、その街の魅力を知ることになります。実際に、訪れたことのある街を高評価にしてしまうのは仕方がないのかもしれません。
 
私たちも、地方への移住を検討する際、どうしても知名度の高い地域から検討を始めてしまいます。
または、旅行などで訪問をした地域に移住を希望するケースもあります。
但し、旅行で訪問した際には、その地域の良いところしか見えていないことが多くあります。
もちろん、魅力度と暮らしやすさは比例するものでもありません。
そのため、何度も現地に足を運び、長期間の滞在をしてみることも大切です。
また、その際には、周辺の自治体にも足を運んでみても良いのではないでしょうか。
 

4⃣ TOPの画像


千葉県勝浦市
 
「猛暑日のない地域」として話題を集めているのが「勝浦町」です。
なんと、100年以上前から一度も気温が35度を超えたことがないそうです。
勝浦市では陸から10キロほどの沖で、およそ200メートルと海底が深いことが特徴です。深い海底から押し出された冷たい海水に冷やされた風が陸地まで届くことで、気温が低くなることが要因と言われています。
その勝浦町では、移住を検討している人向けに、都心の最高気温との比較を掲載したところ、移住の問い合わせが急増し、前年度およそ1.6倍になりました。
東京都内から車で1時間ほどと利便性も良く、休日に「かつうら海中公園」でのんびり過ごすくらいも良いですね。

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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。