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片道10分エッセイ

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平日仕事帰りの片道電車の中でサクッと綴るお手軽エッセイ。じみーにゆるーく更新継続挑戦中。
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2023年8月の記事一覧

夢すらもルーティン

夢すらもルーティン

「あ〜よく寝た!」

と言って、起きたら5分しか経ってなくて親が笑ってた幼少期。

そんな少女もすっかり大人になり、子育て中の今はぐっすり寝れたら感動してしまう日々を過ごしている。

あまり夢を見ないのだけれど、不思議なことに、年に数回見る夢が大体決まって同じパターンなのだ。

その1、歯が全部抜け落ちる。

自慢じゃないが、私は成人するまで虫歯ゼロの女だった。

なので、大学生になって歯医者で虫

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ツヤツヤになりたい

毎日、娘をお風呂に入れてスキンケアをし、ドライヤーを悪戦苦闘してかけながら思うこと。

肌ツヤ、髪ツヤ、なんでそんなにいいん??

これが若さってやつなのかい?そうなのかい?

私自身、毛量がすごいのだが、娘もそれをしっかり受け継いだようで、どんどん伸びていった。ちなみに、前髪以外、まだ切ったことがない。

親のセンスでは二つ結びぐらいがいいとこだが、保育園の先生の手にかかると、毎日素敵な髪型にな

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肯定も否定もせず、いいんじゃない?

肯定も否定もせず、いいんじゃない?

NHKの番組視聴で、受信料以上の価値を人生で最も享受している。

シナぷしゅが流れる地域、ではない我が家は、もっぱら毎朝毎夕Eテレタイムだ。

クックルン、はなかっぱ、こてつくん、色々あるが、やはり最強、おかあさんといっしょ。

毎日2回見てると、なんだか子ども以上に親が愛着が湧く。けけちゃまのLINEスタンプは即買ってしまった。

おかあさんといっしょには、月替わりの歌がある。

恐ろしいことに

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今でも、となりにトトロ

今でも、となりにトトロ

保育園に飾られているトトロを見て、
「ととと!」
と言っていた娘も今では
「ちっちゃいととろ!」「おっきいととろ!」と言うようになった。

私はトトロリアルタイム世代よりもう少し後の年代だが、それでも、金曜ロードショーの影響なのか、トトロはもう世代かの如く身近だった。

というか、夏休みに放送されてることが多かった(よね?)のせいで、トトロといえば夏!のイメージである。あ、でもあれかな。劇中も夏だ

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真夏の人生

真夏の人生

いつもこのnoteを書くのは退勤後の電車の中なのだけれど、高確率でびしょびしょになりながら書いている。

ねぇ、今年の暑さ、尋常じゃない???

地方都市なので基本車社会なのだけれど、良くも悪くも交通アクセスいいとこに住んで勤めてることが、今年の夏は完全にアダになっている。

まず、家から駅に行く時点で滝汗。
駅から会社も滝汗。
復路は言わずもがな。
家に着いたら待っているのは熱帯夜の如く灼熱地獄

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ワーママのランチ、モバイルオーダーしか勝たん。

ワーママのランチ、モバイルオーダーしか勝たん。

週1、2回のお昼休みの外ランチは、もっぱらマックである。

なぜなら、モバイルオーダーがあるから。

ワーママにとって、昼休みの1時間はめちゃくちゃ貴重。家に帰ってから怒涛の子守りによる第二ラウンド、寝かしつけを終えた後の自分時間…にはもう疲れて眠くて不完全燃焼である。

しかも、いつものご飯は子どもと食べられるものをチョイスしがち。(うちの場合横取りされる)

だから、お昼選びに少しでもロスタイ

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たっぷり寝たけりゃ心を満たせ

たっぷり寝たけりゃ心を満たせ

夏の初め、早起きチャレンジが地味によくて、今年の夏は続けてみようと思っていた。

が、かろうじてラジオ体操がボチボチ続いているものの、正直あんまスッキリ早起きできていない。

原因は単純で、夜寝るのが遅いから。

スマホをポチポチダラダラ見てしまい、布団の中で1時間経過もザラ。

ああ、もったいない…

と思いながらもやめられず。

よく眠れた日は、朝もわくわくするけれど、追い立てられるように布団

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ニュースの向こうの「誰か」の人生を想う

ニュースの向こうの「誰か」の人生を想う

ここ数年、ニュースを見聞きして、以前よりも心がざわつくことが多くなった。

きっかけは、育休。

普段ニュースを見ない時間帯にもテレビを見るようになり、世の中のニュースに触れる時間が多くなった。

その中でも、どうしてもネガティブなニュースには引き寄せられてしまう。

ふと、なんでこんなにもざわざわするようになったのだろうかと、考えた時があった。

自分なりの結論としては、ニュースの向こうにいる人

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2歳児の世界の解像度

2歳児の世界の解像度

我が子は幾つになっても可愛いと聞くが、最近、今が絶頂じゃないか?大丈夫か?と思うぐらい、娘を見ているのが愛おしい。

もうすぐ2歳。少し前は、始まりかけているイヤイヤ期に自身の体調不良、仕事の疲れが重なって、しんどさの方が上回っていた。

最近、ふっと日々に余白ができて、娘とゆったり向き合える時間ができた。

日に日に、言葉を覚え、舌足らずな発音で、一生懸命に教えてくれる。

私は、何回も何回も聞

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駅の片隅で「弾き逃げ」してきた話

駅の片隅で「弾き逃げ」してきた話

昨日の続き。

今日こそは弾くのだ、と決めて今日もiPadを忍ばせてきた。

というか、結局昨日も眠気に負けて家でも弾けず、ここ数日家でも弾いてすらいない。

だけど、やると決めたらやるだけなのだ。

そうして意気込んで

今日はちゃんと、ピアノの前に座れた。

もう後ろは振り向かない。

どうせここは、改札が見えるとはいえ駅の片隅。どうせ誰も見ても聴いてもいないのだ。

ただ、自分との約束を守る

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ピアノの前に、座れなかった。

ピアノの前に、座れなかった。

仕事帰りに利用する駅に、今、ストリートピアノが置いてある。

保育園のお迎えのために時短で退勤した帰り道、横目にちらちら見ながら、過ぎ去ることもうすぐひと月。今週で設置期間が終わってしまう。

地方とはいえ、新幹線の始発終着になる、県名を冠したターミナル駅。

そして、私は社会人で再び暇つぶしに弾き始めた、ど素人の元エレクトーン弾き。ヘタウマならぬウマヘタである。

昨日の帰り道、思ったより人がい

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お盆の情景

お盆の情景

幼少期の私にとって、お盆はおばあちゃんの家に帰れる、楽しみな日だった。

大人になった今、実家近くに住んでいるため、そんなワクワクさとは縁遠くなってしまった。

特に、ここ数年は社会情勢的にも大人数で集まりにくく、自然とみんな足が遠のいてしまったと思う。

だけど、今年は違った。

遠方にいる義姉と甥っ子姪っ子も久しぶりに帰ってきて、久しぶりの賑やかなお盆。

決して狭くはない義実家が、ぎゅうぎゅ

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優柔不断のランチルーティン

優柔不断のランチルーティン

私は、それはもう筋金入りの優柔不断だ。

振り返ると小学生の頃、母親に繁華街に連れてってもらっても、買うものが決められず手ぶらで帰る電車の中で泣いていた。

大人になっても、仕事では企画職をしているにも関わらず、決断力がなくて石橋を叩きすぎ、タスクの進みが遅い。

決断力のなさでこの人生、何度悩んできたのかというぐらい、私の個性=優柔不断になっている。

子供を産んでワーママになり、さすがに時間が

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我が家の誕生日

我が家の誕生日

夫婦は、家族の最小単位の一つである。

とすると、結婚記念日とは、いうなれば家族の誕生日なのかもしれない。

先日、もはや何回目かも忘れた結婚記念日だった。

多分6周年ぐらいだと思われる。知らんけど。

結婚記念日、と聞くと、若かりし頃にはキラキラしたビジョンが浮かんでいた。

たまには子供を預けて、夜景の見えるレストランでおめかししてディナーとか。
sweet 10 Diamond とかいって

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