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我が家の誕生日
夫婦は、家族の最小単位の一つである。
とすると、結婚記念日とは、いうなれば家族の誕生日なのかもしれない。
先日、もはや何回目かも忘れた結婚記念日だった。
多分6周年ぐらいだと思われる。知らんけど。
結婚記念日、と聞くと、若かりし頃にはキラキラしたビジョンが浮かんでいた。
たまには子供を預けて、夜景の見えるレストランでおめかししてディナーとか。
sweet 10 Diamond とかいって、ジュエリーを贈りあったりとか。
いざ、自分が結婚記念日を迎えるようになると、私に限ってはそういうのとは無縁だったなぁと思い直す。
思えば、結婚1周年の時ですら、いつも通りの食卓でいつも通りのテレビ番組を見て、
いつも通り口数少なくただ2人でいただけだった。
ささやかなお祝いとして、帰りに買ってきたケーキを添えて。
でも、それに不満があったかというとそんなことはなく。
ただただ、無事にこの1年を乗り越え、変わらずにいられる関係に安堵していた。
小さい頃、誕生日は祝われたり特別なことをしたい日だった。
大人になると、産んでもらえた母への感謝と、この1年も無事生きられたことへの喜びがじんわり滲む日になった。
結婚記念日も、そんなもんなのかもしれない。
今年はど平日だったけど、余裕があったので、家族3人で回転寿司へ行った。
各々が好きなものをチョイスして食べれるのって、幸せだ。
家族で生きることも、回転寿司とかバイキングとさほと変わらないのかもしれない。
各々が各々の人生を好きなように楽しみ、それを時には分かち合い、時には1番近い立場から支える。
そんな家族の誕生日。
おめでとう。
明日からもよろしくね。
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