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#エッセイ
季節にまつわるおしゃれの話・番外編
ファッションが好きなんです。
そう口にすることに対して気恥ずかしさを感じてしまうのはわたしだけではないはず。
おしゃれなんです、と公言しているみたいに感じてしまう。
自意識過剰なんだと思う。
でも好きなのは事実なのだ。
わたしは随分多くの時間をファッションに使ってきた。
おしゃれについて考えることは時間を忘れるほどにわくわくするし、癒しである。
「ファッションが好き」と「おしゃれ」はイコールで
8月・かわいい服を着ればかわいくなれると思っていた
わたしは洋服が好きなのだろうか。
それとも好きな洋服を着た自分が好きなのだろうか。
そんなことを考るきっかけとなった遠い夏の出来事について今日は書きたい。
中学3年生だった。
春に修学旅行があり、わたしは憧れのラフォーレ原宿に行った。
雑誌大好き少女であり、一番ときめいたのはジッパーやキューティーの世界。
当時はカラフルな髪色、厚底の靴を履いてフリルのついたデコラティブな洋服を着こなす街角スナ