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日々のあれこれ

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紅茶とは直接関係がないけれど、思ったことや出会った出来事を書いてます。 感動してシェアしたい気持ちも備忘録として書きとめています。
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記事一覧

会いたいひとに会いに行く

会いたいひとに会いに行く

「明日やろうはばかやろう」を痛感した。
私には、何人か心の師匠がいる。
特に「弟子入りさせてください!」と言ったわけではないし、具体的に何かをしていたわけでもなく、年齢も性別も関係なく幅広く、私が心から尊敬していて常日頃、自分の心の中で「あの人ならどうするかな?」と教えを乞うている人。
そのうちのインパクト大きめのお一人。
お茶目で、誰に対しても優しくて厳しい方。
もじもじして、目の前の予定に追わ

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日々是紅茶㉖2月2日 チョコレートミーティング☆~チョコレートと紅茶の関係~

日々是紅茶㉖2月2日 チョコレートミーティング☆~チョコレートと紅茶の関係~

一年で一番チョコレートが多く出回る季節に突入。
皆さんは、チョコレートを口にする時、どんな飲み物と合わせるだろうか?
コーヒーや緑茶ほうじ茶、ワインやブランデーなどお酒と合わせる人も増えているかもしれない。
今回は、紅茶もちょっとしたコツを押さえるとチョコレートととも相性いいよ!というお話。

まだ我が家がテレビを断捨離していなかった頃の昔の記憶。
有名なショコラティエのピエールマルコリーニさんが

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こんにゃくは、にゃくにゃく(泣く泣く)形になる

こんにゃくは、にゃくにゃく(泣く泣く)形になる

新年早々、誰もが大きく心が揺さぶられることが続いた。
そして今も現在進行形の方もおられるわけだけれど。

前回自分の心が萎んでしまわないように、あまり悲しい情報を取りに行き過ぎないことと、ちゃんと見ることのバランスが難しいと書いたけれど、やはり気付かないうちに内向的にもなっていたし、テンション高めの行動はなかなかする気にはなれない。
それでも、私のごく近くの日常は美しいし、ありがたいし、戸惑いなが

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ラギ粉が突如として生活に入ってきた!

ラギ粉が突如として生活に入ってきた!

鎌倉のスパイス屋さん、アナン邸でラギ粉を紹介されてから、少しずつ実験を繰り返している日々。

ラギとは?
雑穀の一種で、インドやスリランカではスムージーのような飲み物にしたり現地のパン(ここでは敢えてざっくり言うけれど)などに使われている、栄養豊富な穀物。 
特にビタミンBが豊富で、

和名では「シコクビエ」
スリランカでは「クラッカン」
英語では「finger millet」 (穂先が指のような

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自由あれ!本場とは何?

自由あれ!本場とは何?

カレーに自由あれ!
私はどちらかというとそういう風に思っている。
(なんか聞き覚えがある気もするので、もしかしたら有名人が同じようなことを既に言っていたらごめんなさい。)

現地で食べる味も、家庭やお店によって違うし、現地の人が作る味も、現地で学んできた人が作る味さえも違うのは、作るシチュエーションや食材によって、もっと言うなら作る人の性格や体調などのコンディション(ここ!とても大事なところだと思

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「ただ目の前の人の笑顔が見たい」

「ただ目の前の人の笑顔が見たい」

普段は家でお茶を淹れてあれこれ実験したり、本を読んだり、日記を書いたりするのが好きな私は、ザ・インドア派。
仕事以外の休日はずっと家の中に居てもつらくない。
外出しないと経験できないこともあるし、会いたい人に会ったり、自然の中を歩くことも好きだ。
でも今の家は、ありがたいことに緑豊かな場所にある。
窓際で風や日差しを感じられるし、鳥や虫、動物の鳴き声も近く、動植物の気配も何となく感じられる。
家と

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梅しごとって一石二鳥

梅しごとって一石二鳥

私が住む鎌倉の山側に住む人たちは、この季節になるとあちこちで庭先の梅の収穫と梅仕事でにわかにそわそわしている。
今年は梅の実が黄色くなるのが早かったようで、6月初めからご近所さんの間でも何やらにぎやかだった。

私もご他聞にもれず、ご近所さんが梅を収穫している最中に通りかかって、お声かけていただき、ちゃっかり青梅をおすそ分けしていただいた。

お酒が好きな彼女は青梅で梅酒を作るので早めに収穫すると

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アグニを着火したのはスパイスだけじゃない

アグニを着火したのはスパイスだけじゃない

明日やろうはバカ野郎。
昨日蒔かれた種は、覚えている限りすべて今日のうちにワンアクションを起こそう!
そう思わせてくれる人と出会った。
着火してもらったこの火をそのまま何もせずに絶やしてはいけない。

ということで、昨晩は数時間前に購入したばかりのスパイス達を開封して、早速カレーを作った。
実は前日もカレーを作ったばかりだったけれど、どうしても今すぐにカレーを作りたかったのだ。
普段は油にスタータ

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結成!「スリランカカレーを作ってみる友の会」

結成!「スリランカカレーを作ってみる友の会」

先月のこと。
「新橋で今スリランカフェスやってるよ~!」と教えてもらった日、実は自宅でスリランカカレーを作っていた。
リサーチ不足でスリランカフェスティバルが新橋で行われているとはつゆ知らず、でも偶然ご近所の友人を招いて密かに(?)結成したのが、
「スリランカカレーを作る友の会」^^
なんだか幸先がよいではないか!

一緒に作って食べてくれた友人は、幼いころにスリランカに住んでいたことがあり、彼女

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ヒマラヤユキノシタとユキノシタ

ヒマラヤユキノシタとユキノシタ

「ヒマラヤユキノシタ」という花を知っているだろうか?
そろそろ3月、花が咲き始める頃だ。
私の住む地域でも民家の脇などに生えていたりする。
しかしいわゆる日本の「ユキノシタ」とは葉っぱに産毛があるところ以外、全然似ていない。
キャベツみたいな野太い根茎に団扇のようなハリのある大きな葉っぱ。
空っ風の吹き晒す雨もほとんど降らない西関東の乾燥した寒い墓地でも、春になると必ず葉は伸びて花を咲かせてくれる

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「ひたすらヒトに寄り添う」ために生まれ、飛び立つのをやめた生きもの

「ひたすらヒトに寄り添う」ために生まれ、飛び立つのをやめた生きもの

先日、nuitoさんの「かいこかいこのかいこ展」へおじゃました。
彼女は、蚕という虫が大好きで、いつからか家で飼いはじめ、今は蚕飼いとして、蚕の繭から「糸くりする体験」の活動や、生糸を活かした展示作品を作り、蚕へのひたむきな愛を世に表現してくださっている。

彼女の丁寧に紡いだコトバは、ヒトと蚕の歩んだ道も、蚕という特殊な生態の説明も、すべてをぎゅっと的確に凝縮している。けれど、コトバがどこか優し

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グアテマラの日本「サンティアゴ・アティトラン」

グアテマラの日本「サンティアゴ・アティトラン」

先日、鎌倉で「グアテマラ繋がり」というプロジェクトメンバーが主催する「ぐるぐるマルシェ」におじゃました。

「なんでグアテマラ?」
正直、グアテマラと聞いてわたくし、中南米のコーヒーかカルダモンの産地位しかイメージが湧かず、どんな国かも勉強不足だった。。
SNSのイベント告知の写真に写る、船の舵を取る男性の表情に妙に魅かれてふらっと立ち寄ったというのも理由のひとつだったというくらい。
そんな私に、

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なんだか気になる草よ「まこも」

なんだか気になる草よ「まこも」

昨年、あるイベントをきっかけに、「真菰(まこも)」を栽培してアクセサリーやお茶を作っている方と出会った。
お恥ずかしいながら、それまで「まこも」という植物をしらなかった私。
しかし聞いてみたら、野菜でもあり、お茶にもなり、入浴剤にもなり、古来から神事にも使われ、生活道具にも、水質改善にも役立つという、なんとも万能な植物だった。
そしてなんとアクセサリーにも!
浄化作用があるとされ昔から葉も根もまる

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堂々と休むをする

堂々と休むをする

「喪に服す」という言葉がなんとなく苦手。

先月桜の咲く前に、父が他界した。
社会人になって一人暮らしも長かったし、結婚して離れて暮らしていたのもあるかもしれないが、まだ実感が湧かないというか、多分比較的冷静に父の死を受け止めている方なのだと思う。
色んな死生観を学んできたおかげで、何を信じるか否かは別として、自動的に自分の思考が父の死をどう捉えるかの色んな方法を提示してくれている。それが正直私の

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