homimi紅茶教室 @鎌倉

紅茶を通して人生が豊かになった私。 植物と人の手が合わさって初めて生まれるお茶の魅力を…

homimi紅茶教室 @鎌倉

紅茶を通して人生が豊かになった私。 植物と人の手が合わさって初めて生まれるお茶の魅力を伝えたくて、セイロンティーを主軸とした紅茶教室をしています。 noteでは、お茶や食、自然、健康にまつわる話など、普段大切にしていることや興味のあることを書いています。

マガジン

  • 紅茶日記

    紅茶をあれこれ美味しく楽しむ為に実験している日々のことを書いています。

  • <自己紹介>私が大切にしていること

    ライフワークとして紅茶や食の発信をしている私が、普段考えていることを書いてみます。

  • 日々のあれこれ

    紅茶とは直接関係がないけれど、思ったことや出会った出来事を書いてます。 感動してシェアしたい気持ちも備忘録として書きとめています。

  • 紅茶会のお誘い

    鎌倉辺りで不定期で開催している「homimi紅茶会」のイベント情報や実施内容をお知らせしています。

  • 紅茶のあれこれ

    紅茶の魅力、特にセイロンティーの魅力や楽しみ方、あれこれを書いています。 紅茶にまつわる気になることをご紹介しています。

最近の記事

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おいしさを越えた何か

私は、セイロンティーを主軸にした紅茶教室をしています。 昨年は、まずセイロンティーを知っていただき、興味を持つきっかけの扉を開いてもらえたらと、家庭で楽しめるアレンジなどをご紹介することを中心に紅茶教室をしてきました。 なぜ紅茶?なぜセイロンティー?は以前の記事でも書いていますが、読み返してみて、私が伝えたいことを伝えられてなかったな~と思ったので、改めて書いてみました。 セイロンティーが私の好みにあっていて美味しいお店に出会うことができただけにとどまらず、実際にスリラン

    • 日々是紅茶㉞「たい焼きとお茶 あんあん」<後編>

      絶滅危惧種とまで言われる一丁焼きのたい焼き。 この熟練の技と手間暇かけて作られる愛情たっぷりのたい焼きの美味しさはもちろんのこと、美味しい紅茶も楽しめるなんて。 鳥取県米子の地元の人々に老若男女問わず愛され、ひょっこりやって来た一見さんでさえも大きな器で受け入れてくれるお店「たいやきとお茶 あんあん」。 どうしてこのお店に行ったのか前編の記事はこちら。 ⇒ 「たい焼きと紅茶」 店主の彼女が30年前に、このお店を引き継いで、たい焼きと紅茶のペアリングを提案した当初は、なか

      • 日々是紅茶㉝「たい焼きとお茶 あんあん」〈前編〉

        私は紅茶が好き。 家族は和菓子が好き。 だから我が家では「和菓子と紅茶」という機会がきっと一般家庭より圧倒的に多いと思う。 その中でも、いつの間にか「たい焼きと紅茶」は私も大好きな組み合わせのひとつとなった。 けれど、30年も前にこのペアリングが最高だと熟知していて「たい焼きと紅茶」の専門店を開いていた人がいた。 ※今回は割と紅茶日記と言いながらも、たい焼きの尺多めのお話。 でも後半は紅茶との関係もお伝えしていくので、よかったらお付き合いいただけたらうれしい。 米子で夢は

        • 日々是紅茶㉜<番外編>「お釈迦さまに捧げるバースデーティー、甘茶」

          今回は番外編。 4月8日は、お釈迦様のお誕生日と一般的にはされていて、各地のお寺では「花まつり」という行事が行われている。 仏教国の中には、旧暦でお祝いする場合もあるし、スリランカにおいては日付ではなく、満月の日にお祝いするので、新暦5月に「ウェサックポヤデー(5月の満月の日)」にお祝いする習慣がある。 日本における行事は? 日本のお寺では一般的に、誕生したときのお釈迦様の像に、甘茶と呼ばれるお茶をかけて、お花をお供えするという慣習がある。 この甘茶というお茶は、「チ

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        おいしさを越えた何か

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        記事

          日々是紅茶㉛「ぼやけてしまった紅茶のレスキュー方法」

          上質なセイロンティーは、何も加えなくても香りも味わいも品があってそのままで十分美味しい。 私はそう思っている。 けれど、つい色んな茶葉の封を開けてしまって、開封した茶葉がいくつもあったら、一人暮らしの人や家族構成によっては、また紅茶以外の飲み物も普段楽しむ人によっては、茶葉を余らせてしまうかもしれない。 紅茶の賞味期限って? 一般的に紅茶の賞味期限は、パッケージ商品として売られている状態で、2年~3年後に設定されていることが多い。(メーカーの意図にもよる) 紅茶の茶葉は意

          日々是紅茶㉛「ぼやけてしまった紅茶のレスキュー方法」

          homimiの由来「お茶を通して目指していること」

          こんにちは。 鎌倉でスリランカの紅茶を軸とした紅茶会を開いている、「homimi」です。 今日は、屋号の「homimi」に込めた想いを書きたいと思います。 初めましての方、改めてこんにちは。 私は「homimi(ほみみ)」と言います。 普段は食に関わる職場で働く傍らで紅茶会をしたり、ライフワークとして米粉やスパイスを使ったお菓子や料理作りをしたり、冷え取り健康法やアーユルヴェーダ、食文化などについて、自分が感動したことを紹介したりしています。 私は、頭も身体もガッチガチ

          homimiの由来「お茶を通して目指していること」

          日々是紅茶㉚「生チョコレートのほろ苦さを美味しくする紅茶」

          さて、前回のシンプルな「生チョコレート」と紅茶のペアリングについて。 個人的な私の実験結果ではあるので、ご参考までに。 ちなみに最終的な実験に使った題材は、 ☆「メゾンカカオ」のアロマ生チョコレート ☆「MITSUTEA」のセイロンティー数種類 ざっくりと結論から言うと、 シンプルでカカオのほろ苦さと香りを楽しむ「生チョコレート」に紅茶(しかもノンシュガーで)を合わせるならば、 「渋みと苦味を一緒に感じさせないような紅茶にする」 ことがポイントになった。 「紅茶を選ぶ

          日々是紅茶㉚「生チョコレートのほろ苦さを美味しくする紅茶」

          日々是紅茶㉙「Made in Japan な生チョコとロイヤルミルクティー」

          前回、前々回に引き続き、「チョコレートミーティング☆」 すっかりチョコレートというよりは桜の気分満載かもしれないけれども、通年チョコレートは楽しませてくれるものなので、遅ればせながらの続編。 もう春気分満載で、花の香りに気持ちが惹かれる今日この頃。 花粉症やアレルギーをお持ちの方は、きっともう大変な季節だと思う。 ミントをいつもの紅茶(できればセイロンティーなら高地産がおすすめ)にブレンドして少しでもスッキリしてもらいたい。 また天然のメントール香を持つ「クオリティーシーズ

          日々是紅茶㉙「Made in Japan な生チョコとロイヤルミルクティー」

          日々是紅茶㉘「チョコレート白黒関係とセイロン紅茶」

          前回に引き続き、「チョコレートミーティング☆」 まだチョコレートと紅茶の意外な関係は続く。 バレンタインにもらった人、自分で買った人、どちらでもよいけれど、せっかくならバラエティー豊かなセイロンティーを合わせてみてほしいので、惜しみなくお伝えしたい。 前回は、チョコレートの性質と紅茶の合わせ方について簡単に書いた。 今回は実践編。 私が個人的に好きな組み合わせは、オランジェット(オレンジピールにチョコレートがかかっているお菓子)とサバラガムワのストレート。 オレンジの香りと

          日々是紅茶㉘「チョコレート白黒関係とセイロン紅茶」

          日々是紅茶㉗「チョコレートに合うのは本当にウバなのか?」

          あれこれ鎌倉のチョコレートを楽しみたい! あれこれ紅茶との意外なペアリングを体験したい! そういうニーズが何より私自身にあったので、昨年から始めた「チョコレートミーティング☆」という名の紅茶ワークショップ。 傾向は事前に検証しつつも、バレンタイン商品が並び始める一か月前から本格的にメニューを選び検証してから本番を迎えるので、新年明け早々から私はチョコレートを俄然消費し始める。 昨年は雪でキャンセル、今年は定員に達せずカカオのように苦いぼっちミーティングになるかと思いきや、昨

          日々是紅茶㉗「チョコレートに合うのは本当にウバなのか?」

          日々是紅茶㉖2月2日 チョコレートミーティング☆~チョコレートと紅茶の関係~

          一年で一番チョコレートが多く出回る季節に突入。 皆さんは、チョコレートを口にする時、どんな飲み物と合わせるだろうか? コーヒーや緑茶ほうじ茶、ワインやブランデーなどお酒と合わせる人も増えているかもしれない。 今回は、紅茶もちょっとしたコツを押さえるとチョコレートととも相性いいよ!というお話。 まだ我が家がテレビを断捨離していなかった頃の昔の記憶。 有名なショコラティエのピエールマルコリーニさんが、テレビ番組で「チョコレートの香りを堪能するには本当は水が一番!あと緑茶も合うよ

          日々是紅茶㉖2月2日 チョコレートミーティング☆~チョコレートと紅茶の関係~

          お茶は遠いアジアの国から来る神秘~薬か飲み物か?~

          お茶がヨーロッパの上流階級の人たちにも飲まれるようになった当時、お茶は、はるか遠いアジアの国から来る神秘の飲み物だった。 もちろん贅沢品で、東洋趣味として器も含めて茶を飲むこと自体が豊かさの象徴にもなり、自慢げにもてなす当時の様子が絵画にも残っている。 けれど、どんどん裾野を広げていったきっかけとして、コーヒーハウスでのお茶の販売があった。その当時のお茶の宣伝は、まさにあらゆることに効く薬のような飲み物。(悪夢にも効くとか!?) そもそも紅茶の健康効果は、お茶の木そのものの

          お茶は遠いアジアの国から来る神秘~薬か飲み物か?~

          こんにゃくは、にゃくにゃく(泣く泣く)形になる

          新年早々、誰もが大きく心が揺さぶられることが続いた。 そして今も現在進行形の方もおられるわけだけれど。 前回自分の心が萎んでしまわないように、あまり悲しい情報を取りに行き過ぎないことと、ちゃんと見ることのバランスが難しいと書いたけれど、やはり気付かないうちに内向的にもなっていたし、テンション高めの行動はなかなかする気にはなれない。 それでも、私のごく近くの日常は美しいし、ありがたいし、戸惑いながらも肚にぐっと力を入れる。 空元気になる必要はない。 かといって、遠慮して生活す

          こんにゃくは、にゃくにゃく(泣く泣く)形になる

          ニッポンジンはナゼ紅茶を飲むのカナ?

          紅茶は、私にとって感覚を磨ぎ澄ます特別な時間を与えてくれる飲み物。 と同時に日々に寄り添い、いい一日のスタートや締めくくりに伴走してくれる飲み物だ。 皆さんにとって、紅茶を飲むとどんな気持ちになるだろうか。または、どんな効果を期待しているだろうか? 日本では、「紅茶」は嗜好品という位置付けで、あくまで「楽しむ」に重きを置いている印象が強い。 洋菓子と合わせる脇役の飲み物として、何となくコーヒーか紅茶かで選んだり。 最近のカフェではお茶の選択肢はうんと増えたので、必ずしも紅

          ニッポンジンはナゼ紅茶を飲むのカナ?

          日々是紅茶㉕「和菓子にも合う紅茶は?」

          あんこ好きな家族と紅茶好きな私。 一緒にいると、自然と和菓子には紅茶を合わせてしまうことが多い。 我が家は、きっと他の家庭よりも和菓子と紅茶の消費量が多いだろう。 緑茶も抹茶も鉄板だけど、紅茶も意外といい組み合わせなのだ。 少し合わせるコツはあるかもしれないけれど。 紅茶の産地や製法などによる味や香りの特徴を知っておくと、和菓子との組み合わせはうんと広がるし、新しい発見もある。 セイロンティーなら、大まかに産地で言えば、 ・程よい渋みのある爽やかな「ヌワラエリヤ」 ・ウッ

          日々是紅茶㉕「和菓子にも合う紅茶は?」

          ラギ粉が突如として生活に入ってきた!

          鎌倉のスパイス屋さん、アナン邸でラギ粉を紹介されてから、少しずつ実験を繰り返している日々。 ラギとは? 雑穀の一種で、インドやスリランカではスムージーのような飲み物にしたり現地のパン(ここでは敢えてざっくり言うけれど)などに使われている、栄養豊富な穀物。  特にビタミンBが豊富で、 和名では「シコクビエ」 スリランカでは「クラッカン」 英語では「finger millet」 (穂先が指のような形に見える) 日本では遅くとも奈良時代には食されていた記録があり、もしかすると

          ラギ粉が突如として生活に入ってきた!