記事一覧
Elinor Ostrom "Governing the Commons":3回目
日本語タイトル:『コモンズのガバナンス―人びとの協働と制度の進化―』
引き続き、ひとり勉強会のため、Elinor Ostrom "Governing the Commons"のまとめを書いていきます。
今回は"Governing the Commons"の第2章のまとめです。
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公共財と私的財、クラブ財までは標準の経済学の教科書に説明さ
Elinor Ostrom "Governing the Commons":2回目
日本語タイトル:『コモンズのガバナンス―人びとの協働と制度の進化―』
ひとり勉強会のため、Elinor Ostrom "Governing the Commons"のまとめを書いていきます。2回目は第1章です。
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なぜこの本のまとめをしているのかというのは、鉄道ネットワークをはじめとする社会共通資本の性質と政策を理解、分析するために、"C
Elinor Ostrom "Governing the Commons"
日本語タイトル:『コモンズのガバナンス―人びとの協働と制度の進化―』
ひとり勉強会のため、Elinor Ostrom "Governing the Commons"のまとめを書いていきます。
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著者Elinor Ostromとは2009年のノーベル経済学賞受賞者(女性初のノーベル経済学賞受賞者)
日本語Wiki
はじめに(Prefac
リサーチクエスチョンについて(2)
リサーチクエスチョンに関する前回からの続きです。今回は、研究の入り口としてのリサーチクエスチョンを考えるためのツールについて書いていきます。
ツール今はほんといい時代だなー、と思うのが、以下のようなツールが一般化してきていることです。ただ、現状英語が必須というか、やはり英語で書かれた文献の蓄積に圧倒されます。自分の場合は書くのは日本語なので、英語でコンセプトや研究蓄積を頭に入れてから、関連しそう
リサーチクエスチョンについて(1)
多分すべての大学院生が最初から最後まで悩む「リサーチクエスチョン」について書いてみます。自分もこれは常に悩んでます。
「〇〇を研究する」という目標ではインプットはできてもアウトプットは無理な件勉強と研究の最大の違いは、アウトプットのやり方、目標だと思っています。研究は「論文を出す(書くだけではなくて'publish'する)」ことが最終目標です。勉強はそのための基礎作りの行為ではありますが、とりあ
冬の角間キャンパスダンジョン
暖冬ながら雪は積もります先週中頃は強い寒波到来で、約1ヶ月ぶりのまとまった雪が降りました。2、30年前であれば毎週これくらいの寒波は来てて、特段ニュースになるような降りかたでもなかったんですが、予報精度の向上と365日止まらない物流と社会への影響が大きくなったので、温暖化のニュースよりはたまに降る雪の方が大きな扱いになるのが恒例になってしまいました。
あと、北海道が昔の北陸化していて、雪は重い
サンクコストと取引コストに縛られた国の行方
数少ない読者や、なぜか読んでいる皆様、あけましておめでとうございます。
元日から大学がある石川県では大きな地震災害が発生し、翌日はよく利用している羽田空港での事故と立て続けに大変なことが起こり、1月の第1週目にして既に流れる時の速さを感じてしまっている2024年です。
住んでいる場所も震度5強、経験したことがない長い揺れでした。幸い特段の被害はなく、仕事関係では今後の先行きのコスト上昇などが危惧
気がつけば博士後期課程標準修了年限の半分以上経過(2)
博士後期課程の振り返り2回目です。
カバー写真は今週訪れた中国深圳の空港。でかいけれどデザインそのものは品のいいものでした。イタリアの建築会社の基本設計がコンペで選ばれ、ドイツのエンジニアリング会社、北京の実施設計会社が形にしていくというプロジェクトだったそうです。
2023前期の続き(研究編)そんなこんなで1年を終え、大学紀要ですが短いレビュー論文を書き、単位取得プラスアルファ(研究と発表)
大学院生活、論文の探し方、読み方(2)
前回は論文の検索方法を紹介しましたが、今回は検索後の段取り、ワークフローをご紹介します。私個人のやり方、またPaperpileというCitation Managerソフトを活用したやり方になりますので、万人向けかどうかわかりませんが、検索から実際の執筆論文への記載まで、一貫した流れができるメリットの大きさがご紹介できたらと思ってます。
Paperpileを使った検索後のワークフローPaperpi