Elinor Ostrom "Governing the Commons"
日本語タイトル:『コモンズのガバナンス―人びとの協働と制度の進化―』
ひとり勉強会のため、Elinor Ostrom "Governing the Commons"のまとめを書いていきます。
著者Elinor Ostromとは
2009年のノーベル経済学賞受賞者(女性初のノーベル経済学賞受賞者)
日本語Wiki
はじめに(Preface)
集団行動問題(collective action)と「共有資源」に関する研究の経緯
カリフォルニアの灌漑井戸の管理の仕組みに関するセミナーがきっかけとなり、そのテーマでのケーススタディを博士論文とした。
その後、長期間にわたって当初の研究対象の井戸管理が継続し、資源管理に成功していることを知り、共有資源(Common Pool Resource)管理、ガバナンスに関するより一般的な理論の確立を目指すようになる。
カリフォルニアのより広いエリアでのケースの収集、分析から始まり、システマチックな分類を行なっていく中で、より広い学問分野、地域学、社会学、人類学、経済学、政治学、森林学、環境学などの分野でも多くのケースが分析され、さらに世界中の地域に研究対象として広がっていることがわかった。
この本は、これらの研究成果を分析し、新たな理論を構築する試みの中で得られた知識の中間報告とも言える。
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