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私のこと

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私のことをまとめました。
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#運転

私のトラウマ1

私のトラウマ1

私にはトラウマがある。
交通事故によるものです。

交通事故は、2回。
1度目は、小学生の時。
2度目は、大学生の時。

小学生の時は、
父の運転する車が事故を起こした。

大学生の時は、
免許を取得してすぐ、初心者の時に、
私が運転する車で事故を起こした。

どちらも、それぞれ私に強い影響を与えている。

特に、大学生の時に起こした交通事故で、
心的外傷(トラウマ)を負った。

トラウマとは?

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私のトラウマ2

私のトラウマ2

交通事故を起こした日の夜。

自宅に戻り、夜になった。

こんなにたくさんの人に迷惑をかけた私は、
死んだ方がいいと思った。

トラウマ反応のひとつ。
希死念慮だ。

心は変に静かで、死のう。そう思った。

なんでその日、そこで死なずに済んだかと言えば、誰も私を責めなかったからだと思う。交通事故を起こした私を、両親も友だちも歩行者の方もトラック運転手さんもそのお姉さんも。

あの日、誰かに何か責め

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私のトラウマ3

私のトラウマ3

私に起きたトラウマ反応のひとつ。

フラッシュバック。

道を歩いていたら、左前方からトラックが来た。
私が歩いていた歩道の方向へ、トラックが右折した。

その瞬間。

ドーーーーン!!!

大きな音がして、私は事故当日に戻された。

とても怖くて、目を閉じた。

混乱した。

だけど、次の瞬間。

目を開けたら、何も起きていない。

トラックは、何事もなく走り去って行った。
大きな音がなるような

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私のトラウマ4

私のトラウマ4

私に起きたトラウマ反応のひとつ。

悪夢。

運転すると、必ず事故を起こす。
何度でも、必ず事故を起こす。
何度も、必ず失敗する。

そんな悪夢を、何度も見続けた。

運転しなければ、運転できるようにならなければ、という思いや焦りがあるけれど、運転できない自分に劣等感を抱いているから、そんな夢を見るのだろうか。夢の中では、何度挑戦しても必ず失敗する。また運転したら、また事故を起こす。自分で自分に呪

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私のトラウマ5

私のトラウマ5

トラウマケアの中に、曝露療法がある。
強いストレスを感じる事を、安全に、少しずつ体験しながら、少しずつ慣れていくことを目的とする。

私であれば、車に乗る事。

交通事故後の違反者講習で、教習車に乗って急ブレーキ体験をした際に、泣いてしまい、教官のおじさんを困らせてしまったことを思い出した。

まだ傷が生々しい時期に、あの講習内容は、適切じゃないと思うけど、違反者講習の内容にトラウマケアの視点は無

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私のトラウマ6

私のトラウマ6

車を運転することへの抵抗は減らないけれど、ドーンと大きな音がするフラッシュバックは1回だったと思う。幻聴も交通事故当日のみ。

トラウマ反応は、安心安全な場所で過ごす事で、次第に治まると言われている。病院での治療が必須ではない。

私がとても参考にさせてもらった資料が「支援者のための災害後のこころのケアハンドブック(静岡大学)」です。

https://www.shizuoka.ac.jp/th_

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私のトラウマ7

私のトラウマ7

頭では分かっていても、トラウマ反応は自動的に起こる。止められない。それがとても困る。

困るけど、それは自分を守る為に起きている。
自分の命を守る為に起きている。

それは、とてもありがたいし、愛おしい。

だけど、いつもいつも緊急事態を警戒していては、体も心も負担。警戒しなくてもいい事を、体と頭に教えていく必要がある。そこで知識が役に立つ。

知る→気づく→確認する→試す→気づく→試す→少し慣れ

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私のトラウマ8

私のトラウマ8

地元で日中は空いている駐車場へ行き、バックで車庫入れの練習をする。何度も線を越えてしまう。思い通りに車のおしりが入らない。自宅の駐車場でも、また苦戦。

父親が大きな声で、

「スト!(ストップの意味)」

と言うたびに、恥ずかしさと苛立ちで、運転が余計に混乱した。

父親の声があまりにも大きいから、散歩中の人が、何事かと様子を見に来たこともあった。お騒がせしました。

父親が運転練習に付き合って

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私のトラウマ9

私のトラウマ9

沖縄に移住して、仕事で子ども達の送迎をする。

まず、沖縄の土地勘がない。まったく道が分からない。方向も分からない。地名も道もどこがどこにつながっているのか、まったく分からない。まずは、道を覚えた。

何度か送迎に行くと、その子達の家までの道は覚えた。子ども達の家から家への道も覚えた。送迎ルートは頭に入った。だけど、新しいルートの開拓はできなかった。道はひとつじゃない。いくつもある。だけど、確実に

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私のトラウマ10

私のトラウマ10

トラウマ反応は、直接的な出来事だけが引き金になる訳じゃない。

音、におい、声、温度、季節など、似たようなものや似たような状況でも、引き起こされる。

私が歩っていて、トラックが曲がるのを見て、
ドーーーン!と大きな音が脳内で再生されたように。

何も無いところでも、トラウマ反応は現れる。

私の場合は、「トラック」「曲がる」が引き金だったのだと思う。トラックが止まっていたら、音は聞こえていない。

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私のトラウマ12

私のトラウマ12

沖縄移住2年を過ぎてから、運転にも慣れてきて、新しい送迎ルートを試してみようという気になる。だいぶ土地の事も分かったし、どの道がどこへつながるかも分かってきて、運転ひたことはなくても、安全なルートは頭に入っていた。

今までなら避けていた送迎ルートを走る気になったことも成長だし、新しい道を走れた自分が嬉しかった。自信をひとつずつ回復していった。それでも、小回りのきく会社の軽自動車しか運転しなかった

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私のトラウマ13

私のトラウマ13

レンタカーを借り、両親を迎えに行くまで時間があるので、運転の練習をする。

浜比嘉島へ行こう。

浜比嘉島の駐車場なら、広くて車も少ないし、海中道路もまっすぐで広い。練習にちょうどいい。

ここで、事件が。

浜比嘉島の駐車場に無事に停車し、エンジンを止めた。レンタカーの書類が挟まれたバインダーを見て、しまっていたら。

違和感。

なんだろ…??

ん?

…!!

急ブレーキを踏む。

車が前

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私のトラウマ14

私のトラウマ14

那覇空港まで運転する事を迷う気持ちもあった。こんな事故一歩手前の事が起きたし。

気をつけろ。
気を引き締めろ。
那覇空港に行くな。

という、お知らせかもしれない。

でも、「那覇空港に行くな」という感覚は無かった。むしろ「行こう」という感覚が強かった。

大丈夫だという、根拠のない感覚があった。

それでも、浜比嘉島での一件で、ずっと胸はドキドキしているし、感覚が鈍くなっていた。体と脳が感覚の

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私のトラウマ15

私のトラウマ15

那覇空港までの要集中ポイントは、7つ。
(1)高速道路に乗る時の発券機
(2)高速道路の料金所支払い
(3)豊見城・名嘉地ICの後の合流
(4)瀬長交差点での右折
(5)安次嶺交差点での左折
(6)那覇空港駐車場までの道
(7)立体駐車場での駐車

ひとつひとつ目の前の事にだけ、集中する。
それを合言葉として、実行する。

実際、運転してみると、工事中で合流があったり、高速道路のICの乗り降り時の

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