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私のトラウマ14

那覇空港まで運転する事を迷う気持ちもあった。こんな事故一歩手前の事が起きたし。

気をつけろ。
気を引き締めろ。
那覇空港に行くな。

という、お知らせかもしれない。

でも、「那覇空港に行くな」という感覚は無かった。むしろ「行こう」という感覚が強かった。

大丈夫だという、根拠のない感覚があった。

それでも、浜比嘉島での一件で、ずっと胸はドキドキしているし、感覚が鈍くなっていた。体と脳が感覚の麻痺を起こして、私の心を守ってくれていた。

緊張で、体の感覚がいつも通りではない。
それに気づいた上で、私にできる事は、何か。

それを考える事が大事。

不安要素を解決して、備えよう。
それが、私にできること。

・那覇空港までのルートを、もう一度調べる。
・那覇空港の駐車方法を調べる。
→これを調べることによって、那覇空港内が一方通行であり、駐車場へ行くルートを知る事ができた。

・気持ちを落ち着かせる。
→掃除。お香をたく。エンジェルチューナーで浄化する。月桃スプレーを振りかける。やれる事は、全部やった。

よし、行こう。

レンタカーのナビの行き先は、那覇空港。
推奨ルートを選択。

自宅を出る。さっそくナビと逆方向へ向かう。ナビは何度も那覇空港へのルートを検索する。
ナビは少しでも近く高速のICを案内する。
私は、自分に馴染みのある高速道路のICへ行きたい。

もう、相容れない意見の不一致。

何度も再ルート検索を行うナビに謝りつつ、知っている慣れた道を通って、確実に進む事を目標とする。

那覇空港も初だけど、沖縄に来て、高速道路を走るのも初だった。料金所で料金を支払うのもたぶん初だったし、立体駐車場に車を停めるのも初だった。人生初体験ばかり。怖いけれど、いいもんだ。自分が未熟である事を実感できる。そして、40代になっても、分からない事や怖い事に挑戦する自分が誇らしいよ。偉いよ。また自信をひとつ回復した。

つづく

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