ひろぽん

4年間の沖縄移住を終え、茨城県在住。公認心理師。非正規雇用労働者。

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2023年の私

2023年は、おもしろい年だった。無職になって、これからのことがなんにも決まっていない。そんな状態だったのに、こころはなんだか穏やかだった。 2019年に無職だったときは、同じようにこれからのことがなんにも決まっていないし、無収入だし、働いていない自分は、この社会から消えても誰も困らないと思いつめたりしていたのに。 2023年は、違った。 もちろん、不安はあったけれど、日常のほんの小さなことが嬉しかったり、心地よかったり、幸せだなあと感じることが多かった。 小さな幸せ

    • 消滅可能性都市に住む

      2050年、私の生まれ育った場所は、ないかもしれない。 人口戦略会議が、人口から見た全国の地方自治体の「持続可能性」について分析を行った。 1.若年女性人口2014年にも消滅可能性都市の分析が行われており、「20~39 歳の女性人口(以下、若年女性人口)」の動きを分析。若年女性人口が減少しつづける限り、出生数は低下しつづけ、総人口の減少と直結する為、消滅可能性が高いのではないかと推測した。 そもそも、日本全体の人口が減っている。日本は消滅可能性国家ともいえる。現在、外国

      • 「思考の整理学」を読みました

        「思考の整理学」は、自分で考える方法を提案してくれている。これらが唯一の正解ではない。こんな方法もあるよ、と教えてくれている。この本を読むだけで、すぐに考える力が養われるわけではない。でも、意識せずに行っている思考の経過を、こんなことしてるかも、と整理される。こんなことしたことない、と新たな手段も得られる。とてもおもしろい。 自分で問題提起して、自分で解くから面白い。 思考の整理に役立つことを、まとめてみる。 1.寝させる疑問やテーマは、ひとつだけでは多すぎる。ひとつだ

        • 西田俊英展「不死鳥」を観てきました

          茨城県天心記念五浦美術館で開催中の「西田俊英展 不死鳥」を観に行こうかなと考えていたら、Mさんから招待券を譲ってもらった。こんなことってあるんだ。ありがとうございます! さっそく、日本画家の西田俊英さんのことも、作品のことも、なにも知らないまま、観に行く。 1.常設展天心記念五浦美術館に行くのは初めてではないのに、はじめに常設展の部屋に入ってしまい、拍子抜け。気を取り直しつつ、岡倉天心について学ぶ。岡倉天心が英語で書いた「The Book of Tea(茶の本)」を読んで

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          「カウンセリングを語る」を読みました

          この本の原版が刊行されたのは、1985年。およそ40年前。当時と変わったこともあれば、変わらないこともある。 今の私に必要なことを、まとめてみる。 1.待つ【カウンセラーの3つの条件】  (1)無条件の関心  (2)共感  (3)自己一致 だけど、これがむずかしい。修練に修練を重ね続ける必要がある。終わりはない。 会って、時間をともにする。 そこにいること、できているか。 自分だけ、別の世界に行っていないか。 相手のことを理解するのは、ほんとうにむずかしいこと。理

          「カウンセリングを語る」を読みました

          収蔵資料展「日立のここにもあそこにも遺跡あります」

          日立市郷土博物館で開催されている「日立のここにもあそこにも遺跡ありますー日立市内遺跡調査成果展ー」に行ってみた。 桜の開花で賑わうかみね公園の入口、神峰神社のすぐそばにある日立市郷土博物館。訪れたのはいつぶりだろう。初めてかな?いや、1回くらい来た事はあるはず。とにかく、久しぶりだ。 常設展と企画展、ともに入場は無料。 まずは企画展から、見る。 最初に感想を述べると、この5つ。 1.遺跡数の多さに驚く 2.土器のおもしろさ 3.土偶の愛らしさ 4.謎のオーパーツ 5.遺

          収蔵資料展「日立のここにもあそこにも遺跡あります」

          茨城の絶景!みはらしの丘のネモフィラ

          「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」に選ばれた場所。 それが、茨城にある。 毎年、春だけの絶景。 それは、国営ひたち海浜公園にある、みはらしの丘のネモフィラ。 都道府県魅力度ランキング2023では、最下位の茨城県ですが、茨城県民はむしろ最下位であることを誇りに思っている(マジで)。 2024年4月15日(月)に、国営ひたち海浜公園を訪れた。 (1)入場料ネモフィラが開花している季節の入場料金は、大人800円。通常の料金と比べて、やや値上げされているけれど、広大な敷地

          茨城の絶景!みはらしの丘のネモフィラ

          旅といちごと種芋

          いばいばコティに行く。 完成した報告書「いばしょの居場所を探す居場所をめぐる旅の記録」を読む。 大阪夏の旅では、大阪ダルクや淡路プラッツ、NIMO ALCAMOを訪問した時のことや、大阪の風景やココルームの様子などが写真と文でまとめられている。旅に参加した若者ふたりのレポートもあって、こんなことを見て、感じてきたんだなあと分かってよい。 東京冬の旅では、子ども若者応援フリースペース(品川)と、文化学習協同ネットワークのフリースペースコスモと風のすみかを見学したことが報告

          旅といちごと種芋

          メタバース初心者

          沖縄から茨城に戻り、何をしようか考え中。 茨城にいながら、SNSで遊べないだろうか。 【私がSNSに求めているもの】  ・時間制限なく、交流できる。  ・無料。  ・スマホで利用できる。  ・簡単に出入りできる。 これらを満たすSNS(Social Networking Service/ソーシャルネットワーキングサービス)は、なんだろう。 1.メタバース(1)Gather Town(ギャザータウン) 以前、コロナ禍の時期(2021年頃)にギャザータウンを使っていた。フ

          メタバース初心者

          対馬丸記念館

          対馬丸のことを、知っていますか。 戦時中、沖縄県内の子どもたちをたくさん乗せた対馬丸は、米潜水艦の魚雷攻撃により、撃沈した。 大勢の子どもたちが、疎開先に着くことなく、海で命を落とした。 私は沖縄に移住してから、対馬丸の事件を知った。そして、カマドおばあの平和講座へ行った時に、沖縄市の戦没者のなかには、対馬丸の犠牲者が多いことを知った。私は不勉強から、那覇の子どもたちだけが犠牲になったと思い込んでいたけれど、沖縄市や具志川村(現うるま市)をはじめ、沖縄県内各地から、学童

          対馬丸記念館

          ヨンシーと弥勒と恵みの雨

          臼太鼓(ウスデーク)について興味を持って調べていたら、富盛出身のHさんが、富盛字誌を読ませてくれた。分厚い冊子だけれど、富盛の文化が記されていて、とてもおもしろい。全部を読むのは難しかったので、臼太鼓に関連する箇所を読む。 (1)ヨンシー富盛(ともり)の十五夜行事では、女行列をヨンシーと呼ぶ。 もともとは、富盛地区の南(フェー)と北(ニシ)の対抗意識が強く、「クバイムン(各演目の配役や役割分担)」や練習場所も区別していたけれど、戦後は合同で演じられる事になった。 衣装は

          ヨンシーと弥勒と恵みの雨

          臼太鼓(ウスデーク)

          先日、波止場書房に訪れたお客さんたちが、沖縄の女踊りについて話していた。聞きなれない言葉は、聞き取れないし、覚えにくい。 それは、ウスデークだった。 ウスデークって、なんだろう。 沖縄市立図書館へ行き、調べてみることにした。 1.臼太鼓(ウスデーク)についてウスデークは、臼太鼓のこと。臼=ウス、太鼓=デーク。漢字と音が結びつくと、記憶に残りやすく、イメージしやすい。 ウスデークは、沖縄各地に伝わっている祭祀舞踊。十五夜祭ともいわれるが、開催日は一定していない。かつては

          臼太鼓(ウスデーク)

          茨城行きの飛行機のなかで思ったこと

          那覇空港発、茨城空港着。 こんないつものように。 こんなにいつもと同じように。 那覇空港から飛び立っていいのか。 こんなもんなのか。 見慣れた景色を、いつものバスに乗って、眺める。 いつものように、あたりまえに。 もうあのアパートに戻る事はない。 あの玄関の鍵を開け、自分の部屋に入ることはない。 今日、まっさらにしてきた。 シンプリストに憧れて、いずれ来る引越しに備えて、極力モノを増やさずに暮らしてきたのに。 それでもモノはたくさんあった。 必要なモノばか

          茨城行きの飛行機のなかで思ったこと

          ライティングブートキャンプ

          想いをまっすぐ伝えられる文章を書きたい。 自分の思いを伝えようとすると、感覚的になりすぎる。 詳細を説明しようとすると、長い文章になってしまう。 伝わる文章は、どのように書けばいいのだろうか。 文章の書き方を学びたい。 そこで、ライティングブートキャンプに参加した。 (1)座学まずは、基本を学ぶ。 ①やることは、コレだけ  ・伝えたいことを明確にし、   わかりやすく整える。  ・誰に届けたいか、明確にする。  ・その人に見つけてもらえるように工夫する。 ②伝え

          ライティングブートキャンプ

          沖縄ごはん(2024年3月)

          沖縄から茨城への引越しを控えた2024年3月。 たくさんの人と会い、美味しいものを食べました。 (1)Café NooR(ノア)沖縄市のコザ銀天街にあるCafé NooR(ノア)。地域の子どもたちが自由に出入りできる居場所としてお店を開放している。子どもたちは店主のお手伝いをしたり、子どもたち同士で遊んだり、のびのびと過ごしている。私が訪れた時にお茶をしていた若者たちは、子どもたちが賑やかにしていても、特に気にすることなく、おしゃべりを楽しんでいた。それがまたいいなと思った

          沖縄ごはん(2024年3月)

          幻の志林川豆腐

          以前は、毎日通っていた通勤路。仕事を辞めた後は、近所だけど通ることはなくなった。その通勤路にある島ストアー。朝出勤する時も開いているし、夕方帰宅する時も開いている。疲れて帰宅する帰り道、薄暗い道の先に島ストアーの白い蛍光灯の光が見えると、今日も終わったんだと感じたのを覚えている。 島ストアーには、約4年間近所に住んでいて、一度も入ったことがない。数えきれないほど、前を通り過ぎたのに。個人商店の独特の雰囲気に、ビビっていたのもある。 今日、ひさしぶりに島ストアーの前の道を通

          幻の志林川豆腐