長崎 俺たちのYEAH!!
前説
こんばんは。今日もよろしくお願いします。
noteでも、旅の話をみなさんとシェアしています。
旅の好きな方や、これから一人旅に出たい方、以前世界中を旅していた方にも届くと嬉しいです。
話の中では「青春18切符」を使ってローカル電車で九州を旅している所です。鹿児島、宮崎、大分、熊本を経て、いよいよ長崎までやって参りました。
ここでもいろんなことがあったなぁ。
--ガタンゴトン♪
車輪の音が聞こえてきます。
長崎 俺たちのYEAH!!
車窓から外を見るともう真っ暗だった。「田んぼだ」って呟いた。
そして夜、長崎に着いた。
僕はこの街に約10日間程滞在する。なぜかというと、宿屋で働くことにしたからだった。
「住み込みのヘルパー」、旅が好きな人なら一度は聞いたことがあると思う。今はそういうウェブサイトとかがあるから利用しているけど、この時は宿屋に直接メールをしたんだ。
長崎のあかりさんで少しだけウォンテックのもと働いた。彼は韓国から、「ワーキングホリデー」で日本に来ていて、日本語を勉強しているらしかった。ラルフっていう、アメリカの海軍で飯を作っているっていう男にも会った。
旅人からは「希望」をもらっている。勝手だけど。
長崎では、まず一番最初に宿屋の前に流れる中島川に架かる眼鏡橋を見た。心地のいい川風が春のせせらぎに乗って届いた。
それから爆心地にいったんだ。
1945年8月9日、この街に原爆が落とされた。
戦争は、真っ黒な悲しみ。
沖縄で、ひめゆりの塔に行ったから、ここに導かれたのだと思う。『ナガサキノート』という本も読んでいたから、なおさら「戦争」のことに関心が強くなっていた。
もう、やめよう。それからの日本は、変わったらしい。
僕は平和の中で産まれた。
ここにも修学旅行で来ていた。あの頃の僕達は一体何を考えていたのだろう。
平和の銅像の前の献花は絶えることはない。
この悲しみはなくなることもない。
歴史は変わらない。
大切な命、今を生きる。
空を仰いで長崎の街を歩く。足元に咲く花はいつも綺麗だ。
長崎の街には坂が多い。あの坂本龍馬もこの坂を歩いたのかなぁ。
見晴らしの良いところから港を見ると、たまに船の汽笛の音が聞こえる。
――ポォオオオー。
遠くに見えるものは、いつも止まって見える。
「スゥ」っと鼻から息を吸いこんで、「フゥー」って息を吐く。
僕は深呼吸をした。
船はまだ、そこにいた。
グラバー園のカフェで食べたカステラ。コーヒーを啜った後、下ったオランダ坂。どれもこれも僕だけの思い出じゃない。
一緒に稲佐山の夜景を見にいった子のこと思い出したよ。
大学生のあかりちゃん。「朝ドラ」に出てきそうな笑顔が魅力的な女の子。
俺がこの旅に出る前に、準備の段階で趣味が高じて取った資格の話なんかしてさ。「夜景観賞士2級」のカードをロープウェイのチケット売り場で見せたら、受付の人は慌てだしちゃって、乗車料金無料になったんだ。
長崎の稲佐山は、「日本夜景三景」に登録されている。
煌く街の明かり、その日はケーキも一緒に食べた。
伊王島って所にも、さきちゃんといったなぁ。
島に着いてから自転車借りてさ、サンセットを眺めていた。その後、海が望める温泉に入ってまた夜空を見上げていた。
別府で一緒に湯布院に行ったノルウェーからの旅人エレンと、長崎の街のバーに出掛けたりもしたんだ。
書きたいことが多すぎる。
僕が欲しかったのは生きた言葉だ。
「だめだこりゃ」ってことはなかなかない、次いってみよう。
編集後記
はい、どうもありがとうございます。
駆け足で巡った長崎でしたね。
当時、約10日間ほどゲストハウスで住み込みで働かせていただきながら、長崎を旅していました。
海外へ旅に出てもバックパッカーズハウスで住み込みしながら働く事は出来るので、興味がある方はぜひ試してみて欲しいですね。
ボランティアワークとして給料は出ないけど、宿泊費がフリーになったり、たまにはご飯出たりする所もあるって言うから長く旅する方にはお勧めです。
俺が海外の旅で出会った旅人が良く利用していたサイトを貼っておきます。
(たぶん今はもっとこういうのあると思う、教えてください 笑)
Workaway (ワークアウェイ)
Helpx(ヘルプエックス)
note便利!! サイトが全部英語だけど、ビビらなければ大丈夫。
俺もこれ知った時は、世界広がったなーって思ったもん。
これでいけんじゃん何処へだってって思いましたよ。
世界が君の事を待ってっぞ!!
勉強にもなるし楽しいことだけじゃないかもしれないけど、何事もやってみなければわかんないからね。
ファイト!
長崎を駆け抜けて、旅の青年は佐賀をスキップして福岡へ。
次回もお茶しに、よろしく寄ってってくださいね。
では、また!
よろしければサポートをお願いします。 頂いたエネルギーを変換して今後の活動に活かしていきます。 たくさんいただいたら、ボランティア&寄付させていただきます。