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論語

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学びへの覚悟 (論語)

学びへの覚悟 (論語)

こんばんは📚

実に、10日ぶりの投稿になります。

宣言した通り、この間、受験勉強に注力していました。本日試験が終わりましたので、noteの投稿を再開したいと思います。

気をとり直して再開第一回目は論語より、孔子が生涯を捧げた「学び」への覚悟についての言葉をご紹介します。

(意味)

 学問を究めて、ある朝に「道」を知ることができたならば、夕方に死んでも構わない。(人の道を全うしたのだから

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論語~述而(じゅつじ)第七

論語~述而(じゅつじ)第七

論語は、孔子が弟子と問答した内容を、
孔子の死後に弟子が書物(20編512文)として残したものです。
20編毎に解説をしていきます。

第7編の述而(じゅつじ)とは、先人の学説のことです。
第7編は、孔子自身の言葉や容態、行動に関した記述が多く掲載されてます。
日々精進により、自分は徳と仁を修練する。
結果、何事にも動せず、心穏やかでのびのびと生きていきます。

1.学問の教えを述べることにとどめ

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パーパス・ドリブン経営|論語 述而篇

パーパス・ドリブン経営|論語 述而篇

こんにちは📚

東洋、西洋の古典からの学びを記事にしています。

今日は久々に論語からご紹介。

(意味)

質素なものを食べ、水を飲み、枕は自分の肘で代用する。
そのような生活の中にも楽しみを見出すことができる。
不義理で得た富貴など、私にとっては浮雲のようにいつなくなるかもしれないものだ。

(前半)質素な生活に楽しみを見出す

 孔子はあくまで精神的な活動が最低限できる生活であり、それ以上

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育成という仕事 「啓発」(論語)

育成という仕事 「啓発」(論語)

啓発

 啓発する場合は、隅から隅まで丁寧に教えてあげるのではなくて自ら発憤して学ぶ自主性を持たせなければならないのです。自分で学ぶ気を持たない限り成長は期待できません。

徒弟制度について 立場や仕事によって、後進の育成にはさまざまなやり方があると思います。
昔の徒弟制度に学ぶべきことを考察してみたいと思います。

 古くは(今でも)宮大工の棟梁は、弟子に対して技を教育するプログラムを作らないそ

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不誠実な相手への対応 孟子と孔子とアドラー

不誠実な相手への対応 孟子と孔子とアドラー

こんにちは。関東は秋晴れで気持ちいいですね!☀️

 みなさんは仕事やプライベートで不誠実な相手に対して、どのような対応を取るでしょうか?
 不誠実に対して直接的に「仕返し」なんてことはしません。相手とのその後の付き合いを鑑みて、社会人としてはなかなかできるものではないですよね。
 負の連鎖は避けたいところです。

そんな時、先生たちはどうするか。今日はそんな話題です。
 孟子、孔子、そして心理学

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小忍ばざれば則ち大謀を乱る(論語)

(意味)
小さなことに堪忍できなければ、大きな野望を達成することはできない。

今日、部下の小さな反発を食らい大人気ないやりとりになってしまいました。意見は意見として聞き入れる度量が足りないなあ、と反省するばかりです。

若い人には可能性があるが、期限もある。

若い人には可能性があるが、期限もある。

こんにちは。読書してますか?📚
論語から、孔子の若い人へのメッセージをご紹介します。

(読み下し文)後生畏るべし
焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや
四十、五十にして聞こゆるなくんば、これまた畏るに足らざるのみ

(意味)後生(若い人)は、おそるべき可能性を持っている。

これからの人たちが、現在の人たちに劣っているとは言えるはずがない。

 だが、四十、五十になってまだ名声が聞こえないような

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仁義と富貴 (論語と算盤)

仁義と富貴 (論語と算盤)

おはようございます。読書の秋ですね📚

昨日の大河ドラマ青天を衝け第33話は、「論語と算盤」でした。

国立第一銀行が危機に陥った際、三井が乗っ取りを仕掛けて来ましたが、難局を乗り切ることができました。正しい行いを貫いた結果ですね。

さて、栄一が第一国立銀行を率いるにあたり、改めて論語を学びなおしている、というシーンの次の言葉が紹介されます。

(今日の言葉) 富と貴とは、是れ人の欲する所なり

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古典から学ぶ その2 (自己紹介を兼ねて)

古典から学ぶ その2 (自己紹介を兼ねて)

こんばんは。読書の秋ですね📚

 中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

 今日は、古典を学ぶことの意味を書いてみようと思います。

なぜハマった?noteに記事を投稿し始めた時期に書きましたが、山岡荘八先生の「徳川家康」を読み、家康の愛読書が「貞観政要」であったことを知り、

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ESG投資と合本主義

ESG投資と合本主義

こんばんは

大河ドラマ 青天を衝け 来週日曜日は第33話「論語と算盤」。

 こんなタイトル付けられたら見逃すわけにはいきません。栄一の設立した第一国立銀行の危機が迫り、窮地に陥ります。そんな中栄一は「論語と算盤」の精神を貫き、、、みたいな展開でしょうか。勝手な推測です。

さて、こんな記事がありました。

米、企業年金にESG基準 法規則改正で脱「収益最優先」

ESGは現代の合本主義
現代版

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Keychron K7 1カ月使用レビュー 買い足したもの

Keychron K7 1カ月使用レビュー 買い足したもの

こんばんは🌛

9月に手元に届いたキーボードKeychron K7 を1カ月使ってみて感じていること、より快適に使うために買い足したものをご紹介します。

購入&ファーストインプレッション Kickstarter で購入しました。プレッジしてから届いて初期のレビューはこちらの記事にまとめてあります。
 キーボードの記事は、結構関心が高い人が多いようで、ビュー数も多いです。

使用感 さて、1カ月

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今こそ論語

今こそ論語

こんばんは。読書の秋ですね。📚

 金曜の夜、ビールはちょっと我慢して、読書とノート執筆にふけってみました。

 中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださったみなさんのお役に立てると嬉しいです。

 さて、NHK大河ドラマ「晴天を衝け」も後半戦。政府中枢で成果をあげ、実業界で渋沢が活躍する姿をどのように描くのでしょうか

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正念場の粘り(孟子)

正念場の粘り(孟子)

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

已むべからざるに於いて已むる者は、已まざる所なし (孟子)

(意味) やめてはいけないところで、やめてしまう人は、何事においても中途半端である。

 人生には正念場が何度か訪れることでしょう。仕事の小さな山場は何度もやって

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論語と算盤 事業の大義とは

論語と算盤 事業の大義とは

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いて、自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てる人間になれることを目指しています。

 最近、NHKオンデマンドで「100分de名著」を楽しんでいます。

 さて、前々回、前回に引き続き、大河ドラマで一躍時の人となった渋沢栄一の著書、「論語と算盤」の回からの学びと考察を書いていきます。ゲストは中国

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