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シングルパパ起業家はがんばらない

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三姉妹のシングルパパ。株式会社トーフラボ代表。心の健康とつきあいながら、がんばらないで自由に生きていく。
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#生き方

電子書籍「シングルパパ起業家はがんばらない」を出版しました

電子書籍「シングルパパ起業家はがんばらない」を出版しました

明けましておめでとうございます。

昨年のクリスマスに電子書籍を出版しました。
プロの編集者さんとデザイナーさんに参加してもらって仕上げました。

このnoteに書いていた文章を加筆修正して、さらに編集者さんと一緒に直しを入れて、より分かりやすくなっていると思います。

Amazonの紹介文を載せておきますね。

「生きてるだけで致命傷」

《軽快な文章で綴る、みんなにやさしい人生の攻略本》

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なんでも3倍、ひとり親多子世帯について

給食当番のエプロンを洗ってアイロンをかける。小学校の給食エプロンというのはコートのような形状をしていてアイロンをかけるのに時間がかかる。背中にタックが入っていて非常にアイロンがけをしにくい。なぜ利便性よりファッション性を重視したのかとデザインした人を問い詰めたい気持ちでいっぱいになる。これが3人分となるとなかなか大変で、クラスによって周期が違うのだけど、基本的に毎週誰かのエプロンにアイロンをかける

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迷ったら、安全な道を選ぶ

人生に影響を与えた一冊として岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を挙げる人は多い。その中でもよく取り上げられるのが「安全な道をとるか、危険な道をとるか。迷ったら、危険な道を選べ」という言葉だ。昔の僕だったら座右の銘にしていたかもしれない。けれどもいまは、折れることなく生き残ることが目標のシングルファーザー。本書を読んでもまったく共感することができなかった。僕の方針は「迷ったら、安全な道を選ぶ」だ。

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マネジメントに必要なことはスプラトゥーンで学べる

マネジメントに必要なことはスプラトゥーンで学べる

どれだけ忙しくても1日に30分間はスプラトゥーン2をプレイすることにしている。というのも、会社を立ち上げてから、それまでやってこなかったマネジメントの能力が必要になったからだ。現状把握や今後の方針の決定、クライアントや社内外のエンジニアとのやり取り。ここでいうマネジメントは人員だけでなく経営も含めた広い意味を指している。未経験ながらなんとかやってこれているのは、スプラトゥーンのおかげに違いない。マ

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情熱不要論、淡々と生きることについて

生まれつき情熱というものがない。やりたいことといえば、細かいことはいくらかあるにはある。しかしそれに情熱を注いでいるかというと、それほどではない。人生なりなんなりをかけて取り組みたいことがまったく思いつかない。そもそもシングルファーザーというのはエネルギーが慢性的に枯渇気味の状態で生きている。情熱を持ってなにかに取り組む余裕などない。エネルギーを温存しておかなければならないので、情熱などで消費して

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努力不要論、努力しない生き方について

努力をすることは本当にすばらしいことなのだろうか。ずっと違和感が拭えないでいる。学校では努力することのすばらしさ、大切さを学ぶ。しかし、なぜ努力することがすばらしいのか根拠が示されることはないように思う。さらには努力すれば報われるなんて虚構を刷り込まれる始末だ。もちろん努力が報われることもあるだろう。それ以上に報われない努力も多々あるはずだ。

僕は努力というものをしたことがない。高校受験も大学受

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皮膚感覚が大事、体系立てて整理はできない時代

なんとなくこうなんじゃないかなと思ったら、わりと当たっていることが多い気がする。感覚を磨いていけば、感覚だけで生きていくこともできるんじゃないだろうか。

現代人が1日に得る情報の量は、江戸時代の人の一生分に相当するのだそうだ。IT関連の仕事をしているとさらに大量の情報に接しているかもしれない。とにかくものすごい情報量で、とても処理しきれない。体系だてて整理することなんて不可能だろう。そこで大切な

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積極的に公私混同する、脱ワークライフバランスについて

ライフワークバランスという言葉が苦手だ。どちらかと言うと、積極的に公私混同したいと考えている。趣味で書いたプログラムや作ったアプリが仕事につながるような感じ。趣味でつくっていたiPhoneアプリの開発が仕事になったこともあれば、実現できるかと聞かれたシステムをすでに個人でつくって公開していたことから新規プロジェクトが立ち上がったこともあった。もちろん、メリハリをつけて遊ぶときは遊ぶでいいと思う。そ

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子どもは一番近い他人

子どもを褒められて喜ばない親もいる。と思う。ふつうは子どもが褒められると自分も褒められたように感じるのだろうか。それとも自分の育て方が良かったと感じるのだろうか。僕はそのあたりの感覚が違っているようだ。褒められたのは子どもであって、自分は関係ないと思ってしまう。

子どもは一番近い他人だ。自分と子どもを同一視してしまうのは、いろいろと問題がありそうに思う。自分のかなえられなかった夢を子どもに託すと

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成長は必要ない、手段と目的について

はたして成長は必要なのだろうか。多くの人が考える成長とは「成長のための成長」だ。僕にはそれが必要だとは思えない。手段と目的ということで言えば、成長はなにかを成し遂げるための手段であるはずだ。「成長しなければならない」そんなプレッシャーを感じている人は少なくないと思う。けれどもそれは成長すること自体が目的になってしまってはいないだろうか。

僕も成長を目的としていた時期があった。例えば、英語や数学。

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ノリと直感だけで生きる、最後に頼るものについて

ファミレスでメニューを選んでいると悩んで決められないことがある。そんなときには先に店員さんを呼んで、注文を聞かれた瞬間にノリと直感で決めたりしている。同じようなことをしている人は少なくないと思う。

なにか大きな決断をするというときにも、ノリと直感で決めている。転職も独立も、結婚も離婚も、身寄りのない土地への移住も、ノリと直感で決めた。将来は予測できないのだから、正解なんて存在しない。もちろん考え

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心の一病息災、不調との向き合い方について

体調を崩してはじめて体のことが気になりだす。そんな経験がある人は多いんじゃないだろうか。誰でも病気をするのは嫌だし、体調を崩すだけでも嫌になってしまう。だから体調管理をしようとするのだろうけど、その第一歩は普段の体調を観察することだと思う。調子が悪いときではなくて、普段の体調を観察する。

「一病息災」という言葉がある。無病息災ではなくて一病息災。無病の人よりも病気を持っている人のほうが自分の体に

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使い切る分しか買わない、持たない生活について

冷蔵庫を買い替えようと思っている。こう書くとふつうは大きなものへの買い替えを思い浮かべるかもしれない。けれどもその逆で、小さいものがほしいと思っている。わが家の冷蔵庫は中がスカスカだ。狭い家の中でひときわ大きな存在感を放つ冷蔵庫は、スペースという資源を浪費しているように見える。スペースが圧迫されると、心も圧迫される感じがするのは気のせいだろうか。

基本的に毎日、買い物に行く。その日の夕飯に必要な

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自分で自分を縛らない、不自由な思い込みについて

成長するに従って、一般常識だとか誰かが言ったことだとか、自分自身で作ったしがらみでがんじがらめになっていく。子どもたちには自分で自分を縛りつけるような生き方はしてほしくない。それに自分自身もそんな生き方はしたくない。

「バラエティサンドのジレンマ」という名前をつけたもののたいしたものではない話がある。パックにサンドイッチが並んでいて、普通の人は端から食べていくと思うのだけど、そこで急に真ん中のサ

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