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BTSはなぜ努力し続けられるのか?
2月18日が「なんでもない日」から「特別な日」に変わって4年。私らしいソンムルを贈りたいと、これまで3年連続で“書き物”を捧げてきた。あまりに忙しく、今年は無理かも…とあきらめかけたが、私のプライドが許さない。自分との戦いに勝利し、今年も懲りずに私なりの考察を文字にして、大好きなホビへ贈ります。
はじめにデビューを勝ち取る、1位をとる、賞をとる、大きな舞台でパフォーマンスする…。そうした軌跡を重
2023年映画ベスト10
無念の未鑑賞作品がたくさんあるのが残念で仕方ないけれど、せっかくなので、発表します。上半期ベスト5と被っているものが多いものの、下半期もステキな作品と出会えました。
10位 怪物
カンヌ映画祭で脚本賞。なるほど、納得。前半は母親、中盤は教師、後半は子どもの視点で描かれており、同じ出来事なのにこんなにも見えているもの、感じているものが違うのかと、呆然とさせられる。ユニークな展開の妙。
怪物とは
2023年上半期 映画ベスト5
今さらながら、今年の上半期ベスト5を発表。34本しか見られていないので、選び抜いた感じがしなくてちょっと残念だけど、この5本は胸を張っておすすめできる。意図していないが、社会課題がテーマになっている作品が胸に残っているのだなと、自分の興味関心を再認識した。
(ランキングの最後には、上半期の最優秀主演男優・女優も発表!)
5位 告白、あるいは完璧な弁護
絶対にネタバレなしで見るべき。だから、感
2022年映画ベスト10
2022年に劇場公開されたもののうち、見ることができたのは84作品。100を目指していたのだけれど、下半期に失速してしまい、無念…。今年こそは!
上半期のベスト10と照らし合わせつつ、年間ベスト10を決めてみた。
特に意識しなかったのだけれど、上半期5、下半期5とバランスよく選出された。「もう一度お金を払って見たいか」というのが、ベスト10の決め手だったように思う。
(ランキングの後には、勝手
2022年8月 映画レビュー
8月、めちゃくちゃ忙しくて、候補に挙げていたのに見られなかった作品がいくつもある…。無念…。幸いにも鑑賞できた6作品の所感をまとめました。
プアン 友だちと呼ばせて
(監督:バズ・プーンピリヤ 主演:トー・タナポップ、アイス・ナッタラット 2021年/タイ)
はぁ…やっぱり、バズ・プーンピリヤ監督はすごい。展開の巧みさや登場人物の繊細な描き方、カメラワークのユニークさなど素晴らしいところばか
2022年7月 映画レビュー
7月に見た10作品の所感を、ざっくりまとめました。順不同で紹介します。
(文章量の差は、お気になさらず…)
戦争と女の顔
(監督:カンテミール・バラーゴフ 主演:ビクトリア・ミロシニチェンコ 2019年/ロシア)
戦争から帰還した人に対して「命だけでも助かって良かった」などと言うのは、なんと軽率なことかと思い知らされた。戦地での壮絶な経験は、日常を取り戻してもなおトラウマとして深く心を蝕み、
2022年上半期 映画ベスト10
2022年1月~6月に日本で公開された作品のうち、劇場へ足を運んで見ることができたのは48作品(作品リストは最後に記載)。そこから個人的ベスト10を選んでみた。
正直、1位と2位はとても迷った。決め手となったのは、血縁関係を介さない人同士が集って、自己開示をして心の傷を癒していく「回復共同体」という関心のあるテーマだったという点。
それでは、もったいぶって、10位からどうぞ。
(ランキング発表
BTSはなぜこんなにも最高のチームなのか? ~「多様性」×「心理的安全性」×「謙虚なリーダーシップ」のある組織~
はじめにちょうど1年前、私は『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』という本を頼りに、BTSがこれほどまでに世界で愛されるグループである理由を、自分なりの解釈で紐解いてみた。それは、メンバーそれぞれが、そしてグループ全体が見返りを求めず他者に与えることができる「GIVER」だからだろうという仮説に基づいた内容だった。
その後、『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』という
2021年映画ベスト10
2021年に日本で劇場公開された映画のうち、私が見ることができたのは66本(リストは最後に掲載)。
そこから悩みに悩んで、ベスト10を決めてみた。もったいぶって10位から発表してみよう。
(見たけれどレビューを書いていなかったものが6本もあったため、新年に頑張って書いた!そちらもぜひチェックを!!!)
第10位 太陽の子(監督:黒崎博 主演:柳楽優弥、有村架純、三浦春馬 2021年/日本)
MOVIE REVIEW 「ドライブ・マイ・カー」
(監督:濱口竜介 主演:西島秀俊 2021年/日本)
179分という長い上映時間に正直だいぶビビッていたのだが、全く苦ではなかった。どうしてこんなに集中して、飽きずに見られたのだろう。考えてみて、2つの理由が思い浮かんだ。
一つは、いくつもの世界観が折り重なって、立体的な構造を生み出しているから。
村上春樹の原作、主人公の妻で脚本家である家福音が綴る物語、劇中で演じられているチェーホフの戯曲。