福島第一原発事故は、電力事業者の強権による間違った原発安全策に起因しており(自然災害による外部電源と内部電源の喪失は起こらない想定)、事故が起こって初めて認識するほど高度で複雑な問題ではなく、米国の環境下での設計思想に基づいており、日本の弱点を克服できるように改良しなかった無知。
東電は、福島第一原発事故の際、炉心溶融の判断が遅れたのは、「炉心溶融の明確な基準が分からなかった」と、私のその時までの認識では、国内外の文献にも、炉心溶融の定義は、掲載されておらず、私は、原発安全解析者の立場から、「何割溶融だからではなく、燃料棒一本の部分的溶融でも溶融と解釈。
日本で、福島第一原発事故のような事故が防止できない本質的な原因は、国のエネルギー政策に則り事業展開している電力事業者が、経済性追求至上主義に陥っているため、安全対策費を出し渋っており、たとえ、原研や大学の研究者が、新たな安全対策を提案しても、権力で、研究者どころか、組織に圧力。
福島第一原発事故の原因は、すべての批判者とは関係ない原因で発生しており、すべてが、敗北者であり、誰一人、学術的で具体的な問題提起は、できておらず、日本史上例のない大規模な自然災害が発生したのであり、そのことの発生地域と規模の学術的指摘をした専門家が、ひとりでも存在したのか否か?
福島第一原発事故の際、地震・津波後のサイト内の光景を見て、誰も、地震による損壊を確認しましたが、原発の耐震設計では、壊れてはならない機器・配管類(Sクラス)と壊れても支障のない機器・配管類(Cクラス)があり、屋外施設の大部分は、Cクラスで、その見分けと判断ができなければならない。