シュペルヴィエル詩集 堀口大学・訳 〘死〙や〘別れ〙など、ネガティブな要素を詩にしている…しかし。 『航海中の汽船から、僕は身を投げた(中略)幸い誰にも見られなかったが、見たら人は自分の理性を疑う筈だ』〘海へ投身した男〙より 詩を書くために、命を危険に晒す事を楽しんでいる。
今日学生が、堀口大学の詩『魂よ』を教えてくれた。 魂よ、 お前は扇なのだから、 そして夏はもう過ぎたのだから、 片隅のお前の席へ戻っておいで、 邪魔になってはいけないのだから。 からはじまり、 魂よ。 お前は、 お前は 扇なのだから。 (戦いの日、興津にて) で終わる。