葉山町の案内人/Yoshifumi.

葉山公園のすぐそば、The Canvas Hayama Parkでお客様をお出迎えして…

葉山町の案内人/Yoshifumi.

葉山公園のすぐそば、The Canvas Hayama Parkでお客様をお出迎えしています。 皆様に葉山の暮らすような滞在をお届けいたします。

最近の記事

「花はいろ 人はこころ」  色香繚乱の葉山町

先日まで満開の桜の枝が明るい陰を落としていた葉山。 花の木公園はもはやつつじが咲き誇り 町民の目を楽しませている。 朝夕のひんやりとした時間も気が付けば心地よく流れてゆく。 快晴の空に映える日もパステルの雨粒に濡れる日も 花の色に陰りはない。 花言葉が素敵だ。 まばゆいばかりの赤い輝き「恋の喜び」 純白の花姿「初恋」 欧州ではアザレア「慎み 節度」 朱色やオレンジの蓮華つつじ 紫やピンクのミツバつつじ さながら花の万華鏡といえるすがたは 「もろさ はかなさ」を表す言葉

    • 花香る 太陽の広場 ソレイユの丘

      The Canvas Hayama Park から車で15分 ここ横須賀市の長井には海と花のパノラマが 楽しめる広大なエンターテインメントパーク 「ソレイユの丘」が広がっています。 今、季節は廻り春を告げる花ばなが美しいページを開いています。 農業体験型総合公園という名の通り農業や畜産の体験施設 レストラン、花畑、温浴施設などが点在する園内でアスレチック遊具 観覧車、メリーゴーランドに子供も大人も歓声を上げています。 エントランス近くの花畑には季節ごとに菜の花、ひまわり

      • 葉山 穏やかに桜の春を迎える

        本年は思いのほか冷たい風が続きました。 心待ちにしていたさくらの開花もじれったいほどです。 卒業式もすんで気が付けば入学式の4月7日、 ようやく葉山町の桜も満開となりました。 今回は葉山町に点在するたおやかな桜の佇まいをご紹介いたします。 葉山元町、森戸川のほとりで河岸の菜の花に 話しかけるように枝を広げる桜があります。 遊歩道から手の届きそうな空を覆う 枝ぶりは近辺の寒緋桜の深いピンク色と競演して実に華やかです。 御用邸の中を流れる下山川は町内を通り 野生鳥類が水中の食

        • 葉山で世界に一つのカヌーを造る 好日葉山工房

          葉山御用邸前を通りかかるとなんとも美しい木製の カヤックが横たわり工作作業を受けている。 カヤック経験のまったくない私でも数分間見入ってしまうほど 魅力的な形で仕上がりを待っている。 徐々に完成に向かっている骨組みだけのカヤックは 古風な言い方であるが男のロマンを感じざるを得ない逸品である。 「好日葉山工房」は「八千代木製カヤック工房」で2012年からカヤックの制作を始めた梅原雅士さんが インストラクターの原田幹寿と現在の場所でオープン。 唯一無二のオリジナルカヤックを制作

        「花はいろ 人はこころ」  色香繚乱の葉山町

          清々しい朝に、美味しいご褒美を。 葉山マーケット 朝市

          春まだ浅い葉山の港に香ばしい湯気が立ち昇っています。 空気はひんやりとしているが訪れる人々の賑わいは活気に満ちています。 遠く見える富士はまだ頂が白い雪に覆われ美しい。 葉山の鐙摺港で毎週日曜日に開催されている葉山マーケット 朝市はJA,漁協、商工会が共催する朝市です。 朝8時半から10時半まで多くの人で早朝から賑わいを見せています。 すでに駐車場はいっぱいで突堤をはみ出さんばかり。 出来るだけ早く行かないとお目当ての物は売り切れるようです。 葉山の特産品をはじめ 三浦

          清々しい朝に、美味しいご褒美を。 葉山マーケット 朝市

          鍵に結ぶ、海への想い SEAMANMADE キーホルダー

          The Canvas Hayama Parkではこの度ご宿泊の際にお渡しする鍵のキーホルダーが新しくなりました。 カラフルなヨットロープを使用して制作されたキーホルダーは 暁、雲海、水面それぞれのコンセプトに合わせ お部屋のイメージに沿った可愛い仕上がりになりました。 ソフトシャックル、モンキーノットなどの、ヨットのロープワーク技術を活かしたアイテムで、 カラフルな色彩は実際のヨットで使用されるソフトシャックルと同様の強度を持ちながら、 ライフスタイルアイテムとして制作され

          鍵に結ぶ、海への想い SEAMANMADE キーホルダー

          日影にて 甘味な休息 葉山路 -和菓子「日影茶屋」-

          朧月浮かぶ初春の海岸通りを歩くと 日によっては、肌寒い風が襟元をなでます。 それでも梅香漂う季節にはなぜか甘味の誘惑に負けてしまう。 今回は葉山の銘品、日影茶屋の和菓子をご紹介しよう。 朧月浮かぶ初春の海岸通りを歩くと 日によっては、肌寒い風が襟元をなでます。 それでも梅香漂う季節にはなぜか甘味の誘惑に負けてしまう。 今回は葉山の銘品、日影茶屋の和菓子をご紹介しよう。 〇日影茶屋大福 滋賀羽二重糯を使用し、杵で丁寧に突き上げた餅生地で お米本来の香を愉しむことができる。

          日影にて 甘味な休息 葉山路 -和菓子「日影茶屋」-

          楚々たる梅の薫り 葉山 春だより

          真冬のトンネルを抜けると大気も樹木も色づき 葉山の町かどにそこはかとない温もりがたなびいているようです。 今日はThe Canvas Hayama Parkからお散歩で7分、 しおさい公園の二分咲きの梅に挨拶をしてきます。 園の中央にある紅白梅の蕾は 町民に季節の移ろいを知らせるシンボル的記念樹です。 園内から松林を通して煌めく一色の海がまばゆい。 梅林の古木はその名の通り潮騒の音色を聞き 幾年月その木肌に沁みこませています。 まだほんの春の先っぽだけど水の流れに揺

          楚々たる梅の薫り 葉山 春だより

          テーブルに香るピエモンテの風 葉山 「ミウラーゼ」

          昨年5月、三浦半島の先から葉山に届いた絶品のピッツアは 私たちにそれは美味しく幸せな時間を約束します。 可愛い手作り感あふれる店構えやイタリア風情たっぷりの店内は まるでイタリアの家庭的なピッツエリアに来ているようです。 本場イタリア,トリノのリストランテで修行を積んだ ミウラーゼのピッツアイオーロは 太陽のような笑顔で迎えてくれました。 ご主人いわく食事は人を形成する大切なものであり それを作り提供することは人の身体のために 自分の出来る役割であると。 美味しい食材を見極

          テーブルに香るピエモンテの風 葉山 「ミウラーゼ」

          森戸大明神 左義長神事  彼の地の平穏を願う

          新年あけましておめでとうございます。 旧年中はThe Canvas Hayama Parkを ご利用いただきありがとうございました。 今年もどうぞよろしくお願いします。 早々に起こりました惨事に心痛む年始でありましたが どうか一刻も早く安心な日常が戻りますように 心よりお見舞い申し上げます。 葉山は例年になく暖かく穏やかな元旦を迎えました。 去る1月15日葉山森戸大明神において 左義長紳事が執り行われました。 1年間の無病息災を願い 持ち寄られたしめ縄や松飾りに神職が燈明か

          森戸大明神 左義長神事  彼の地の平穏を願う

          2024年、来る年に祈る。雲海のような水面に平和の暁を。(2023.12.29)

          2023年も多くの皆様に御宿泊いただき誠にありがとうございました。 「The Canvas Hayama park」のスタッフ一同、心より御礼申し上げます。 お陰様でオープンして7年の月日が流れました。 その間「暮らすような滞在」は大切な想い出を刻み、皆様からの嬉しいお声をたくさんいただけました。 2023年はようやく数年前の穏やかな風が葉山にも流れました。 暗雲たちこめた長い季節は家族が、友人がひとつ屋根の下で幸せを紡ぐことが どんなに愛おしい時間であるかを確かめる試練で

          2024年、来る年に祈る。雲海のような水面に平和の暁を。(2023.12.29)

          旅するレシピ Gazebo フィッシュアンドチップス。

          二人は長い旅を続け探していた。 食いしん坊の二人が巡る波路の果てには誰も口にした事のない 魅惑の料理や宝石のようなカクテルが待っている。 ある時どんな食べ物を人びとに提供すれば喜ばれるか思案にくれていたそうな。 大好きなフィッシュ&チップスを食べながら気付くというからなんとロマンチックな運命の出会い! 恋人は実はすぐ近くにいたかのように 秋鮭とカレイが絹のような衣を纏い香り立つ。 ほんとに美味しい食事がいつも何も裏切らず出てくるのは幸せというしかない。 葉山のフィッシュ

          旅するレシピ Gazebo フィッシュアンドチップス。

          いずれも個性派、葉山カレー

          今回は独特の個性で唯一無二の存在感を 放つ葉山のカレーをご紹介しよう。 ★H and Cafe The canvas Hayama Park から徒歩2分。 地元野菜をふんだんに使った多国籍創作料理で根強いファンを持つ同店。 こちらのカレーはグリルした野菜たっぷりのキーマカレー(スパイシー中辛)。 地元契約農家の新鮮な野菜は色鮮やかだ。 まず食前に出るスムージーは身体を爽やかに浄化する。 化学調味料、添加物を使用せず素材の旨味を生かした菜食健美な逸品である。 雑穀ご飯

          いずれも個性派、葉山カレー

          静寂の葉山にまばゆい秋色を訪ねる

          秋深い葉山から海沿いを走り  少し足をのばして訪れた広い公園。 「ソレイユの丘」に着くと 低く輝く太陽が丘陵を山吹色に照らし のどかな陰影が浮かび上がる。 長く続く葉野菜のうねがエメラルド色に染まり とても美しい。 青空に映える秋桜が万華鏡のよう。 圧倒的な色彩を放つモザイクの花畑に はしゃぐ友の歓声。 南郷の丘の上、公園は金色に染まる 扇の葉が黄色く色づくと北風の吹くしるし 毎年のことなのに毎年心打つ大きな銀杏 辺りを明るく染めて、はらはらと舞い 地面を黄金の絨毯

          静寂の葉山にまばゆい秋色を訪ねる

          詩情あふれる葉山時間。

          その夏訪れた避暑地は陽光が乱舞し ブラインド越しの町は熱風で白く霞むようだった。 私は心のほてりをおさえて潮騒に願う、 ここで疲れた羽根を休めるのだと。 子供たちはかけがえのない季節の宝を抱いて 日没の岬で心の海を旅していたに違いない。 水平線の向こうからやってくる原色の夢を きっと忘れはしない 私はといえばかすかに息の荒い愛犬に引かれて 赤銅色の二の腕と波間になくしたビーサンを想う。 人々は去っていくが或る年の夏を一つここに 残して行くに違いない。

          詩情あふれる葉山時間。

          初秋の葉山で涼やかな足音を愉しむ。

          熱く長い夏だった 肌を刺す陽光が水平線に滲む。 西に伸びる長い影。 渚は海人たちが特別にホットな季節を盛り上げ 砂地も磯も人びとの歓声で白く煙るようだった。 木漏れ日を踏んで 海岸まで数分の小径を行けば 覆うような緑の茂りにいまだ煌めく陽光が眩しい。 葉山公園は白いガゼボに名残のシルエット。 日ごとに、ゆっくりと冷めてゆく砂地。 それでもずいぶん早く落ちる秋の陽と 遠くには波浪高く、漲る波の声。 雲間には黒々と富士の稜線も際立つ。 夜明けはひんやりした空気が ヴィラ

          初秋の葉山で涼やかな足音を愉しむ。