113濃尾の祭神的特徴:三明神(国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊)を祀り、列島創生神イザナギ・イザナミをどの地域よりも突出して多く祀る。そして、何よりも「天照国照彦」天火明の妃、子、孫など関係諸神をあちこちで体系的に祀っている。神社(祭神)分布を素直に見れば、弥生初期国家形成は濃尾。
「玉置神社」 日本書紀によると、建国の人は神武天皇、最初の神は国常立尊(くにのとこたちのみこと)とのことらしい。 奈良県にある「玉置神社」の御祭神の一人は国常立尊である。 国の祖は神であるならば、本日、玉置神社の方向に向かって一礼するのも、作法として、間違いでは無いだろうと思う。
098神道原初神:国常立尊(天御中主神)は、陰陽分かれ葦牙姿で誕生。五徳を有す。次に、【水徳】国狭槌尊、続いて【火徳】豊雲野神、以下、【木徳】泥瓊・沙土泥瓊尊、【金徳】大戸之道・大苫邊尊、【土徳】面足尊・惶根尊を生む。つまり、水→火→木→金→土徳神の順。「神皇正統記」北畠親房。
043原初神を悉く祭る濃尾。国常立尊(御嶽神社)、国常立尊・国狭槌尊・豊雲野神(三明神社)。伊邪那岐・伊邪那美(白山神社)が突出分布。三貴神(月読命・スサノオ。アマテラス)の中心神:スサノオ(津島大社)、その子:天火明命、大歳神(ニギハヤヒ)、同神妻、孫神一切を祭る地域。