酉島伝法

オススメ小説 「るん(笑)」【note版】
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オススメ小説 「るん(笑)」【note版】

【オススメ小説】 るん(笑) 著者 酉島 伝法 概要とあらすじ  とある人物の関係者を主人公とした3つの短編からなる一冊。 作中では、科学よりも所謂「スピリチュアル」や「無根拠な民間療法」など似非科学が優位となっており、現実では「信憑性のない異常」なことが「疑いようのない日常」として描かれる。そして、その日常に居ながら、明確ではないが違和感を感じつつ生活する3人を中心に描かれる。 ▼”三十八度通り” 一ヶ月以上に渡って、38度の微熱が続く「土屋」は妻「真弓」に隠れてゲ

酉島伝法「お務め」書評

酉島伝法「お務め」書評

今週2本目の書評は船越虎さんに書いていただきました。 酉島伝法「お務め」(大森望編『NOVA 2021年夏号』収録) 評者:船越虎  この物語の主人公である「彼」は侍従が持ってくる角灯の明かりで目覚め、居室とその隣にある診療室、そして果てしない廊下の先にある食堂を往復する日々を送っていた。診療室では何本もの注射を打たれ、食堂では豪華な食事がふるまわれる。「彼」のもとには時折、訊ね人がやってきて色とりどりの生地や仕立てた服や靴などを持参しては「彼」に意見を求めてきた。

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1500点/50%OFFで早川書房が送る「夏のKindle本セール」、ただいま開催中!〜担当者のオススメ作品【国内SF】

1500点/50%OFFで早川書房が送る「夏のKindle本セール」、ただいま開催中!〜担当者のオススメ作品【国内SF】

現在Kindleストアで開催中の「夏のKindle本セール」。早川書房の電子書籍約1500点が50%OFF! 6/22(火)いっぱいまでですので、ぜひこの機会にKindleストアにアクセスしてみてください。 さて、そうはいっても1500点もあるとなかなかお目当ての作品にたどり着くのも難しいですよね。そこで少しでも選書の助けになれば、と担当者がオススメしたい作品を勝手にお届けします。今回は国内SFです! *** まずは神林長平『先をゆくもの達』。神林氏の作家デビュー40周

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最近読んだ本の話 vol.19

最近読んだ本の話 vol.19

 「最近読んだ本の話」の第19弾です。予想をはるかに上回る早さで梅雨入りしてしまい、ますます家にいる時間が長くなりそうですが、読書するにはいいんだろうか?今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、アントニオ・タブッキ『他人まかせの自伝――あとづけの詩学』 パリのカフェの小さなテーブルで、ふと耳元によみがえった亡き父の声。それは夢で聴いた声であり、そこからある物語が生まれた──。現代世界文学の旗手として注目される著者が、自作を手がかりに創作の契機を綴ってゆく。フィクション

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百々似Tシャツ

百々似Tシャツ

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2021.04.10

2021.04.10

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2021.01.13

2021.01.13

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(感想)「るん(笑)」

(感想)「るん(笑)」

酉島伝法さんの小説が大好きで、サイン会や講演会にも行ったことがあります。宿借りの星が刊行された際のサイン会で頂いたイラスト付きのサイン本は大事に本棚に並べています。 この短編集は科学がスピリチュアルに取って代わられた世界を舞台にした、3篇が収録されています。帯に「奇才・酉島伝法がはじめて人間を主人公にした作品集」とあって(注: これは皆勤の徒の某短編を思い起こすと?という感じですが、作品集としてすべて人間が主人公になってるのが初、ということでしょうか)、酉島作品好きとしては

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最近読んだアレやコレ(2020.12.31)

最近読んだアレやコレ(2020.12.31)

 2020年最後の読書感想文になりますが、書き始めたのが12月31日22時50分なので、記事をアップするのは普通に年が明けてからになるかもしれません。ただ、今回扱う4冊はいずれも年内に読んだものであるため、タイトルのナンバリングは12月31日に固定しておこうと思います。年の瀬ですね。私の両親は、年末気分を味わいたいので紅白は観たいがTVの音声が嫌いなので、無音のまま紅白を流して「この歌手は口を大きく開けているなぁ~」など言いながら笑い合うという奇癖を持っており、私はそれをおも

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【お仕事】Numero TOKYO「年末年始に読みたい本(2020-2021)」

【お仕事】Numero TOKYO「年末年始に読みたい本(2020-2021)」

雑誌『Numero TOKYO』(扶桑社)でのブックレビュー、12月分が「おすすめ! 年末年始に読みたい本」として公開されました。 今月ご紹介しているのは…… 📕 酉島伝法さんによる痛快ディストピア『るん(笑)』(集英社) 📗 コルソン・ホワイトヘッド氏の2度目の(かつ2作連続の)ピュリッツァー賞受賞作となった『ニッケル・ボーイズ』(早川書房 藤井光さん訳) 📘 時間SFとしてもミステリとしても楽しめる、ケイト・マスカレナス氏の『時間旅行者のキャンディボックス』(東京創元

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