コロナ対策で日本の財政金融は大きな影響を受けている。法人の支払い準備のための預金増のほか特別定額給付金を個人が預金したことの影響も無視できない。しかし消費者物価はほぼ横ばいだ。財政支出が大幅に増えており主として短期国債で賄われている。 https://www.fsight.jp/articles/-/47224
財政支出が増えても、日本銀行が購入すれば、金利上昇を招くことはない。 日銀は、当座預金の残高を増やすという帳簿上の操作だけで国債を購入できるので、いくらでも購入できるのだ。これこそ「マネーの魔術」の神髄だ。 https://www.fsight.jp/articles/-/46918
コロナ対策のために財政支出が急増しこれから日銀による購入が行われるだろう。これによってマネーが増えるがインフレが引き起こされることはないだろう。「コロナ後」も日銀が国債を購入し続ける可能性が高いが、これもインフレにはつながらないだろう https://www.fsight.jp/articles/-/46864
Q:国債発行には本当に上限がないんですか? A:事実上ありません。国債発行額は過去130年間で約500万倍に増加しています。発行額単体で議論するのではなく、物価上昇、資産と負債全体を俯瞰して捉え『規模』ではなく『バランス』、つまり通貨発行という性質を加味した財務視点が大切です。
Q:コロナ禍で中小企業の救済を優先すべき理由は? A:日本企業のうち中小企業が占める割合99.7%。中小企業の従業員数70%。中小企業が占めるGDP60%。 つまり日本経済の大部分は中小企業で成り立っています。 政府の財政政策は中小企業に焦点を当てないとリセッションは防げません。
【知られざる国債の真実】 まだまだ誤解の多い国債の話。 Q:国債1,000兆円超はすべて国民の負担ですか? A:約半分は日銀が保有してます。詳細は、銀行が保有している国債を日銀が買い入れて、日銀から銀行にお金を供給しています。その結果、日銀が国債を保有することになります
Q:日銀の国債買入れの上限撤廃は有効ですか? A:効果は薄いと考えます。 これによって日銀が銀行の持つ国債を買入れて、お金を銀行に供給し、そのお金を企業への融資に使う。という思惑ですが、先行き不透明下で借金しようとする企業は限定的です。倒産させて資金を守る会社は減らないでしょう。
【事業規模108兆円の誤解】 Q:真水とはなんのことですか? A:政府が直接市場に供給するお金のことです。休業補償や一律給付金がその代表です。企業•個人への無担保融資や納税期間の延長などは、最終的にお金を回収することになりますから真水に含まれません。
【知られざる国債の真実】 まだまだ誤解の多い国債の話。 Q:国債の発行は有限ですか? A:事実上無限にできます。ただし、国債発行によって政府が調達したお金を市場に供給しすぎて過度なインフレを引き起こさないようにバランスを取ることが必要です。
【国債を返済することは絶対にやってはいけないワケ】 『国債=政府の負債』は日本の場合は自国通貨建てで発行しています。 つまり取り立ては起こり得ないわけです。 むしろ政府が税金によって得たお金が再び世の中に投資されず返済に当てられるということは、国民の所得が減るということです。