TMT

貨幣の話をメインに書いていきます。 とにかく分かりやすくを目標にしてます

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最近の記事

消費税反対派の為のメモver3

最近のSNSでの消費税反対論が混沌としているのでまとめてみます 3度目の修正 間接税である事 そもそもが消費への課税が問題なのでは?という視点を追加してみた 直接税、間接税問題制度の仕組みとしては間接税として運用されている 消費税の問題点は間接か直接に影響される事ではなく 消費への課税その物が問題だと思う 間接税とする理由 最終消費者が11000円で商品を購入して消費税率10%の場合 間にどれだけの中間業者がいてもそれらの業者の合計納税額が1000円になる点が分かりやすい

    • 「使ったら無税」確定申告をぶっ壊す税制を考える

      現在考えている事のまとめ お金は使われてこそ意味が有る 累進性の確保 財源の安定より景気に合わせた変動 これをシンプルに目指す案として考える 基本構想 実際にはいろいろな問題点もあると思うが 現在の制度でも個別の対応で補っているのでベースの税制案 確定申告は途轍もなくシンプルになる 年末等の期日の金融資産の評価額+現金を申告すればいい 昨年との差額に土地の固定資産税をプラスされて算出される デジタル化が進めば申告は現金額だけでいい 何に使った等の記録も必用がない 現

      • ポイントで考えるお金の仕組み

        お金はポイントお金の本質はポイントやクーポンの発行を考えると分かりやすい 基本となるのは、 データや紙切れにどうやって価値を与えるのか? 答えは単純で、 それを保有や使用する事で何らかの利益が得られる約束をする事 これによってデータや物にそれ自体が持つ以上の需要が生れ価値に繋がる お金とはこういった物の一種に過ぎず 企業の債券や個人の借用書、店舗のポイントから 国家が発行する国債や硬貨、日銀が発行する日銀券や日銀当座預金、銀行が発行する銀行預金まで仕組みは変わらない

        • Stable diffusion webui(AUTOMATIC1111) 導入とPytorch 2.0化

          ※現在、バージョンアップで普通に導入するとPytorch2.0になりますので、この記事は参考にせずに普通にインストールしてください。 オマケの部分くらいは参考になるかもしれません。 Pytorch 2.0化のついでに windowsでのローカル環境構築をメモ的に書いてみます。 とりあえずCUDAが利用できるPC環境を用意しましょう。 簡単に動かしたいPyTorch2.0で導入したい方は前半は飛ばしてください インストール CUDA tool kit 11.7をインス

        消費税反対派の為のメモver3

        • 「使ったら無税」確定申告をぶっ壊す税制を考える

        • ポイントで考えるお金の仕組み

        • Stable diffusion webui(AUTOMATIC1111) 導入とPytorch 2.0化

          租税貨幣論と無税国家

          結論としては 無税国家は可能だが推奨しない が、詳細に書いてみます 租税貨幣論 MMTerのいう租税貨幣論とは税金や行政サービスや国営企業のサービスの対価を含めて、国家がそれ対価として受取る事で貨幣が安定して流通するという感じで私は認識しています。 ただ、国家以外が発行する貨幣的な物 例えば、 店舗ポイントを物やサービスと引き換えに回収する事を租税と呼ぶのか?といえば違和感を感じる MMTがIOU等広範囲な貨幣的な物を考えるなら 租税貨幣論ではなく、 誰かが価値あ

          租税貨幣論と無税国家

          お金(政府支出)は増やし続けた方がいい

          なるべくシンプルに説明してみる。 例えばある村があり、 その村で村専用のお金を発行して村人全員に同額配り、それの利用を強制したとする。 取引等で利用されて行けば、お金の所有金額はそれなりに偏っていく事になる。 巨大な資産を持つ人の資産に対する消費の割合は、少ない資産しか持たない人と比べると圧倒的に少なくなる。 そして、発行されているお金の額が変わらないと、取引金額の減少に伴い村全体の取引や活動がどんどん制限されていく事になる つまり、新たなお金を発行して村の経済に投

          お金(政府支出)は増やし続けた方がいい

          池戸万作vs成田悠輔 簡易書き起こし+感想

          youtube君の字幕をだいたい流用して検証していきます 個人的な感想としては中身としては池戸さんが正しいがうまく伝わっていないという事で文字で見ると印象も変わるかなと考えました。 成田さんや平石さんも勘違いしているが成長→支出という流れではないという事だけは言っておきたい。 政府は日本というゲームの運営の様な物でまずシステム側からの通貨供給がなければゲーム内経済は回らない。 物々交換ができるじゃないか?という意見もあるかもしれないがとても不便になる。 政府支出が先+GDP

          池戸万作vs成田悠輔 簡易書き起こし+感想

          財政支出の増加とGDP増加は因果関係

          因果関係 上記の前提で一部界隈で話題の因果関係問題について考えてみました。 基本的にはこれが答え GDP=消費+投資+政府支出+(輸出-輸入) 原因の一つなんだから複雑に考える必要もなく因果の一つ 使い方によって別な因果が変化するとしても基本的には増加要因である事は揺るがない。 だから相関か因果であるかという議論自体が無意味で 言えるのは、因果ではあるがその他の因果の複雑な関係で最終的なGDPは増えるとは限らないとなら言える。 GDPが支出を決める説 政府支出=GD

          財政支出の増加とGDP増加は因果関係

          IOUと貨幣

          twiiterの論争を眺めていての個人的まとめ 個人的なイメージ論争をみている限りIOUの範囲はかなり広くお気持ちまでを含むが、お気持ちは譲渡性がなく流通性がない点から、IOUを記録した物やデータをトークンとして、トークンには貨幣(国家保証付)、ポイント、株式等があるというのが個人的なイメージ IOU=貨幣論論争を見ている限り私の考えるトークンのイメージがIOU=貨幣って事なんだろなと感じます。 これはこれでokかなという印象 MMT的なIOU=貨幣論の矛盾トークン=I

          IOUと貨幣

          松田プラン 感想&私案

          選挙も近いし久々に書いてみます。 現在、松田さんがyoutubeにアップロードしている5本の松田プラン動画を2倍速で聞いたのでまとめてみます。 聞き間違いがあったらすいません 松田プランを簡単にまとめると日銀保有の国債を期限が来たものから政府発行のデジタル円で償還する。 利払いが必要なくなる。 日銀は国債の代わりにデジタル円を入手。 これで財務省も日銀にも出口が出来て納得する。 民間は金融機関で手数料を払ってデジタル円を両替できる。 デジタル円は行政サービスや支払いに使え

          松田プラン 感想&私案

          TMT改(トークン視点での円システム)

          トークンの発行と保有の図国と金融機関の発行する円単位の貨幣トークンの発行と保有の図になります。 その他の組織が発行する円建トークンまで含めると広がりすぎるので一般的に貨幣(日銀当座預金、現金(硬貨+紙幣)、銀行預金)とされる部分と預金と交換で発行された借金までを図にしております。 発行されたトークンは発行者の約束があって初めて価値があるので、発行高と保有高はの合計は基本的に同じになります。 (紛失や破損した硬貨や紙幣を考えると微妙に発行高>保有高) 図にしてみると誰が発行し

          TMT改(トークン視点での円システム)

          TMT改(貨幣理論)

          Token Monetary Theory改訂版です。 いろいろ教えられた事、考えた事合わせて書き直しました。 基本的な考え方としては、 トークンは誰かの約束と内容の信用によって価値が生まれた物、ドルや円などの通貨は複数の貨幣トークンの繋がりによって形成される。 これだけになります。 とりあえず通貨や貨幣は下記の様な使い分けをしております。 通貨=円、ドル、などの取引単位 貨幣=通貨単位の取引を記録したトークン 物の価値例えば金は安定していて稀少な事が主な価値の源泉だ

          TMT改(貨幣理論)

          銀行預金ってなに?

          あまりまとまってないですがざっと書いてみました。 銀行預金とは、 各銀行が独自に発行している自行内で通用するポイント A銀行預金 B銀行預金 C銀行預金 D銀行預金 等の様々銀行の自行内で通用するポイントの総合計 それに現金を足した物がマネーストック 日銀ポイント(現金+日銀当座預金)がマネタリーベース お店のポイントは発行したお店のサービス提供があって価値が生まれ、 銀行ポイントは現金への交換、もしくは他行への振込みでの決済代行。 日銀ポイントは親会社である政府への納税

          銀行預金ってなに?

          財政破綻論に対する回答例(インフレ問題)

          前回の借金問題の続きです。 インフレ問題国の借金問題が解消すると次はインフレ問題となりますので、こちらも解説してみます。 インフレそのものは問題ではない 基本的にはお金を増やしても減らしても現実の物やサービスの供給は変わらずに、その分配が変わるだけ、 結果として需要に変化が生まれる事で供給も増減する。 例えば、政府が明日から今までの1円は新10円と定めて、 それに応じた現金の交換や銀行預金や借金の等の額をすべて10倍にしても、 数字上は物価も為替もそれに応じて変化する

          財政破綻論に対する回答例(インフレ問題)

          国債廃止の利点

          以前書いた下記のnoteの続きになります。 国債廃止によって可能な金融政策と財政政策の分離の利点について書いてみます。 金融政策は国債等の売り買いによって満期まで持った場合の無リスクの金利を調整する事によって市場での金利を調整する政策。 インフレを抑制する為には、 金融引締めとして、買っていた国債などを売りオペで放出して金利を上げる事で経済活動を抑制してインフレを抑制する インフレの問題は中低所得者の生活を圧迫することにあるのだが、金融政策によるインフレ抑制には問題点

          国債廃止の利点

          財政破綻論に対する回答例(借金問題)

          財政破綻論に対するわかりやすい回答を考えてみます。 大きな問題となるのは、 借金での破綻とインフレ問題 まず借金問題について解説してみます。 借金問題破綻論者の最初の質問としてあるのが発行した国債をどうやって返すのか? これに対して、 返す必要がない 借換する事ができる 借金ではない 等が一般的な回答になる。 これは理解していない相手には通じにくい。 そして借金の証こそがお金であるという理解からも遠くなる。 政府と日銀の一体性と普段利用しているお札自体が借金の証

          財政破綻論に対する回答例(借金問題)